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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

13.4 capture-schema

名前

capture-schema - データベースのスキーマ情報の取り込み

形式

capture-schema -username name -password password -dburl url -driver jdbcdriver -out aFilename [-schemaname aSchemaname] [-table aTablename]*

機能説明

データベースのスキーマ情報を取り込みます。
CMPのEntity Beanを使用した場合は、配備前に本コマンドによりテーブルのメタデータをデータベースから取り込んでファイルに格納します。
本コマンドを実行する場合には、コマンドを実行するコンソールの環境変数CLASSPATHに、使用するJDBCドライバのJARファイルを設定する必要があります。
Java DBのJDBCドライバのJARファイルを環境変数CLASSPATHに設定する必要はありません。

指定したデータベースが膨大な数のテーブルを持つなど、取り込むデータベースのスキーマ情報サイズが大きい場合に、-Xmxのチューニングが必要となる可能性があります。-XmxのチューニングについてはコマンドプロセスのJavaVMオプション設定を参照してください。

オプション

オプション名

説明

-username

データベースへの認証アクセスで使用するユーザ名を指定します。大文字と小文字を区別します(注)。
Oracleデータベースの場合はANALYZE ANY TABLE権限を付与したユーザを指定してください。

-password

選択しているデータベースへのアクセスに使用するパスワードを指定します。パスワードエイリアスは使用できません。大文字と小文字を区別します(注)。

-dburl

データベースへのアクセスでドライバが想定するJDBC URLを指定します。

-driver

CLASSPATHに指定しているJDBCドライバクラス名(java.sql.Driverの実装クラス)を指定します。

-out

出力ファイルの名前を指定します。「.dbschema」で終わらない場合、この拡張子が追加されます。出力ファイルの名前は出力先のパスと併せてOSの文字列長制限を超えないように注意してください。

-schemaname

取り込むユーザスキーマの名前を指定します。大文字と小文字を区別します(注)。
省略した場合、このユーザがアクセスできるすべてのスキーマからテーブルのメタデータが取り込まれます。複数のスキーマで同一テーブル名が存在した場合は、マッピングに異常が発生し運用中にエラーが発生する可能があります。
なお、Oracleデータベースではスキーマ名の設定が必須です。

-table

取り込むテーブルの名前を指定します。大文字と小文字を区別します(注)。
省略した場合、データベース内(スキーマ名が指定されている場合は指定スキーマ内)のすべてのテーブルが取り込まれます。スキーマ名が指定されていない場合は、このユーザがアクセスできるすべてのスキーマからすべてのテーブルのメタデータが取り込まれます。

(注)オプションに設定する値の文字列の大文字/小文字の区別については接続するデータベースに設定されている文字列に合わせてください。
スキーマ名などを作成するSQL文実行時に識別子にダブルコーテーションを付与しない場合、大文字/小文字のどちらで扱われるかはデータベースによって異なります。詳細はデータベースのマニュアルを参照してください。

戻り値

0

ンドプロセスのJavaVMオプション設定

capture-schemaコマンドを起動する場合、通常のJavaアプリケーションと同様に内部的にJavaアプリケーションの起動コマンド(Javaコマンド)を使用します。
このJavaアプリケーションの起動コマンドで指定可能なオプション(-Xmxオプションなど)を指定する場合には、環境変数VMARGSを指定してください。

VMARGS= -Xmx512m

注意事項

使用例

以下にcapture-schemaコマンドの使用例を接続するデータベースごとに記載します。コマンドを実行したコンソール上にはデータベースの接続情報が表示されます。

Symfoware

> capture-schema -username user1 -password pwd1 -dburl jdbc:symford://dbhost:26551/resource -driver com.fujitsu.symfoware.jdbc.SYMDriver -schemaname SAMPLESCHEMA -table COMPANY -table EMPLOYEE -out SAMPLESCHEMA_COMPANY-EMPLOYEE

Oracle

>capture-schema -username user1 -password pwd1 -dburl jdbc:oracle:thin:@dbhost:1521:mysid -driver oracle.jdbc.OracleDriver -schemaname SAMPLESCHEMA -table COMPANY -table EMPLOYEE -out SAMPLESCHEMA_COMPANY-EMPLOYEE

SQL Server

> capture-schema -username user1 -password pwd1 -dburll jdbc:sqlserver://dbhost:1433;databaseName=master -driver com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver -schemaname SAMPLESCHEMA -table COMPANY -table EMPLOYEE -out SAMPLESCHEMA_COMPANY-EMPLOYEE

PowerGres Plus

> capture-schema -username user1 -password pwd1 -dburl jdbc:postgresql://dbhost:5432/template1 -driver org.postgresql.Driver -schemaname SAMPLESCHEMA -table COMPANY -table EMPLOYEE -out SAMPLESCHEMA_COMPANY-EMPLOYEE

Java DB

> capture-schema -username user1 -password pwd1 -dburl jdbc:derby://dbhost:1527/samples -driver org.apache.derby.jdbc.ClientDriver -schemaname SAMPLESCHEMA -table COMPANY -table EMPLOYEE -out SAMPLESCHEMA_COMPANY-EMPLOYEE