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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 リファレンスガイド インフラ管理者編

1.2 Disaster Recovery対応コマンドのログ出力

対象コマンド

以下のDisaster Recovery対応コマンドは、コマンド実行時にコマンドの開始と実行結果をログに出力します。

ログ出力先

【Windows】

本製品のインストールディレクトリ\RCXCFMG\logs\vsys_dr_log

【Linux】

/var/opt/FJSVcfmg/logs/vsys_dr_log

ログ出力形式

内容は以下のどちらかの形式で出力します。

エラーが発生した場合、エラー種別「ERROR」で、形式2のログを出力します。

Disaster Recovery実施後、対処の必要があるL-Platform

L-Platformを配備中、または構成変更中などの状態でエクスポートし、cfmg_importconfigコマンドによりL-Platform構成情報をインポートした場合、リソースが存在していないL-Platform情報が復旧される場合があります。その場合、cfmg_importconfigコマンドは、リソースが存在していない可能性のあるL-Platformの情報を抽出し、形式1のログを出力します。

以下に出力メッセージの詳細を示します。

Disaster Recovery実施後の対処

Disaster Recovery実施後、vsys_dr_logを確認し、「Disaster Recovery実施後、対処の必要があるL-Platform」で示すログが出力されているか確認します。

Disaster Recovery実施後、対処の必要があるL-Platform」で示すログが出力された場合、L-Platform管理画面に表示されていても「Processing」項目で示される処理途中の処理により次の対処を行います。

  1. SUBSCRIBING

    エクスポート時、配備中であったL-Platformです。

    確認事項

    該当するL-Platformがリソース管理画面に存在するか確認してください。

    パターン1

    状態

    リソース管理画面に存在している。

    対処

    エクスポート実施後、正常に配備されています。配備されているL-Platformをそのまま利用してください。

    パターン2

    状態

    リソース管理画面に存在していない。

    対処

    エクスポート実施後、配備処理が正常に完了されていません。

    以下を実施してください。

    (1) 5.4 cfmg_deletesysdata(不要データの削除)コマンドを使用して該当L-Platformを削除します。

    (2) 再度L-Platformを配備しなおします。

  2. RECONFIGURING

    エクスポート時、サーバ追加・削除、ディスク増設・減設、あるいはスペック変更などの構成変更中であったL-Platformです。

    「サーバ追加・削除」、「ディスク増設・減設」を実施した場合

    確認事項

    リソース管理画面で、該当L-Platformのサーバ構成、サーバのディスク構成が一致しているか確認してください。

    パターン1

    状態

    サーバ構成あるいはディスク構成が一致している。かつ、

    サーバの追加/ディスクの増設を実施した。

    対処

    エクスポート実施後、サーバの追加/ディスクの増設が成功しています。該当L-Platformをそのまま利用してください。

    パターン2

    状態

    サーバ構成あるいはディスク構成が一致している。かつ、

    サーバの削除/ディスクの減設を実施した。

    対処

    エクスポート実施後、サーバの削除/ディスクの減設が正常に完了されていません。再度、構成変更でサーバの削除あるいはディスクの減設を行ってください。

    パターン3

    状態

    サーバ構成あるいはディスク構成が一致していない。かつ、

    サーバの追加/ディスクの増設を実施した。

    対処

    エクスポート実施後、サーバの追加/ディスクの増設が正常に完了されていません。

    以下を実施してください。

    5.4 cfmg_deletesysdata(不要データの削除)コマンドを使用して、該当サーバあるいは該当ディスクを削除します。

    再度サーバあるいはディスクを追加しなおします。

    パターン4

    状態

    サーバ構成あるいはディスク構成が一致していない。かつ、

    サーバの削除/ディスクの減設を実施した。

    対処

    エクスポート実施後、サーバの削除/ディスクの減設に成功しています。

    5.4 cfmg_deletesysdata(不要データの削除)コマンドを使用して、該当サーバあるいは該当ディスクを削除してください。

    スペック変更、L-Platform名/サーバ名変更、起動優先度変更を実施した場合

    確認事項

    リソース管理画面とL-Platform管理画面を比較し、該当L-Platformの管理情報が一致しているか確認してください。
    リソース管理画面上で、L-Platform名はL-Platformのコメント欄に、サーバ名はL-Serverのコメント欄に設定されています。

