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Interstage Business Application ServerV11.0.0 解説書
Interstage

9.3.2 運用と保守

アプリケーション連携実行基盤を利用するための運用および保守として、以下に示す操作が存在します。業務処理の利用シーンに合わせて各操作を実行してください。

標準ログを使用したデバッグおよび性能検証

運用前のデバッグや性能検証および運用開始後にパフォーマンス改善を行う場合、標準ログを用いることでデバッグや性能検証を行います。

フローの閉塞

運用中に特定のフローに閉じた業務異常が発生した場合、特定のフローを閉塞し、フローの開始を抑止することでクライアントに業務処理ができないことを通知します。異常が復旧した時点で閉塞を解除し、業務処理を再開します。

業務処理実行アプリケーションの一時停止

運用中に特定の業務処理実行アプリケーションで異常が発生した場合、任意の業務処理実行アプリケーションの処理を一時的に停止します。メッセージは、処理要求メッセージ格納キューで受け付けておき、異常が復旧した時点で停止解除することで業務を再開します。

エラーメッセージ退避キューを使用したメッセージの復旧

運用中に業務処理実行アプリケーションで異常が発生した場合、異常となったメッセージの修復などの処置を行い、運用を再開します。

メッセージの削除

運用中に規定時間内に業務処理が完了しなかったなどの理由により不要となったメッセージを、業務終了時に削除します。

バックアップおよびリストア

システムの入れ替えやデータベースの異常などの理由によりアプリケーション連携実行基盤を使用するシステムの修復を行う場合、データベースサーバおよびアプリケーションサーバに作成したアプリケーション連携実行基盤の環境をバックアップおよびリストアします。

フローの変更

業務の追加や削除などの理由により業務処理の流れを変更する場合、フロー定義の変更やアプリケーションの追加や削除などを行います。