名前
ijsetoperatorid - サービス運用ユーザーの設定
形式
ijsetoperatorid [-l] | [-u ユーザー名]
機能説明
サービス運用ユーザーを設定します。Interstage Java EE DASサービス、Interstage Java EE Node Agentサービス、IJServerクラスタ/サーバーインスタンスのプロセスの実効権限をサービス運用ユーザーに変更します。
また、実行ファイルや定義ファイル、各種ログなどのプログラム資源に対して、Secure By Defaultのポリシーに基づいた適切なセキュリティ権限を設定します。
本コマンドは、Solaris/Linuxで利用できます。
本コマンドは、システム管理者だけ実行可能です。
オプション
オプション名 | 説明 |
---|---|
-l | 現在設定されたサービス運用ユーザーを表示します。 |
-u | サービス運用ユーザーを指定します。Interstage運用グループをプライマリグループとする、8文字までのユーザー名を指定可能です。 |
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
注意事項
サービス運用ユーザーには、オペレーティングシステムのガイドラインに従ったユーザー名を使用してください。オペレーティングシステムのガイドラインに従っていないユーザー名を使用した場合、Java EEの各サービスの起動や処理に失敗することがあります。
issetsecuritymodeコマンドを実行した場合またはijinitコマンド(-existingオプション指定時を除く)を実行した場合、サービス運用ユーザーはrootで初期化されます。
必要に応じてijsetoperatoridコマンドを実行し、サービス運用ユーザーを設定しなおしてください。
サービス運用ユーザーをrootに変更した場合、以下のメッセージが出力されます。
INFO: ISJEE_IJSETOPID001: The service operation user was changed to root. |
uオプション指定で本コマンドを実行する場合、実行前に以下を停止してください。
すべてのIJServerクラスタ
すべてのメッセージブローカ
Interstage Java EE Node Agentサービス
Interstage Java EE DASサービス
上記のうち、IJServerクラスタ、Interstage Java EE Node Agentサービス、Interstage Java EE DASサービス、またはメッセージブローカのいずれかが停止状態ではない場合、コマンド操作がエラーになります。
サービス運用ユーザを変更した場合は「使用上の注意」-「サービス運用ユーザーを変更した場合の資源へのアクセス権限に関する注意事項」を参照して必要な権限を付与してください。
ログイン認証のためのレルムにOSレルムを設定している場合、Interstage Java EE DASサービスのプロセスの実効権限はサービス運用ユーザーの設定に関わらず、rootとなります。
使用例
サービス運用ユーザーを指定します。
>ijsetoperatorid -u apsuser |
現在設定されたサービス運用ユーザーを表示します。
>ijsetoperatorid -l |