    パターン1

    状態

    管理情報が一致している。

    対処

    エクスポート実施後、スペック変更等の構成変更に成功しています。該当L-Platformをそのまま利用してください。

    パターン2

    状態

    管理情報が一致していない。

    対処

    エクスポート実施後、スペック変更等の構成変更が正常に完了されていません。再度構成変更を行ってください。

  3. UNSUBSCRIBING

    エクスポート時、解約中であったL-Platformです。

    確認事項

    該当するL-Platformがリソース管理画面に存在するか確認してください。

    パターン1

    状態

    リソース管理画面に存在している。

    対処

    エクスポート実施後、解約処理が正常に完了されていません。

    再度、解約を行ってください。

    パターン2

    状態

    リソース管理画面に存在していない。

    対処

    エクスポート実施後、解約処理が成功しています。

    5.4 cfmg_deletesysdata(不要データの削除)コマンドを使用して、該当L-Platformを削除してください。

  4. TAKING SNAPSHOT

    エクスポート時、スナップショット採取中であった仮想サーバを含むL-Platform、またはバックアップ中であった物理サーバを含むL-Platformです。必要に応じて再度実施してください。

    なお、スナップショット/バックアップの履歴には、終了日が空欄でステータスがエラーで表示されます。

  5. RESTORING

    エクスポート時、リストア中であったサーバを含むL-Platformです。必要に応じて再度実施してください。

    なお、スナップショット/バックアップの履歴には、「終了日」欄が空欄、かつ「ステータス」が"エラー"で表示されます。

  6. CLONING

    エクスポート時、イメージ採取中であったサーバを含むL-Platformです。

    確認事項

    リソース管理画面で、目的のクローニングイメージが存在するか確認してください。

    パターン1

    状態

    リソース管理画面に存在している。

    対処

    エクスポート実施後、イメージ採取が成功しています。該当クローニングイメージに対してイメージ情報を登録してください。

    パターン2

    状態

    リソース管理画面に存在していない。

    対処

    エクスポート実施後、イメージ採取が正常に完了されていません。

    再度、イメージ採取を行ってください。

  7. APPLYING UNSUBSCRIPTION

    エクスポート時、解約申請中であったL-Platformです。

    確認事項

    該当するL-Platformがリソース管理画面に存在するか確認してください。

    パターン1

    状態

    リソース管理画面に存在している。

    対処

    エクスポート実施後、解約申請が受理されていないか、または解約処理が正常に完了されていません。

    再度、解約申請を行ってください。

    パターン2

    状態

    リソース管理画面に存在していない。

    対処

    エクスポート実施後、解約申請が受理され、解約処理が成功しています。

    5.4 cfmg_deletesysdata(不要データの削除)コマンドを使用して、該当L-Platformを削除してください。

  8. APPLYING SUBSCRIPTION

    確認事項

    該当するL-Platformがリソース管理画面に存在するか確認してください。

    パターン1

    状態

    リソース管理画面に存在している。

    対処

    エクスポート実施後、申請が受理され、正常に配備されています。配備されているL-Platformをそのまま利用してください。

    パターン2

    状態

    リソース管理画面に存在していない。

    対処

    エクスポート実施後、申請が受理されていないか、配備処理が正常に完了されていません。

    再度、利用申請を行ってください。

  9. SAVING NEW CONFIGURATION

    エクスポート時、構成保存を行ったL-Platformです。

    確認事項

    該当するL-Platformがリソース管理画面に存在するか確認してください。

    パターン1

    状態

    リソース管理画面に存在している。

    対処

    エクスポート実施後、配備されています。配備されているL-Platformをそのまま利用してください。

    パターン2

    状態

    リソース管理画面に存在していない。

    対処

    エクスポート実施後、配備を行わなかったか、配備処理が正常に完了されていません。

    配備を行っていた場合は、再度、L-Platformの作成を行ってください。

  10. APPLYING RECONFIGURE

    エクスポート時、構成変更申請の構成保存を行ったL-Platformです。

    確認事項

    該当するL-Platformが申請した状態であるか確認してください。

    パターン1

    状態

    申請した状態である。

    対処

    エクスポート実施後、構成変更が正常に完了されています。配備されているL-Platformをそのまま利用してください。

    パターン2

    状態

    申請した状態ではない。

    対処

    エクスポート実施後、構成変更申請が受理されていないか、または構成変更が正常に完了されていません。

    申請が受理されていた場合は、再度、構成変更申請を行ってください。

  11. SAVING RECONFIGURATION

    エクスポート時、構成変更の構成保存を行ったL-Platformです。

    確認事項

    該当するL-Platformが構成保存した状態であるか確認してください。

    パターン1

    状態

    構成保存した状態である。

    対処

    エクスポート実施後、構成変更が正常に完了されています。配備されているL-Platformをそのまま利用してください。

    パターン2

    状態

    構成保存した状態ではない。

    対処

    エクスポート実施後、構成変更を行わなかったか、構成変更が正常に完了されていません。

    構成変更を行っていた場合は、再度、構成変更を行ってください。