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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

13.1.13 トランザクション

13.1.13.1 freeze-transaction-serviceサブコマンド

形式

freeze-transaction-service [--terse[=true|=false]] [--echo[=true|=false]] [--interactive[=true|=false]] [--host host] [--port port] [--secure[=true|=false]] [--user admin_user] [--passwordfile file_name] [--help] --target target

機能説明

現在実行中のトランザクションを凍結します。すでに凍結済みのトランザクションは、凍結しません。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「13.1 asadmin」も参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--terse

-t

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--echo

-e

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--interactive

-I

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--host

-H

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--port

-p

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--secure

-s

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--user

-u

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--passwordfile

なし

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--help

-?

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--target

なし

サーバーインスタンスのインスタンス名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

> asadmin freeze-transaction-service --target IJServer001-1
Command freeze-transaction-service executed successfully.

13.1.13.2 unfreeze-transaction-serviceサブコマンド

形式

unfreeze-transaction-service [--terse[=true|=false]] [--echo[=true|=false]] [--interactive[=true|=false]] [--host host] [--port port] [--secure[=true|=false]] [--user admin_user] [--passwordfile file_name] [--help] --target target

機能説明

凍結したトランザクションを凍結解除します。凍結していないトランザクションは、凍結解除しません。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「13.1 asadmin」も参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--terse

-t

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--echo

-e

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--interactive

-I

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--host

-H

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--port

-p

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--secure

-s

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--user

-u

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--passwordfile

なし

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--help

-?

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--target

なし

サーバーインスタンスのインスタンス名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

> asadmin unfreeze-transaction-service --target IJServer001-1
Command unfreeze-transaction-service executed successfully.

13.1.13.3 recover-transactionsサブコマンド

形式

recover-transactions [--terse[=true|=false]] [--echo[=true|=false]] [--interactive[=true|=false]] [--host host] [--port port] [--secure[=true|=false]] [--user admin_user] [--passwordfile file_name] [--help] [--txlogdir transaction_log_dir] [--destination destination_server_name] server_name

機能説明

インダウトトランザクションのトランザクションの回復処理を行います。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「13.1 asadmin」も参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--terse

-t

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--echo

-e

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--interactive

-I

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--host

-H

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--port

-p

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--secure

-s

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--user

-u

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--passwordfile

なし

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--help

-?

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--txlogdir

なし

トランザクションの回復処理に使用するトランザクションログの格納ディレクトリを指定します。
トランザクションサービス定義のトランザクションログの位置(tx-log-dir)に指定した定義値と異なるディレクトリを指定したい場合に使用します。

--destination

なし

オペランドに指定するサーバーインスタンスがダウン中で、リカバリ用に代替のサーバーインスタンスからリカバリを実施したい場合に、代替サーバーインスタンス名を指定します。
回復に使用するトランザクションログの格納位置を、--txlogdirオプションに指定できます。

オペランド

オペランド名

省略

説明

server_name

不可

回復が必要なトランザクションが存在するサーバーインスタンスのインスタンス名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

> asadmin recover-transactions IJServer001-1
Command recover-transactions executed successfully.

13.1.13.4 rollback-transactionサブコマンド

形式

rollback-transaction [--terse[=true|=false]] [--echo[=true|=false]] [--interactive[=true|=false]] [--host host] [--port port] [--secure[=true|=false]] [--user admin_user] [--passwordfile file_name] [--help] --target target transaction_id

機能説明

実行中のトランザクションに対してロールバックにマークします。ロールバックにマークされたトランザクションはトランザクション終了時に必ずロールバックされます。対象のトランザクションを凍結してから本コマンド実施すると、コマンド実行中に不当にトランザクションが終了することを防ぐことができます。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「13.1 asadmin」も参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--terse

-t

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--echo

-e

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--interactive

-I

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--host

-H

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--port

-p

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--secure

-s

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--user

-u

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--passwordfile

なし

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--help

-?

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--target

なし

サーバーインスタンスのインスタンス名を指定します。

オペランド

オペランド名

省略

説明

transaction_id

不可

ロールバックにマークするトランザクションIDを指定します。複数のトランザクションIDを指定する場合、各トランザクションIDを":"で区切って指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

> asadmin rollback-transaction --target IJServer001-1 0000000000000001
Command rollback-transaction executed successfully.

13.1.13.5 list-transactionsサブコマンド

形式

list-transactions [--terse[=true|=false]] [--echo[=true|=false]] [--interactive[=true|=false]] [--host host] [--port port] [--secure[=true|=false]] [--user admin_user] [--passwordfile file_name] [--help] [--detail[=true|=false]] target

機能説明

実行中のトランザクションの情報を一覧表示します。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「13.1 asadmin」も参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--terse

-t

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--echo

-e

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--interactive

-I

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--host

-H

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--port

-p

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--secure

-s

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--user

-u

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--passwordfile

なし

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--help

-?

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--detail

-d

トランザクションの詳細情報を表示するかどうかを指定します。
trueに設定した場合、トランザクションの詳細情報を表示します。本オプションが省略された場合、デフォルト値は「false」となります。

オペランド

オペランド名

省略

説明

target

不可

サーバーインスタンス名を指定します。

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

出力詳細を下表に示します。

項番

項目名

意味

説明

(1)

No

トランザクション一覧の項番

トランザクション一覧の項番が表示されます。

(2)

ID

トランザクションのID

トランザクションのトランザクションIDが表示されます。
注:デフォルトで、25桁でトランザクションIDを表示します。25桁を超えた場合、実際のトランザクションIDの桁で表示します。

(3)

Status

トランザクションの状態

トランザクションの状態の値は、下記の7個です。

  • Active
    実行中の状態

  • MarkedRollback
    ロールバックにマークされている状態

  • Prepared
    準備フェーズが完了した状態

  • UnKnown
    状態が不明の状態

  • Preparing
    準備フェーズ実行中の状態

  • Committing
    コミット実行中の状態

  • RollingBack
    ロールバック中の状態

(4)

ElapsedTime(ms)

経過時間 (ミリ秒)

トランザクションが開始されてからの経過時間がミリ秒で表示されます。

(5)

ComponentName

コンポーネント名

トランザクションを開始したコンポーネントのクラス名がフルパッケージ名で表示されます。

コンポーネントのタイプはEJBの場合、EJBのBeanクラスが表示されます。
コンポーネントのタイプはServeletの場合、サーブレットクラスが表示されます。
コンポーネントのタイプはJSPの場合、「org.apache.jasper.servlet.JspServlet」が表示されます。

注:EJB3.0の場合、トランザクションを開始したアプリケーションがStateful Session Beanでjava.io.Serializableを実装していない場合、コンポーネント名は「パッケージ名._クラス名_Serializable」の形式で出力されます。

(6)

ResourceNames

リソース名

トランザクションに参加しているリソース名が表示されます。


注意事項

サブコマンド「list-transactions」を実行する前に、トランザクションの監視機能を有効に設定する必要があります。
Interstage Java EE管理コンソールの「設定> [設定名]> 監視」の画面で、「トランザクションサービス」を「LOW」または「HIGH」に設定します。または、asadminコマンドの「set」サブコマンドを使用して[設定名].monitoring-service.module-monitoring-levels.transaction-serviceをLOWまたはHIGHに指定します。