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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.0.0 操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理)

16.2 使用できる範囲

構築済みの物理サーバと仮想マシンをL-Serverに関連付けた場合に使用できる機能範囲は以下のとおりです。

表16.1 構築済みの物理サーバをL-Serverにした場合に使用できる機能範囲

L-Serverの機能

L-Serverの種別

VIOMを使用している物理サーバ

HBA address renameを使用している物理サーバ

その他の物理サーバ

起動

停止

再起動

仕様変更

○ (*1)

○ (*1)

○ (*1)

基本情報の変更

クローニングイメージの採取

バックアップリストア

ディスクの増設、削減

×

×

×

L-Server間におけるディスクの共有

×

×

×

物理サーバの用途変更

×

×

×

サーバ冗長化

○ (*2)

○ (*2)

○ (*2)

予備サーバの構成チェック

×

×

生存監視 (ping監視)

○ (*3)

○ (*3)

○ (*3)

ネットワーク情報の配付

×

×

×

管理LANの複数サブネット

×

×

×

ネットワーク冗長化、タグVLAN

×

×

×

ネットワークリソースの設定変更

×

×

×

コンソール起動

×

一括電源操作

PXEブート

×

×

×

iSCSIブート

×

×

×

L-Serverへのリソースの割当てと解放

×

×

×

ブレードシャーシの高可用性

×

×

×

ストレージ筐体の高可用性

×

×

×

Disaster Recovery

×

×

×

削除

L-Serverの解除

*1: 次の項目が仕様変更できます。

*2: すでにサーバ切替えが設定されている構築済みの物理サーバは管理できません。仕様変更によりサーバ冗長化を有効にしてください。
*3: 物理サーバのping監視の設定が引き継がれます。ただし、物理L-Serverとして、XMLおよびGUIからping監視の設定はできません。


表16.2 構築済みの仮想マシンをL-Serverにした場合に使用できる機能範囲

L-Serverの機能

L-Serverの種別

サーバが管理対象のL-Server (*1)

サーバとストレージが管理対象のL-Server

起動

停止

再起動

サーバ間の移動

(マイグレーション)

○ (*2)

○ (*2)

仕様変更

○ (*3)

○ (*3)

基本情報の変更

クローニングイメージの採取

○ (*4)

○ (*4)

ディスクの増設、削減

×

スナップショットの採取、リストア

L-Serverへのリソースの割当てと解放

コンソール起動

一括電源操作

Disaster Recovery

削除

L-Serverの解除

*1: 以下の場合、サーバが管理対象のL-Serverになります。

以下の場合、「サーバとストレージが管理対象のL-Server」になります。

*2: データストアが共有ディスク上に配置されている必要があります。
*3: CPU性能やメモリサイズが設定されている状態から、制限なしへの変更はできません。
*4: システムディスクは、SCSI:0:0【VMware】、IDE:0:0【Hyper-V】を使用してください。システムディスクにSCSI:0:0【VMware】、IDE:0:0【Hyper-V】を使用しなかった場合、クローニングイメージの配付を伴うL-Serverの作成が失敗することがあります。またHyper-Vの場合、データストアが共有ディスク上に配置されている必要があります。