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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編

8.1 調査資料の採取について

ここでは、発生した問題の原因を切り分けるために必要な、調査資料の採取方法について説明します。

調査資料の採取コマンド(ctmg_collectinfoまたはrcxadm agtctl snap)を実行して資料を採取する方法、およびVM管理製品の調査資料を採取する方法を以下に示します。

採取コマンドの詳細については、ctmg_collectinfoコマンドは「5.7 ctmg_collectinfo(調査資料の採取)」、rcxadm agtctl snapコマンドは「コマンドリファレンス VE」の「rcxadm agtctl」を参照してください。


採取方法

以下の手順で、サーバ上の資料を採取します。

  1. OSの管理者権限でサーバにログインします。

    調査資料を採取するためには、OSの管理者権限が必要です。

  2. ctmg_collectinfoコマンドまたはrcxadm agtctl snap -fullコマンドを実行します。

    資料を採取するサーバに応じて実行するコマンドが異なるため注意してください。

    • 管理サーバの場合

      【Windows】

      >"インストールフォルダ\RCXCTMG\bin\ctmg_collectinfo" dir <RETURN>

      【Linux】

      # /opt/FJSVctmg/bin/ctmg_collectinfo.sh dir <RETURN>

    • 管理対象サーバの場合

      【Windows/Hyper-V】

      >"インストールフォルダ\Agent\bin\rcxadm" agtctl snap [-dir dir] -full <RETURN>

      >"インストールフォルダ\RCXCTMGA\bin\pmdiag <RETURN> 1)

      【Linux】

      # /opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm agtctl snap [-dir dir] -full <RETURN>

      # /opt/FJSVssqc/bin/pmdiag <RETURN> 2)

      【VMware】

      # /opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm agtctl snap [-dir dir] -full <RETURN>

    注意

    VMware ESXiでは、本製品のエージェントがインストールできないため、調査資料の採取コマンドは実行できません。

    注1) ダイアログが表示されますので、出力先フォルダーを指定して、をクリックします。「Processing Completed Successfully~」のメッセージが表示されたら、出力先フォルダーの以下のファイルを採取してください。

    • PMDiag?.cab

    「?」には作成されたファイル数が表示されます。ファイルが1つの場合は何も表示されません。

    注2) 実行結果は、/tmp 配下に作成されますので、以下のファイルを採取してください。

    • pmdiag_*.tar.gz

    • pmdiag_*.log

    「*」にはホスト名_タイムスタンプが表示されます。タイムスタンプは環境によって表示内容が異なります。

  3. ストレージ管理製品とVM管理製品の調査資料を採取します。

    採取方法については、ストレージ管理製品とVM管理製品のマニュアルを参照してください。

    【VMware】
    VM管理製品がVMware vCenter Serverの場合、以下の操作を行ってください。調査資料はファイルサイズが大きいため、保存場所の空き容量が十分あるか確認してから実行してください。

    1. VMware vSphere(TM) Clientを起動し、システム管理者権限があるユーザーでVMware vCenter Serverに接続します。

    2. メニューから[管理]-[システムログのエクスポート]を選択します。

    3. 採取対象として、VMware vCenter Serverを指定します。

    4. 保存場所を指定して、[OK]ボタンをクリックします。

    採取した調査資料を当社技術員に送付してください。


調査資料については、「運用ガイド VE」の「トラブルシューティング」を参照してください。

また、本章に記述されていないトラブルが発生した場合、「運用ガイド VE」の「トラブルシューティング」を参照してください。