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Systemwalker Runbook Automation 運用ガイド
Systemwalker

2.1.2 ディレクトリサービスへユーザーを登録する

本製品では、ユーザーIDをディレクトリサービスで管理します。利用者を登録する場合はディレクトリサービスへ登録します。使用するディレクトリサービスは、セットアップ時に指定します。

ディレクトリサービスとしては、以下のいずれかを選択してください。

LDAPによる認証でInterstage ディレクトリサービスを使用する場合は、以下の手順でInterstage ディレクトリサービスの環境を構築します。

参照

詳細については、“Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド”を参照してください。

なお、ディレクトリサービスに登録したユーザー情報は、以下のどちらかのタイミングで有効となります。

参考

本製品のコンソールにログインする際に利用するユーザーIDは、ディレクトリサービス上のユーザーの識別属性(RDN)

の情報になります。

注意

ユーザーIDとグループ名には、英数字、ハイフン、アンダースコア文字("_")だけを使用してください。ユーザーIDとグループ名の先頭には、アットマーク("@")は使用できません。

ユーザーの登録は、以下の手順で行います。

  1. LDIFファイルを作成します。

    設定例

    [ユーザー登録用LDIF]

    dn: uid=user1,ou=%USER%,%DOMAIN%

    changetype: add

    objectclass: inetOrgPerson

    objectclass: organizationalPerson

    objectclass: person

    objectclass: top

    cn: swrbaadmin

    sn: swrbaadmin

    givenName: swrbaadmin

    userPassword: systemwalker#1

    uid: user1

    [IflowUsersグループ更新用LDIF]

    dn: cn=IflowUsers,ou=%GROUP%,%DOMAIN%

    changetype: modify

    add:member

    member: uid=user1,ou=%USER%,%DOMAIN%

    上記ファイル中にある%~%の部分は、以下の置換対象一覧に従って置換してください。

    置換対象一覧

    置換対象の記号

    置換後の設定値

    %DOMAIN%

    構築したドメイン名('dc=...'形式)

    (例) ou=interstage,o=fujitsu,dc=com

    ※LDAPを構築後にセットアップを行う場合、セットアップの際、LDAPのキー名に、この設定値を指定する必要があります。

    %USER%

    Systemwalker Runbook Automationで利用する組織単位(OU)の名前

    (例) User

    ※LDAPを構築後にセットアップを行う場合、セットアップの際、LDAPのユーザーを格納する組織単位設定で、ou=<%USER%の設定値>とする必要があります。

    %GROUP%

    Systemwalker Runbook Automationで利用する組織単位(OU)の名前

    (例) Group

    ※LDAPを構築後にセットアップを行う場合、セットアップの際、LDAPのグループを格納する組織単位設定で、ou=<%GROUP%の設定値>とする必要があります。

    参照

    設定例に記載のオブジェクトクラス、および属性については、“Interstage Application Server ディレクトリサービス運用ガイド”の“オブジェクトクラス一覧”および“属性一覧”を参照してください。

  2. ユーザーをInterstage ディレクトリサービスに登録し、IflowUsersグループのメンバーとします。

    以下に、ldapmodifyコマンドとLDIFファイルを使用したエントリデータの登録例を示します。

    例:

    管理者用DN: cn=manager,<'dc=...'形式のドメイン名>

    管理者用DNのパスワード: password

    リポジトリのホスト名: Interstageディレクトリサービスのホスト名

    ポート番号: 389

    【Windows】

    ldapmodify -H ldap://<Interstageディレクトリサービスのホスト名>:389 -D "cn=manager,<'dc=...'形式のドメイン名>" -w password -f <作成したLDIFファイル名>

    【Linux】

    /opt/FJSVirepc/bin/ldapmodify -H ldap://<Interstageディレクトリサービスのホスト名>:389 -D" cn=manager,<'dc=...'形式のドメイン名>" -w password -f <作成したLDIFファイル名>

    参照

    ldapmodifyコマンドの詳細については、“Interstage Application Server/Interstage Web Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“Interstage ディレクトリサービス運用コマンド”を参照してください。