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Systemwalker Runbook Automation リファレンスガイド
Systemwalker

1.4.9 ciimport(構成アイテムインポートコマンド)

機能説明

ファイルに記述された構成アイテムをCMDBにインポートします。入力ファイルの形式は、XML形式か、CSV形式のいずれかの形式を使用することができます。

次項で説明するエクスポートコマンドと組み合わせて利用することにより、既存の構成アイテムをCMDBからエクスポートして、編集したあとにインポートするという方法で、構成アイテムの更新や追加ができます。


記述形式

【Windows】

ciimport.exe -x XML形式ファイル

ciimport.exe -c CSV形式ファイル -r 変換ルールファイル [-o 出力ファイル]

ciimport.exe -i

Linux

ciimport.sh -x XML形式ファイル

ciimport.sh -c CSV形式ファイル -r 変換ルールファイル [-o 出力ファイル]

ciimport.sh -i


オプション

-x XML形式ファイル

登録する構成アイテムが記述されたXML形式ファイルを指定します。以下に、構成アイテムタイプ「LogicalServer」を登録する例を示します。

ポイント

  • 2行目のentitiesは、上記の例のとおり定義します。

  • 3行目のItem Typeは、対象となる構成アイテムタイプを設定してください。名前空間(xmlns)は上記の例のとおり定義してください(2カ所あります)。構成アイテムタイプの詳細については、“第6章 構成アイテム形式”を参照してください。

  • 4行目のRecord Typeは、設計レコードの場合は「expected」、実態レコードの場合「observed」を設定します。

  • 5行目の<!—- CI START -->から<!—- CI END -->までが構成アイテムの定義です。構成アイテムの定義については、“第6章 構成アイテム形式”を参照してください。


-c CSV形式ファイル

登録する構成アイテムが記述されたCSV形式ファイルを指定します。
以下に、CSVファイルの例を示します。

"LogicalServer","expected","192.168.0.1","cmdb-manager","192.168.0.1", "NIC1", "CPU1"
"LogicalServer","expected","192.168.0.2","cmdb-agent","192.168.0.2", "NIC2", "CPU2"


-r 変換ルールファイル

CSV形式ファイルを登録する場合、変換ルールファイルを指定する必要があります。
以下に、上記CSVファイルを構成アイテムタイプ「LogicalServer」にマッピングする例を示します。

xmlns:cmdb=http://federation.service.cmdb.fujitsu.com/xsd
xmlns:ns=urn:xmlns-fujitsu-com:rcxml2004-05
xpath=/entities/cmdb:item[@id=#3]/@type=#1
xpath=/entities/cmdb:item[@id=#3]/cmdb:record/@type=#2
xpath=/entities/cmdb:item[@id=#3]/cmdb:record/ns:LogicalServer[@id=#3]/@hostname=#4,@ipAddress=#5
xpath=/entities/cmdb:item[@id=#3]/cmdb:record/ns:LogicalServer[@id=#3]/ns:LogicalServerConfiguration/ns:LogicalNIC/@name=#6
xpath=/entities/cmdb:item[@id=#3]/cmdb:record/ns:LogicalServer[@id=#3]/ns:LogicalServerConfiguration/ns:LogicalCPU/@name=#7

ポイント

  • 1行目、2行目の名前空間(xmlns)は、上記の例のとおり定義します。

  • 3行目以降は、CSVデータのカラム位置と構成アイテム形式との対応を定義しています。例えば、CSVの5カラム目の情報は、構成アイテム形式のipAddress属性と対応付けられます。構成アイテムの定義については、“第6章 構成アイテム形式”を参照してください。

-o 出力ファイル

指定されたCSV形式ファイルを、指定された変換ルールファイルを用いてXML形式に変換した結果を出力するファイルを指定します。本オプションを省略した場合は、変換後のXML形式の内容でインポートされます。


-i

CMDBに登録済みの実態レコード(observed)の情報を元に、設計レコード(expected)を生成し、インポートします。


復帰値

0

正常終了

0以外:

異常終了


コマンド格納場所

【Windows】

[Systemwalker Runbook Automation管理サーバのインストールディレクトリ]\CMDB\FJSVcmdbm\bin
※デフォルトの場合はC:\Fujitsu\Systemwalker\SWRBAM

【Linux】

/opt/FJSVcmdbm/bin


実行に必要な権限/実行環境

【Windows】

Linux

注意事項