名前
tdbackup - コンポーネントトランザクションサービスの資源のバックアップ・移出
形式
tdbackup isdir backupdir [tddir]
tdbackup backupdir
機能説明
tdbackupコマンドは、コンポーネントトランザクションサービスの資源のバックアップ・移出を行います。
以下に、tdbackupコマンドの引数を説明します。
Interstageのインストールフォルダを指定します。
バックアップ資源の格納ディレクトリを指定します。
Interstage動作環境定義の“TD path for system”の定義内容を指定します。本定義項目がデフォルト値([Interstageのインストールフォルダ]\td\var)であれば、本パラメタの省略が可能です。
メッセージ
本コマンド実行時に表示されるメッセージと意味を以下に示します。
コマンドが終了しました。本メッセージの出力前に、何らかのメッセージが出力されている場合は、コマンドの実行に失敗しています。この場合、出力メッセージの内容と、本コマンド実行時の注意事項に従い、再度コマンドを実行してください。
コマンドのパラメタ指定に誤りがあります。
Interstageが起動されています。Interstageを停止してください。
Administratorsローカルグループに所属するユーザではありません。Administratorsローカルグループに所属するユーザで実行してください。
コマンドのパラメタで指定したInterstageのインストールフォルダ、または、“TD path for system”のフォルダ %s が、存在しません。
コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納フォルダ %s が、すでに存在します。
コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納フォルダに、すでにバックアップ資源が存在します。
バックアップ資源が存在しません。Interstageのインストールフォルダの指定に誤りがあります。
コマンドが正常終了しました。
コマンドのパラメタ指定に誤りがあります。
Interstageが起動されています。Interstageを停止してください。
コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納ディレクトリ %s は、存在しません。
コマンドのパラメタで指定したバックアップ資源の格納ディレクトリに、すでにバックアップ資源が存在します。
バックアップ資源が存在しません。Interstageのインストールディレクトリの指定に誤りがあります。
パッケージ %sがインストールされていません。資源をバックアップするには、パッケージ %sをインストールする必要があります。
コマンドが異常終了しました。本コマンド実行時の注意事項等を参照し、実行方法に誤りがないかを確認してください。実行方法に誤りがある場合は、注意事項等の記事に従い、再度コマンドを実行してください。その他の場合は、コマンドのエラー原因を示すエラー情報が、下記ファイル内の最後に出力されていますので、そのエラー情報に対する対処を行ってください。
/var/opt/FSUNtd/trc/backup_restore/backup_error.log
注意事項
本コマンドは、管理者権限で実行してください。
本コマンドを実行する前に、必ずInterstageを停止してください。
バックアップ用ディレクトリに、バックアップ資源格納に必要な空きディスク容量を確保してください。バックアップ資源の格納に必要なディスク量の見積り方法については、“運用ガイド(基本編)”を参照してください。
使用例
tdbackup C:\Interstage X:\Backup\td |
tdbackup /backup/td |