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Interstage Business Application ServerV10.1.0 インストールガイド
Interstage

4.2.3 出力インストールシェルスクリプトでのインストール

GUIインストーラから出力されたインストールシェルスクリプトを使用して、インストールする場合の手順について説明します。

1) 任意のディレクトリに格納

Windows環境、またはSolaris環境において、出力されたインストールシェルスクリプトをSolaris環境の任意のディレクトリ上に格納し、以下のようなディレクトリ構成としてください。

    任意のディレクトリ/isinstaller/setupinstall.sh

    任意のディレクトリ/isinstaller/setupuninstall.sh

    任意のディレクトリ/isinstaller/response

注意

  • マシンの再起動で消滅するディレクトリなどには格納しないように注意してください。

  • インストールシェルスクリプト(setupinstall.sh)は、空白文字を含むディレクトリ上に格納しないでください。インストーラの起動に失敗します。

2) setupinstall.shの修正

インストールを実行する前に、以下の設定についてカスタマイズすることができます。必要に応じて修正してください。

表4.14 出力インストールシェルスクリプトでのインストール時にカスタマイズ可能な設定項目

設定項目

変数名

説明

DVD-ROMのパス

PKGDIRECTORY

DVD-ROM装置のマウント設定に合わせて修正してください。

ホスト名

IASHOSTNAME

作成時に設定したホスト名から変更したい場合にホスト名を設定してください。(初期値は未設定になっています。)

Java EE 5機能のJava EE共通ディレクトリ

ISJEE_DIR

デフォルト値(/var/opt/FJSVisjee)以外のディレクトリを設定する場合は、存在しないディレクトリ、または配下にファイルやディレクトリが存在しない空ディレクトリを指定してください。ただし、いずれの場合も親ディレクトリは存在する必要があります。なお、シンボリックリンクは指定できません。

注意

  • 上記で記載していない項目については、修正しないでください。

  • 修正した内容についてはチェックされませんので、ご注意ください。不正な設定をした場合、インストール、またはセットアップ中に失敗することもあります。

3) 実行権の付与

setupinstall.shに実行権を付与してください。また、同時に出力されたsetupuninstall.shにも実行権を付与してください。

4) インストールの実行

setupinstall.shを、スーパユーザから実行してください。setupinstall.shが存在するディレクトリ上から実行します。
なお、setupinstall.shを作成した同一エディションのDVD-ROMを使用してインストールしてください。誤って別のエディションのDVD-ROMからインストールした場合、誤動作が発生する可能性があります。

./setupinstall.sh 

注意

  • setupinstall.shは、以下の実行方法で実行しないでください。

    . ./setupinstall.sh
  • 一部のパッケージがインストールされている状態でインストールをキャンセルした場合、本製品を正常に動作させるためにはインストールしたパッケージをアンインストールしてから、再インストールする必要があります。