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Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド
Systemwalker

1.4.18 swrba_patternimport(スケジュールパターンのインポートコマンド)

機能説明

本コマンドは、スケジュールパターン情報を登録/変更/削除します。

なお、本コマンドで登録したスケジュールパターンは、以下の画面では、スケジュールパターンの名前の先頭に“*”が表示されます。“*”は、管理サーバ内で共通に利用するスケジュールパターンを意味します。

記述形式

[登録/変更の場合]
swrba_patternimport -ent 定義ファイル

[削除の場合]
swrba_patternimport -del スケジュールパターン名

オプション

-ent 定義ファイル

スケジュールパターン情報制御文を格納した定義ファイル名を指定します。

スケジュールパターン情報制御文の詳細については、“スケジュールパターン情報制御文”を参照してください。

-del スケジュールパターン名

削除するスケジュールパターン名を指定します。

復帰値

0:

正常終了

0以外

異常終了

コマンド格納場所

【Windows】

[Systemwalker Runbook Automationインストールディレクトリ]\bin
※デフォルトの場合はC:\Fujitsu\Systemwalker\SWRBAM

【Linux】

/opt/FJSVswrbam/bin


実行に必要な権限/実行環境

Windows】

Linux】

スケジュールパターン情報制御文

スケジュールパターン情報制御文は、スケジュールパターン情報を設定する制御文です。

記述形式

CAL ---------- (1)
execpatname スケジュールパターン名 --------- (2) (*) (注)
monthset 月設定 ---------- (3) (**)
dayset 日設定 ---------- (4) (**)
weekset 曜日設定 ---------- (5) (**)
daycancel 日設定解除 ---------- (6) (**)
monthlyday 毎月の日付指定 ---------- (7) (**)
monthlyweek 毎月の曜日指定 ---------- (8) (**)
bnsmode 営業日の選択基準 ---------- (9) (**)
bnsbase 営業日の月初め日 ---------- (10)(**)
bnsday 営業日 ---------- (11)(**)
bnslimit 月度内の営業日のみを起動日とする ---------- (12)(**)
;

注)execpatnameオペランドは、CALキーワードのすぐ後に指定してください。

(*) :必ず指定してください。

(**):以下のa.(毎年基準)/b.(毎月基準)/c.(営業日基準)からどれか1つの組み合わせで指定してください。

  1. monthset、dayset、weekset、daycancel(monthsetの指定は必須、daysetとweeksetはどちらかまたは両方、daycancelはdaysetを指定した場合のみ指定可能)

  2. monthlydayとmonthlyweekの組み合わせ(どちらかまたは両方)

  3. bnsmode、bnsbase、bnsday、bnslimit(bnsmodeおよびbnsbaseはこのオペランド群を指定するときは必須)

制御文の説明

(1) CAL

スケジュールパターン情報制御文の開始を表すキーワードです。

(2) スケジュールパターン名

スケジュールパターン名を24バイト以内で指定します。空白、半角カナおよびユーザー定義文字を含むことはできません。なお、すでに設定済みのスケジュールパターン名を指定した場合、以前の設定情報が消去されるので注意してください。

(3) 月設定

毎年基準を利用してスケジュールパターン情報を定義する場合に、スケジュールパターンを設定する月を半角数字で指定します。必ず指定してください。複数指定する場合は、“3,5,10,..”の形式で指定します。毎月同じパターンの起動日を指定する場合は、“EVERY”を指定します。

(4) 日設定

毎年基準を利用してスケジュールパターン情報を定義する場合に、スケジュールパターンを設定する日付を半角数字で指定します。複数指定する場合は、“1,2,15,21,...”の形式で指定します。

(5) 曜日設定

毎年基準を利用してスケジュールパターン情報を定義する場合に、スケジュールパターンを曜日単位で指定します。曜日を表す英単語の先頭3文字を半角文字で指定します。複数指定する場合は、“SUN,MON,TUE,WED,THU,FRI,SAT”の形式で指定します。

(6) 日設定解除

毎年基準を利用してスケジュールパターン情報を定義する場合に、特定の日だけ、スケジュールパターン設定を解除する場合に指定します。解除したい日の月および日付をそれぞれ半角数字2文字で“MMDD”の形式で指定します。

日設定解除指定例

指定例を以下に示します。

1月1日に設定したスケジュールパターンを解除する場合

daycancel 0101

1月1日、10日および2月10日に設定したスケジュールパターンを解除する場合

daycancel 0101,0110,0210

(7) 毎月の日付設定

毎月基準を利用してスケジュールパターン情報を定義する場合に、毎月のプロセス定義を起動する日付を指定します。毎月DD日を起動日として設定する場合は、“DD”と指定します。複数の起動日を設定することができます。なお、毎月月末に起動する場合は“LAST”と指定します。

(8) 毎月の曜日設定

毎月基準を利用してスケジュールパターン情報を定義する場合に、毎月のプロセス定義を起動する曜日を週ごとに指定します。1つのオペランドの指定で1つの週しか設定できません。複数の週を設定する場合は、本オペランドを複数回指定します。指定する形式は、何週目かを表す数値を0~6(第1~第5まで。0は毎週の指定。6は月の最終週)の範囲で指定し、その後、曜日を表す英単語の先頭3文字を半角文字で指定します。“5,SUN,MON,TUE,WED,THU,FRI,SAT”のような形式で指定します。

(9) 営業日の選択基準

営業日基準を利用してスケジュールパターン情報を定義する場合に、月初め、月締めのどちらを基準とするかを指定します。

START

営業日を月初めから数えます。

END

営業日を月締めから逆算します。

(10) 営業日の月初め日

営業日基準を利用してスケジュールパターン情報を定義する場合に、月初め日を指定します。“0”は指定できません。

128

1日から28日です。

LAST

月末です。

(11) 営業日

営業日基準を利用してスケジュールパターン情報を定義する場合に、営業日を指定します。複数指定した場合には、“,”(カンマ)で区切って指定します。“0”は指定できません。

131

第1営業日(月初め)から数えた営業日です。bnsmodeオペランドで“END”を指定した場合は指定できません。

-1-31

第-1営業日(月締め)から逆算した営業日です。bnsmodeオペランドで“START”を指定した場合は指定できません。

(12) 月度内の営業日のみを起動日とする

営業日基準を利用してスケジュールパターン情報を定義する場合に、“月度内の営業日のみを起動日とする”の有無(ON/OFF)を指定します。bnsmodeオペランドが指定されている場合の省略値は“ON”です。

ON

“月度内の営業日のみを起動日とする”を指定します。

OFF

“月度内の営業日のみを起動日とする”を指定しません。

スケジュールパターン情報制御文指定例

スケジュールパターンとして、以下の月日を起動日に設定する例を以下に示します。

注意事