テーブル作成環境定義ファイルに、リポジトリデータ格納用テーブルを作成するための情報を設定します。
Interstage ディレクトリサービスでは、以下のディレクトリにテーブル作成環境定義ファイルのサンプルを用意しています。このファイルをコピーし、環境に合わせて変更してください。
C:\Interstage\IREP\sample\config\mktbl |
/opt/FJSVirep/sample/config/mktbl |
ファイル名 | 説明 |
---|---|
mktbl_symfoLE.conf | Symfoware Server Lite Editionのデータベースを使用する場合のテーブル作成環境定義ファイルサンプル |
形式
設定項目: 設定値 |
各項目は「設定項目: 設定値」の形式で指定します。
省略可能な設定項目を省略した場合は、初期値が設定されます。設定値を省略した場合や設定値に空白文字だけを指定した場合はエラーが出力されます。
各設定項目を複数指定することはできません。複数指定した場合はエラーが出力されます。
行の先頭が「#」(シャープ)で始まる行または空白行は、コメント行として無視されます。
行の先頭に空白文字が指定された場合、その行の文字列は前の行の続きと判断して処理します。
設定項目名の最後が「passwd_file」で終わっている項目は、パスワードファイルの絶対パスを指定する項目です。
設定項目一覧
テーブル作成環境定義ファイルの項目を以下に示します。各項目の詳細については、“設定項目の詳細”を参照してください。
定義項目 | 項目名 | 省略指定 |
---|---|---|
データベース種別 | 不可 | |
データベース接続ホスト名 | 不可 | |
データベース接続ポート番号 | 不可 | |
データベース名 | 不可 | |
データベース接続ユーザID(スキーマ名) | 不可 | |
データベース接続ユーザのパスワードファイル | 不可 | |
属性名の最大長拡張 | 可 |
設定項目の詳細
リポジトリデータ格納用テーブルを作成するデータベースの種別を指定します。以下を指定してください。大文字、小文字は区別しません。省略できません。
symfo_le: Symfoware/RDB (Symfoware Server Lite Editionの場合)
データベースのホスト名を、18バイトまでの文字列で指定します。指定するホスト名には、アドレス解決可能なホスト名を指定してください。アドレス解決できないホスト名は指定できません。
使用できる文字は、半角英数字、マイナス(-)、ピリオド(.)およびアンダーライン(_)です。省略できません。
IPv6アドレス直接指定には対応していません。
データベースのポート番号を指定します。1から65535まで指定することができます。省略できません。
データベース名を、8バイトまでの文字列で指定します。使用できる文字は、先頭が英字で始まる半角英数字です。省略できません。
データベースに接続するユーザアカウントを、30バイトまでの文字列で指定します。省略できません。
データベースに接続するユーザアカウントのパスワードを暗号化したパスワードファイルを、絶対パスで指定します。省略できません。
パスワードは30バイトまでの文字列で指定します。
以下に、パスワードファイルに指定できる長さおよび文字を示します。
[Windows(R)] | [Solaris][Linux] | |
---|---|---|
長さ | 256バイト以内 | 256バイト以内 |
指定できる文字 |
|
|
全角文字などのマルチバイトコード系は使用できません。Windows(R)では、コロン(:)はドライブ文字を指定する場合にだけ、エンマーク(\)はディレクトリのセパレータとして指定する場合にだけ指定できます。ドライブを指定する場合は、「C:\」のように「\」を含めて指定してください。
属性名の最大長を64バイトに拡張するかどうかを指定します。拡張する場合は「yes」、拡張しない場合は「no」を指定します。大文字、小文字は区別しません。
省略した場合は「no」が指定されたとみなします。
ファイル記述例
テーブル作成環境定義ファイルの設定例を以下に示します。
# ============================================================================== # Database Settings # ============================================================================== db_kind: symfo_le db_host: idshost db_port: 26551 db_name: DSDB db_user: Administrator db_passwd_file: C:\myfolder\mypasswdfile schema_extension: no |