本製品の導入を簡易化し、短時間で環境のセットアップができる機能を提供します。
Interstage Business Application Serverの実行環境作成にあたって発生する各種手順に対し、定義やコマンドの実行パラメタを出力します。本機能により、利用者の手順を明確にし、また各種設定ミスを未然に防止します。
システム構築シートの詳細については、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”を参照してください。
非同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合の環境作成を容易に行うためのセットアップコマンドです。
簡易セットアップには、データベースサーバの構築に使用するデータベース環境セットアップコマンドとアプリケーションサーバの構築に使用するアプリケーションサーバ環境セットアップコマンドがあります。
COBOLおよびJavaで共通に利用するデータベース環境の作成、Destination定義の作成、データベースリソース定義の作成およびInterstage Application Serverの設定を行います。
データベースサーバとアプリケーションサーバを別のサーバで運用する場合、データベースサーバにデータベースサーバ機能のインストールを行い、簡易セットアップのデータベース環境セットアップコマンドを実行し、データベースサーバの構築を行います。
同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合の基本的な環境作成を行うためのセットアップコマンドです。
C言語およびCOBOLで利用するデータベース環境の作成/登録、ワークユニット定義の作成/登録、データベースリソース定義の作成/登録、CORBAアプリケーション情報定義の作成/登録を行います。
以下に環境構築コマンドを使用した場合に作成される環境を示します。
環境構築コマンドでは、以下の定義値を変更できます。これらの定義値以外を変更する場合は、“2.7.1.1 システム構築シート”を利用してセットアップを行ってください。
データベース使用の有無
データベース使用ユーザの設定
データソース名/データリソース名の変更
データベースサーバのホスト名の変更
データベースタイプの“Symfoware”または“Oracle”の選択
開発言語の“COBOL”または“C言語”の選択
接続先データベース情報の変更(Symfowareの場合、SQLサーバ名。Oracleの場合、ネットサービス名)
上記定義値以外は固定で設定されます。環境構築コマンドで設定される定義値については、“Interstage Business Application Server セットアップガイド”の“環境構築コマンドの設定値”を参照してください。
また、以下の4機能は環境構築コマンドを使用して環境作成できません。これらの機能を使用したい場合は、“2.7.1.1 システム構築シート”を利用してセットアップを行ってください。
初期処理、終了処理機能
“Interstage Business Application Server アプリケーション開発ガイド”の“初期処理/終了処理/前処理/後処理/エラー処理/トランザクション後メッセージ編集処理”を参照してください。
なお、以下の環境設定については、環境構築コマンド実行後チューニング可能です。
プロセス多重度の変更
カレントディレクトリの変更
アプリケーション用の環境変数の変更
アプリケーション使用ライブラリパスの変更