Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0
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付録C 旧バージョンからの移行> C.3 Internet Navigware Server Enterprise Edition V8.0からの移行> C.3.4 データの移行

C.3.4.3 SQL Server からの移行


Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L40で、SQL Server 2000、または SQL Server 2005は使用できないため、SQL Server 2008、またはSQL Server 2008 R2、またはSQL Server 2012にバージョンアップする必要があります。
データベースサーバをバージョンアップする場合は、データベース製品のマニュアルに従い、バージョンアップを行ってください。
あらかじめ“C.5 データベース製品のバージョンアップ”を参照してデータベース製品のバージョンアップおよび環境設定を行ってください。


SQL Serverの場合、以下の手順でデータを移行します。
  1. SQL Serverデータベースサーバを、別サーバに新規インストールした場合、SQL Serverデータベースがインストールされたサーバで、事前準備でバックアップしたデータをリストアします。
    データベースのリストアは、“24.3.3 SQL Server”に記載された手順を実施してください。
    SQL Server 2012にリストアする場合、24.3.3 SQL Serverの手順2.のd.、および手順3.のd.で、[復元オプション]の[既存のデータベースを上書きする]をチェックし、[ログ末尾のバックアップ]の[復元前にログ末尾のバックアップを実行する]、および[ソース データベースを復元中の状態にしておく]のチェックを外して、[OK]ボタンを押します。
    リストア後のIJServerクラスタの起動手順は不要です。

    また、リストア後、データベースサーバで以下の手順を行い、データベースユーザの関連付けを行います。

    1. タスクバーから[スタート]→[すべてのプログラム][Microsoft SQL Server 2012](または[Microsoft SQL Server 2008])→[SQL Server Management Studio]をクリックします。
    2. サーバーへの接続画面でキャンセルし、メニューの[ファイル]−[新規作成]−[データベースエンジンクエリ]をクリックします。
    3. データベースエンジンへの接続画面で、サーバ名、および認証に[SQL Server認証]を選択し、[ログイン]に管理者ユーザ(sa)、パスワードに管理者ユーザ(sa)のパスワードを入力し、[接続]ボタンを押します。
    4. 以下のSQL文を実行します。
      Use INAVIDB
      go
      sp_change_users_login 'update_one', 'INAVIDB', 'INAVIDB'
      Use CNC
      go
      sp_change_users_login 'update_one', 'CNCDB', 'CNCDB'

  2. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L40がインストールされたサーバで、環境変数CLASSPATHに、SQL ServerのJDBCドライバが設定されていない場合は設定し、設定を有効にするために、サーバを再起動します。

  3. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L40がインストールされたサーバで、コマンドプロンプトを開き、カレントディレクトリを以下に移動します。

    <Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L40のインストールディレクトリ>\db


    例) Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L40をインストールしたディレクトリが、“C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9”の場合、以下のコマンドを実行します。

    C:\>cd "C:\Program Files\Fujitsu\INServerV9\db"


  4. Internet Navigware Enterprise LMS Server V9.0 L40がインストールされたサーバで、データベース移行用バッチファイルを実行します。

    ConvertV8toV9L40.batを実行します。
    ConvertV8toV9L40.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convertV8toV9L40.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、“C.3.6 データ移行エラー時のリカバリ方法”を参照してください。

  5. ConvertCnC.batを実行します。
    ConvertCnC.batファイルと同じディレクトリ配下に、実行時のログ(InsExecuteSQL.log)が残ります。ログの以下の部分を参照してください。

    [SQL FILE] convertV8toV9L40.sql

    実行時例外(Exception)が発生していなければ正常に終了しています。正常に終了していない場合は、“C.3.6 データ移行エラー時のリカバリ方法”を参照してください。

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