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Interstage Business Application ServerV10.1.0 インストールガイド
Interstage

4.2.2 Windows環境でのインストールシェルスクリプト出力について

GUIインストーラからインストールシェルスクリプトを出力する手順について説明します。
なお、本作業は、Windows XP以降のWindows環境上で実行してください。

1) インストーラの起動

サーバパッケージのDVD-ROM媒体をDVD-ROM装置にセットし、以下のコマンドを実行してインストーラを起動します。

\GUI\gui_installer.exe 

[インストール内容の確認]画面までの操作は、“4.2.1 GUIインストーラの起動と情報設定”を参考にしてください。

注意

  • 以下のどれかの製品がインストールされている場合、GUIインストーラを使用して本製品をインストールすることができません。
    この場合、install.shシェルを使用してインストールしてください。

    • Symfoware Server

    • Symfoware Server クライアント機能

    • Symfoware Server Connection Manager

  • GUIインストーラ実行中は、DVD-ROM媒体を取り出さないでください。実行中にDVD-ROM媒体を取り出すと、画面が正しく表示されない場合があります。
    この場合、インストールシェルスクリプトの作成を中断し、再度DVD-ROM媒体をDVD-ROM装置にセットして、GUIインストーラを起動しなおしてください。

2) [設定内容の変更]画面でのホスト名の変更

[設定内容の変更]画面では、必ずインストール対象のホスト名の変更を行ってください。デフォルトで設定されるホスト名は、Windows環境のホスト名が指定されています。該当のSolaris サーバのホスト名に変更してください。

各設定項目にある以下の項目については、実際のサーバ側の環境を確認して設定を実施してください。

表4.10 サーバ側の環境に合わせて設定すべき項目

設定項目

設定内容

インストールディレクトリ

実際にサーバ上に存在するディレクトリを絶対パス(2バイト以上200バイト以内)で設定してください。なお、ディレクトリに「/」(ルートディレクトリ)は指定できません。

定義ファイルディレクトリ

実際にサーバ上に存在するディレクトリを絶対パス(2バイト以上200バイト以内)で設定してください。なお、ディレクトリに「/」(ルートディレクトリ)は指定できません。

テンポラリファイルディレクトリ

実際にサーバ上に存在するディレクトリを絶対パス(2バイト以上100バイト以内)で設定してください。なお、ディレクトリに「/」(ルートディレクトリ)は指定できません。

ホスト名

[インストール対象のホスト名]の変更を行ってください。デフォルトで設定されるホスト名は、Windows環境のホスト名が指定されています。該当するSolarisサーバのホスト名に変更してください。ホスト名は1バイト以上256バイト以内で指定してください。

ポート番号

インストールするサーバ上のすでに使用済みのポート番号と重ならないように注意してください。

J2EE共通ディレクトリ

実際にサーバ上に存在するディレクトリを絶対パス(2バイト以上256バイト以内)で設定してください。

Java EE共通ディレクトリ

デフォルト値から変更する場合は、実際にサーバ上に存在しないディレクトリ、または配下にファイルやディレクトリが存在しない空ディレクトリを指定してください。ただし、いずれの場合も親ディレクトリは存在する必要があります。なお、シンボリックリンクは指定できません。

注意

  • 上記項目で入力の誤りがあった場合は、画面左上にエラーメッセージが出力されますので、エラーの内容を確認して修正してください。

  • 上記項目の入力値は、サーバ上にインストールする時にチェックされません。当該サーバ上で適切でない入力値が指定されている場合、正常なインストールや運用ができない場合がありますので注意してください。

  • ディレクトリを入力する項目は、絶対パスで設定してください。

  • 他の機能から依存されている機能については、グレー表示されています。グレー表示されている機能のチェックボックスは、はずさないでください。チェックをはずした場合、その機能に依存している機能が使用できない場合があります。また、その場合に本画面での依存関係のチェックが正しく行われなくなる場合があります。

  • Java EE、またはInterstage管理コンソールで[SSL暗号化通信の使用の有無]を使用しない設定にした場合は、Interstage Java EE管理コンソール、またはInterstage管理コンソールをアクセスするためのIDやパスワードなどが、ネットワーク上をそのまま流れます。そのため、別途、通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。

3) インストール内容の確認

[インストール内容の確認]画面で設定内容を確認し、内容に誤りがなければ、[次へ]をクリックしてください。インストールシェルスクリプトが作成されます。

4) インストールシェルスクリプト作成結果

[インストールシェルスクリプト作成結果]画面で、[次へ]をクリックしてください。

5) インストールログ・シェルスクリプトの出力

[インストールログ・シェルスクリプトの出力]画面で、出力ディレクトリを指定し、[終了]をクリックしてください。

出力ディレクトリをC:\tmp\logとした場合、以下のファイル名で保存されます。

[インストールログを保存する場合]

表4.11 インストールログのファイル名

ファイルの種類

保存ファイル名

インストールログファイル

アプリケーションサーバ機能のインストールの場合
    C:\tmp\log\product_isbasap.log
データベースサーバ機能のインストールの場合
    C:\tmp\log\product_isbasdb.log
管理サーバ機能のインストールの場合
    C:\tmp\log\product_isms.log
Web Package機能のインストールの場合
    C:\tmp\log\product_wp.log

[出力ファイル形式をテキストファイルで選択した場合]

表4.12 インストール・アンインストールシェルスクリプトのファイル名

ファイルの種類

保存ファイル名

インストールシェルスクリプト

C:\tmp\log\isinstaller\setupinstall.sh

アンインストールシェルスクリプト

C:\tmp\log\isinstaller\setupuninstall.sh

応答ファイル一式

C:\tmp\log\isinstaller\response
※上記ディレクトリ配下に複数のファイルが格納されます。

[出力ファイル形式をZipファイルで選択した場合]

表4.13 Zipファイル名

ファイルの種類

保存ファイル名

・インストールシェルスクリプト
・アンインストールシェルスクリプト
・応答ファイル一式

アプリケーションサーバ機能、管理サーバ機能、またはWeb Package機能のインストールの場合
    C:\tmp\log\isinstaller_ホスト名.zip

データベースサーバ機能のインストールの場合
    C:\tmp\log\isinstaller_db.zip

上記ファイルを展開すると、“出力ファイル形式をテキストファイルで選択した場合”で示した資料が含まれます。

注意

  • 上記項目で入力の誤りがあった場合は、画面左上にエラーメッセージが出力されますので、エラーの内容を確認して修正してください。

  • 出力先ディレクトリは絶対パスで設定してください。

  • 出力先ディレクトリのディスク容量が一杯、または絶対パス以外のディレクトリを指定した場合、以下のエラーメッセージが出力されます。エラーの原因を修正して、再度[終了]をクリックしてください。