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Interstage Business Application ServerV11.0.0 解説書
Interstage

B.3.3 運用操作

■出力メッセージによるアプリケーションおよび運用環境の確認

本機能が動作した場合、アプリケーション処理時間の遅延、使用メモリ量の増加および継続したサーバの高負荷状態など運用設計の想定を超えた異常が発生しています。下表に示すシスログ、もしくはIJServerのコンテナログに出力される情報を元にアプリケーションおよび運用環境の見直しを行ってください。

表B.2 メッセージの出力先

メッセージの出力先

出力契機

出力情報

シスログ(Windowsの場合は、イベントログ)

  • ワークユニット起動時

  • 予兆条件の検知時

  • アプリケーション最大処理時間超過の検知時

  • FSP_INTS-BAS_AP12000番台のメッセージ

IJServerのコンテナログ

  • ワークユニット起動時

  • 予兆条件の検知時

  • アプリケーション最大処理時間超過の検知時

  • FSP_INTS-BAS_AP12000番台のメッセージ

  • デッドロック情報

  • スレッドダンプ情報

■監視すべき情報

アプリケーション安定稼働機能によってプロセスの再起動が行われた場合、以下のメッセージが出力される場合があります。

表B.3 出力メッセージ

出力メッセージ情報

extp: エラー: EXTP4365: アプリケーションの処理時間が監視時間を超過しました: WU=%s1 PSN=%d1 PID=%d2 SYSTEM=%s2

[可変情報]

  %s1:ワークユニット名

  %d1:プロセス通番

  %d2:プロセスID

  %s2:業務システム名

OD: エラー: od10605:%s1: 応答の送信に失敗しました。(from = %s2, intf = %s3, op = %s4) errno = %s5

[可変情報]

  %s1:時刻

  %s2:IPアドレス

  %s3:インタフェース

  %s4:オペレーション名

  %s5:OSから通知されたエラー番号

この場合には、アプリケーションの設計を見直すか、アプリケーション最大処理時間、または、アプリケーション安定稼働機能の強制停止までの時間を見直してください。