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Interstage Business Application ServerV11.0.0 インストールガイド
Interstage

4.2.3 管理サーバ機能のインストール

  管理サーバ機能のインストールの手順について説明します。
  なおここで説明する手順は、コンピュータの管理者、またはAdministratorsグループのメンバで行ってください。

  “Interstage Business Application Server サーバパッケージ”のDVD-ROM媒体をコンピュータのDVD装置にセットし、表示される以下の画面で[インストール]を選択してください。

  

ポイント

  • DVD-ROMドライブの自動実行が有効になっていない場合は、以下のコマンドを実行してください。
    [DVD-ROMドライブ]:\autorun.exe

注意

  • インストールDVD-ROMは、本製品をインストールするコンピュータのDVD-ROMドライブにセットしてください。他のコンピュータのDVD-ROMドライブにセットされたインストールDVD-ROMをリモートで接続した場合、インストーラが正常に動作しないことがあります。

1. [サーバタイプの選択]画面で、[管理サーバ機能をインストール]を選択し、 [次へ]をクリックしてください。

  

2. [インストールの確認]画面で、インストール内容を確認してください。
  表示の内容でインストールする場合、[変更しない]をチェックしたまま、[次へ]をクリックしてください。これによりインストールが開始されます。
  以降、表示された内容を変更する場合の手順です。[変更する]をチェックしたあと、[次へ]をクリックしてください。

  

3. [インストール先の選択]画面で、Interstage Business Application Serverのインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先を設定して、 [次へ]をクリックしてください。

注意

インストールフォルダに関する注意事項
  • インストールフォルダ名には以下の文字を指定できます。
      

    • 半角英数字

    • 半角スペース

    • 「-」

    • 「_」

    これら以外の文字を指定すると、サービス登録に失敗して、インストールがハングアップすることがあります。ハングアップした場合には、インストール時のトラブル対処方法の“■サービスの登録に失敗しハングアップした場合”を参照して対処してください。

  • 一度設定したフォルダ以外の別フォルダを設定しなおした場合、先に作成したフォルダが残る場合があります。必要なければ削除してください。

  • Windows Server 2003上でインストールする場合、[インストール先の選択]画面で[参照]をクリックし、表示された[フォルダの選択]画面で以下の操作を行うと、[フォルダの選択]画面からカーソルがはずれ、ディレクトリのパスが入力できなくなることがあります。

    • 不当なフォルダ(ドライブ名がないなど)を入力し、再入力をうながすダイアログで[OK]をクリックする

    • [キャンセル]をクリックし、再度[インストール先の選択]画面から素早く[参照]をクリックする

    • [フォルダの選択]画面から別の画面をアクティブな状態にする

    上記の場合、[キャンセル]をクリックして[フォルダの選択]画面を終了させ、再度[インストール先の選択]画面で[参照]をクリックして、[フォルダの選択]画面で正しいディレクトリのパスを入力してください。

  

4. [インストール先の選択]画面で、JDKのインストール先のフォルダを設定します。変更する場合は、[参照]をクリックし、インストール先のフォルダを設定して、 [次へ]をクリックしてください。

  新規にInterstage Business Application Serverを使用する場合は、標準で設定されているフォルダにインストールすることをお勧めします。

注意

  

5. [Interstage管理コンソールの運用形態の選択]画面で、Interstage管理コンソールのセキュリティ運用形態を選択します。[SSL暗号化通信を使用する。]、または[SSL暗号化通信を使用しない。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。

  [SSL暗号化通信を使用しない。]を選択した場合は、Interstage管理コンソールをアクセスするためのIDやパスワードなどが、ネットワーク上をそのまま流れます。そのため、通信データが傍受されないような対策を実施することを推奨します。

  

6. [ポート番号の設定]画面で、使用するポート番号を指定して、[次へ]をクリックしてください。ポート番号を変更しない場合は、そのまま[次へ]をクリックしてください。

  以下のポート番号が初期値として設定されています。変更する場合、有効な入力は、1~65535の範囲の半角数字です。

表4.6 本製品で使用するポート番号の初期値

機能

ポート番号の初期値

Interstage管理コンソール

12000

  

7. 選択したポート番号が、すでに使用されている場合や重複している場合には、以下の[ポート番号の再設定]画面が表示されます。

  

8. [メッセージマニュアルのインストール選択]画面で、メッセージマニュアルのインストール有無を選択します。Interstage管理コンソールから直接メッセージマニュアルを参照可能にする場合、[メッセージマニュアルをインストールする。]を選択し、[次へ]をクリックしてください。

ポイント

  [メッセージマニュアルをインストールしない。]を選択してインストールし、その後、Interstage管理コンソールからメッセージマニュアルを参照するようにする場合は、以下の作業を実施してください。なお以下はC:\Interstageにインストールした場合を例に説明します。

1. “C:\Interstage\gui\msgman”フォルダを作成してください。

2. インストールDVD-ROM内の“\msgman”配下に存在する
    “ismsg.zip”を“C:\Interstage\gui\msgman”配下に複写してください。

3. コンピュータを再起動してください。

  

9. [インストールの確認]画面で設定内容を確認し、内容に誤りがなければ、[インストール]をクリックしてください。インストールが開始されます。
  なお、インストール機能として選択した機能のセットアップ処理も自動的に実行されます。

注意

インストール中に[キャンセル]をクリックして中断した場合、インストールフォルダが残る場合があります。必要に応じて削除してください。

  

10. インストール中は以下の[セットアップステータス]画面が表示されます。

注意

  • セットアップステータス表示中に、“Alt”キーを押下しながら“C”キーを押下(Alt+C)したり、[Cancel]、[キャンセル]をクリックしないでください。
      実施した場合、インストールがハングアップしたり、インストール資源が削除されずに残る場合があります。インストール時のトラブル対処方法の“■セットアップステータスでハングアップした場合”または“■インストール資源が残る場合”を参照して対処してください。

  

11.インストール完了後、[完了]をクリックして終了してください。[完了]をクリックした後は、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるのを確認してから、コンピュータの操作を行ってください。

  インストール完了後、[完了]をクリックして、“4.5 インストール後の作業”を行ってください。
  なお、インストール時にトラブルが発生した場合は、“4.6 インストール時のトラブル対処方法”を参照して対処してください。

注意

  • インストール後に再起動が必要な場合、コンピュータの再起動を促す画面が表示されます。その場合、インストール処理は、コンピュータの再起動をもって完了します。[完了]をクリックし、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるのを確認してから、コンピュータを再起動してください。

  • [完了]をクリック後、タスクバーに表示されているインストーラのアイコンが消えるまでの間に、コンピュータの操作を行った場合に発生する現象と対処方法を以下に記します。

    • コンピュータの再起動
      再起動が行われない場合や、再起動までに時間がかかる場合があります。
      再起動が行われない場合には、タスクバーのインストーラアイコンが消えるのを待ってから、再起動の操作を行います。

    • アンインストール

      • インストール画面が表示される場合があります。
        インストール画面が表示された場合には、[キャンセル]をクリックし、タスクバーのインストーラアイコンが消えるのを待ってから、アンインストール操作を行います。

      • インストール資産が残る場合があります。
        インストールフォルダ配下に残っている不要なフォルダやファイルを削除します。