同報機能は、1か所から受け取ったメッセージを複数のあて先に送信する機能です。
以下の同報機能を提供します。
アウトバウンド同報
同じメッセージを複数のサービスエンドポイントに送信する機能です。
アウトバウンド同報の主な特長は、以下のとおりです。
非同期メッセージング構成で利用できます。
接続方式を混在して指定できます。
あるメッセージの送信でエラーが発生した時、ほかの送信を継続して実施するか、送信を中断するかを選択できます。互換モードのISIサーバでだけ利用可能です。
シーケンスにおいて、メッセージ送信(メディエータファンクション)の後続に、ほかのメディエータファンクションが存在し、同報機能でエラーが発生した場合、シーケンス処理を継続して後続のメディエータファンクションを実行するか、処理を中断するかを選択することができます。互換モードのISIサーバでだけ利用可能です。
図2.6 アウトバウンド同報のイメージ
シーケンス複数実行
ISIが受信した1つのメッセージを異なる複数のサービスエンドポイントに送信するための機能です。送信先に合わせてメッセージを作成するために、シーケンスを複数実行します。互換モードのISIサーバでだけ利用可能です。
非同期メッセージング(メッセージ保証あり)構成を使用した場合だけ使用可能です。
順番保証機能が有効な場合は、各シーケンスは定義順に順番に実行します。順番保証機能が無効の場合は、各シーケンスは並行して実行されます。
図2.7 シーケンス複数実行のイメージ