名前
ijsundeployment - J2EEアプリケーションの配備解除
形式
ijsundeployment -n name -t targetname ...
ijsundeployment -n name -k kind -a application ...
ijsundeployment -n name -f
機能説明
ijsundeploymentコマンドは、IJServerのワークユニットに配備されたアプリケーションの配備解除処理を行います。IJServerのワークユニットが運用中の場合は、HotDeploy機能を使用したJ2EEアプリケーションの配備解除となります。
以下に、ijsundeploymentコマンドのオプションおよび引数を説明します。
配備解除対象のアプリケーションが配備されているIJServerのワークユニット名を指定します。
配備解除するモジュール名を指定します。
空白で区切ることによりモジュール名を複数指定することができます。
本オプションは、-k、-aおよび-fオプションと同時に指定することはできません。
なお、形式“ijsundeployment -n name -t targetname ...”は、Interstage Application Server V7以降で作成されたIJServerのワークユニットで使用可能です。
配備解除するアプリケーションの種別を指定します。
種別には次の値が指定できます。
ejb :EJBアプリケーション
web :Webアプリケーション
本オプションは、-tおよび-fオプションと同時に指定することはできません。
なお、形式“ijsundeployment -n name -k kind -a application ...”は、Interstage Application Server V6で作成されたIJServerのワークユニットでのみ使用可能です。
配備解除するアプリケーション名を指定します。
同一種別のアプリケーションであれば、空白で区切ることによりアプリケーション名を複数指定することができます。
本オプションは、-kオプションと同時に指定します。
本オプションは、-tおよび-fオプションと同時に指定することはできません。
対象のIJServerのワークユニットに配備されている全アプリケーションを配備解除します。
本オプションは、-k、-aおよび-tオプションと同時に指定することはできません。
戻り値
0 = 正常終了
上記以外 = エラーが発生し処理を中断
注意事項
本コマンドを使用する場合は、コマンドを実行するマシンにInterstage JMXサービスがインストールされ、起動されている必要があります。
下記の場合、本コマンドを実行する前に対象となるIJServerのワークユニットが停止している必要があります。
HotDeploy機能を使用していない場合
Interstage Application Server V6で作成されたIJServerの場合
本コマンドで配備対象となるIJServerのワークユニットは、Interstage管理コンソール、またはisj2eeadminコマンドで作成したIJServerのワークユニットのみです。
サーバ上の任意の位置で実行するWebアプリケーションを配備解除した場合、アプリケーションの配備情報だけがIJServerワークユニットから削除され、任意のディレクトリ配下に展開されているWebアプリケーションは削除されません。必要に応じて、Webアプリケーションを削除してください。
本コマンドは、Interstageが起動されているか全強制停止モード以外で停止されている場合に実行できます。
このコマンドによる操作は、Interstage管理コンソールの実行基盤となっているInterstage JMXサービスで処理されます。下記のような場合は、Interstage JMXサービスのカスタマイズを行ってください。Interstage JMXサービスの環境設定については、“運用ガイド(基本編)”の“Interstage管理コンソール環境のカスタマイズ”を参照してください。
メモリ不足が発生した場合
“Interstage JMXサービスのjavaプロセスに指定するオプション情報”をカスタマイズしてください。
Interstage JMXサービスの通信のタイムアウトが発生した場合
“Interstage JMXサービスの通信のタイムアウト時間”をカスタマイズしてください。
他のIJServer等がクライアント配布物のjarを直接参照した場合、配備解除してもファイルが残存する場合があります。しばらくしてから手動で削除してください。削除できない場合は、Interstage JMXサービスを再起動してから削除してください。
本コマンドは、管理者権限を所有するユーザだけが実行可能です。
本製品をインストールした環境によって、本コマンドの利用権限が変わる場合があります。詳細は、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」-「利用権限について」を参照してください。
使用例
Interstage Application Server V7以降で作成されたIJServerのワークユニット名がIJServer001、モジュール名がsample.earの操作例を以下に示します。
ijsundeployment -n IJServer001 -t sample.ear |
Interstage Application Server V6で作成されたIJServerのワークユニット名がIJServer001、アプリケーション種別がEJB、アプリケーション名がsampleEJBの操作例を以下に示します。
ijsundeployment -n IJServer001 -k ejb -a sampleEJB |