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Interstage List Works V10.1.0 帳票印刷配信機能メッセージ集
Interstage

1.2 システムログに出力されるメッセージ

メッセージはシステムログとして出力されます。ここでは、List Manager運用中に帳票管理サーバのシステムログに出力されるメッセージと、その原因、対処方法を示します。

ポイント

  • 帳票出力サーバに発生した異常のエラー情報(ソースがListmanagerのイベントログ)を帳票管理サーバのシステムログ(FJSVlstmのメッセージ)に出力するように設定できます。帳票管理サーバの環境設定ファイルのErrorWatchLevel キーに「0」以外の値を指定します。詳細については、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 セットアップガイド”の“3.5.2  帳票管理サーバの環境設定ファイルのキー一覧”を参照してください。
    また、帳票出力サーバで発生したエラー原因を特定する場合は、帳票出力サーバのイベントログを参照するようにしてください。帳票出力サーバのイベントログについては、以下を参照してください。
    ⇒“2.1 イベントログに出力されるメッセージ

以下に、List Managerが出力するメッセージ形式を示します。

日付   ホスト名   プロセス名  [プロセスID ] : [  ID   IDファシリティ.  プライオリティ]   
UX:ラベル名:重要度:PDF 変換機能のコンポーネント名:イベントID:エラー番号:
メッセージ
日付

ログの出力日付です。 “月 日 時:分:秒” のフォーマットで出力されます。

ホスト名

ホスト名です。

プロセス名

システムログを出力したプロセスのプロセス名です。 ラベル名が"FJSVmsgtf"のシステムログの場合、固定文字"FJSVmsgtf"が出力されます。

プロセスID

システムログを出力したプロセスのプロセスIDです。ラベル名が"FJSVmsgtf"のシステムログの場合、何も出力されません。

ID

固定文字"ID"とシステムログにより任意に割り振られるIDが出力されます。

IDファシリティ

システムログのファシリティです。ラベル名が"FJSVlstm"の場合、"user"が出力されます。ラベル名が"FJSVmsgtf"、およびラベル名が"FJSVlmmi"のシステムログの場合、"daemon"が出力されます。

プライオリティ

システムログのプライオリティです。"error"、"warning"、"info"のプライオリティが出力され、 メッセージ本文内の重要度と、それぞれ対応しています。

ラベル名

固定文字列"UX:"とラベル名が出力されます。ラベル名には、以下のものがあります。

FJSVlstm:

List Managerのメッセージであることを表します。

FJSVmsgtf:

GSコネクタ連携時、MessageTransferシステムのメッセージであることを表します。

FJSVlmmi:

ホスト帳票連携時のメッセージであることを表します。

重要度:

以下のいずれかの文字列が出力されます。

  • INFOまたは情報

  • WARNINGまたは警告

  • ERRORまたはエラー

ポイント

  • 出力されるメッセージの重要度にしたがって、処理は以下のようになります。

    • WARNINGまたは警告の場合は、処理を続行します。

    • ERRORまたはエラーの場合は、処理を中止します。

イベントID:

ラベル名が"FJSVmsgtf"のメッセージ(MessageTransferシステムのメッセージ)でのみ出力されます。

エラー番号:

ラベル名が"FJSVlmmi"のメッセージでのみ出力されます。

メッセージ:

エラーの原因および対処方法を表すメッセージや情報が出力されます。

メッセージ本文は、ラベルによって、メッセージの出力のされ方が異なります。

詳細は、出力されるラベルによって、以下を参照してください。

ラベルがFJSVlstmの場合:

重要度が「INFO」または「情報」の場合、メッセージ本文のみが出力されます。
重要度が「WARNING」または「警告」の場合、メッセージ本文のみが出力されます。
ただし、帳票の出力の強制中止を行った場合など、場合によっては、"[現象]メッセージ本文"という形式で、メッセージ本文の前に現象が"[]"で囲まれて出力されます。
重要度が「ERROR」または「エラー」の場合には、"[現象]メッセージ本文"という形式で、メッセージ本文の前にエラーの現象が"[]"で囲まれて出力されます。
現象として、出力されるメッセージについては、以下を参照してください。
⇒“1.2.1.1 現象

また、メッセージ本文の詳細については、以下を参照してください。
⇒“1.2.1.2 メッセージ本文

ラベルがFJSVmsgtfの場合:

GSコネクタ連携時に出力されるMessageTransferシステムのシステムログおよびMessageTransferシステムの運用コマンドのメッセージです。

出力されたメッセージについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 GSコネクタ連携メッセージ集”を参照してください。

ラベルがFJSVlmmiの場合:

ホスト帳票連携時に出力されるメッセージです。

出力されたメッセージについては、オンラインマニュアル“帳票印刷配信機能 ホスト帳票連携メッセージ集”を参照してください。

システムログの出力例
ラベルがFJSVlstmの場合:
Dec 21 09:48:50  lm080  fjsvlstmd [13090]: [ID 510328 user. error] UX:FJSVlstm
    (*1)         (*2)      (*3)    (*4)        (*5)   (*6)   (*7)     (*8) 
 ERROR [帳票の出力に失敗]   詳細はListCREATORのイベントログで確認してください。(帳票:売上伝票10
 (*9)       (*10)                                   (*11)
帳票ID20050121-0000003165-0001-00000000、論理あて先:Id-kawasaki-prt1 詳細:、コード:ffffffff
(*11) [0200030b001c0000040200000020ffffffffffff] (*12) (エラー発生時刻:Tue Dec21 09:48:14 2004、エラー発生マシン名:CLARK (*13)

*1:
エラー発生時刻です。

*2:
ホスト名です。

*3:
プロセス名です。

*4:
プロセスIDです。

*5:
IDです。

*6:
IDファシリティです。

*7:
プライオリティです。

*8:
UX:ラベル名です。

*9:
重要度です。

*10:
現象です。

*11:
メッセージ本文です。

*12:
バイトデータです。

*13:
補足情報です。

ラベルがFJSVmsgtfの場合:
May 21 09:50:50  lm080  FJSVmsgtf: [ID 857817 daemon.error] UX: FJSVmsgtf: エラー:
      (*1)       (*2)      (*3)        (*4)     (*5)  (*6)       (*7)       (*8)
KXQ10308: CKPTファイルの読み込みに失敗しました.識別名=LMMT001, ブリッジノード識別名=brid
 (*9)                                 (*10)

*1:
エラー発生時刻です。

*2:
ホスト名です。

*3:
プロセス名です。

*4:
IDです。

*5:
IDファシリティです。

*6:
プライオリティです。

*7:
UX:ラベル名です。

*8:
重要度です。

*9:
イベントIDです。

*10:
メッセージ本文です。

ラベルがFJSVlmmiの場合:
Apr 25 09:25:26 firesole [576]: [ID 196392 daemon. warning] FJSVlmmi:01005:  List file is not
      (*1)        (*2)    (*3)      (*4)     (*5)    (*6)      (*7)   (*8)          (*9)
found(xxx). Detail code = 04101004
                (*9)

*1:
エラー発生時刻です。

*2:
ホスト名です。

*3:
プロセスIDです。

*4:
IDです。

*5:
IDファシリティです。

*6:
プライオリティです。

*7:
ラベル名です。

*8:
エラー番号です。

*9:
メッセージ本文です。