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Interstage Service Integrator V9.4.1 解説書
Interstage

2.2.5 キュー間転送機能

キュー間転送機能は、キューとキューを連携し、キューに格納したメッセージを、確実に相手側のサーバのキューに転送する機能です。キュー間転送機能を使用することで、サーバ間の関係を疎にしたシステムを構築することができ、サーバのメンテナンスによる停止時に、連携しているサーバを継続して運用することができます。

図2.8 キュー間転送のイメージ

キュー間転送のパターン

キュー間転送では、複数の種類のキューとの連携ができ、対向側のキューとして以下のキューと連携できます。

注意

  • ISI側のキューはJMS-Rだけが連携可能です。

  • ISI側と対向側のキューは1対1で連携します。

  • 対向側サーバは、1つのサーバ上では同じ種類のキューだけが連携可能です。複数の種類のキューと連携する場合は対向側サーバを分けてください。

JMS-R キューとの連携

JMS-Rキューと連携する場合、以下の連携パターンがあります。

図2.9 対向側がJMS-Rのパターン

JMSキューとの連携

JMSキューと連携する場合、以下の連携パターンがあります。

図2.10 対向側がJMSのパターン

注意

  • Interstage Application Serverのアプリケーションとの連携の場合でも、対向側にISI Enterprise Editionをインストールしてください。

  • Interstage Application Serverで開発したJMSを読書きするアプリケーションで作成するJMSメッセージは、バイナリ型で格納してください。

  • キューの種類が異なるペアのキュー間転送では、ISIアプリケーションで受信APIを使用する場合、取り出したい種類のメッセージだけを受信する機能(フィルタ設定)は利用できません。

MQDキューとの連携

MQDキューとの連携する場合、以下の連携パターンがあります。

図2.11 Interstage application ServerのMQDキューとの連携パターン

注意

  • Interstage Application Serverのアプリケーションとの連携の場合でも、対向側にISI Enterprise Editionをインストールしてください。

  • Interstage Application Serverで開発したMQDを読書きするアプリケーションで作成するMQDメッセージは、バイナリ型で格納してください。

図2.12 グローバルサーバ上のMQDキューとの連携パターン

注意

  • 連携できるグローバルサーバ側のソフトウェアとバージョンについては“ISI導入ガイド”の“動作環境”を参照してください。

  • ISIサーバからグローバルサーバへ送信可能なメッセージサイズの上限は1999996バイトです。