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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

20.3 ihsbackup

名前

ihsbackup  -  Interstage HTTP Serverの資源のバックアップ・移出

形式

ihsbackup -d directory [-t pass|all]

機能説明

ihsbackupコマンドは、Interstage HTTP Serverが使用する資源ファイルのバックアップ・移出を行います。

以下に、本コマンドのオプションと引数を説明します。

-d directory


バックアップ・移出を行うInterstage HTTP Server資源の格納ディレクトリ名を、256バイト以内で指定します。


バックアップ・移出を行うInterstage HTTP Server資源の格納ディレクトリ名を、256バイト以内の絶対パスで指定します。

指定したディレクトリ配下に以下のディレクトリを作成後、以下のディレクトリ配下にInterstage HTTP Server資源のバックアップを行います。すでに同じ名前のディレクトリが存在する場合は、以下のディレクトリを削除してから実行してください。
なお、バックアップ・移出が異常終了した場合は、以下のディレクトリを削除してください。

  

ディレクトリ名

IHS

FJSVihs

-t pass|all

バックアップ・移出の対象とする資源を以下から指定します。使用している環境に応じて、選択してください。

バックアップ・移出の対象資源

-tオプションの指定

-tオプション省略

-t pass

-t all

環境定義ファイル

パスワードファイル(任意)

×

公開用ルートディレクトリ

×

×

○:バックアップ・移出を行います。
×:バックアップ・移出を行いません。

  • Interstage HTTP Serverの環境定義ファイル

    C:\Interstage\F3FMihs\etc\.servers.conf
    C:\Interstage\F3FMihs\servers\(Webサーバ名)\conf配下の全ファイル

    /etc/opt/FJSVihs/etc/.servers.conf
    /etc/opt/FJSVihs/boot/FJapache
    /var/opt/FJSVihs/servers/(Webサーバ名)/conf配下の全ファイル
  • パスワードファイル(任意)
    環境定義ファイル(httpd.conf)のAuthGroupFileディレクティブおよびAuthUserFileディレクティブで指定したファイル

  • 公開用ルートディレクトリ
    環境定義ファイル(httpd.conf)のDocumentRootディレクティブで指定したディレクトリ

注意事項

使用例


Interstage HTTP Serverの資源を“X:\Backup\IHS”ディレクトリにバックアップします。

ihsbackup -d X:\Backup -t all



Interstage HTTP Serverの資源を“/backup/FJSVihs”ディレクトリにバックアップします。

ihsbackup -d /backup -t all