形式
configure-webservice-management [--terse[=true|=false]] [--echo[=true|=false]] [--interactive[=true|=false]] [--host host] [--port port] [--secure[=true|=false]] [--user admin_user] [--passwordfile file_name] [--help] [--monitoring {OFF|LOW|HIGH}] [--maxhistorysize size] webservice_name
機能説明
Webサービスのモニタリングのレベルおよび通信メッセージログの保持数を変更します。
モニタリングのレベルとして、以下が指定可能です。
レベル  | 採取する情報  | ||
|---|---|---|---|
Webサービス固有の運用統計情報  | エラー復帰した呼出しのSOAP通信メッセージ  | 成功した呼出しのSOAP通信メッセージ  | |
OFF  | 採取しない  | 採取しない  | 採取しない  | 
LOW  | 採取する  | 採取しない  | 採取しない  | 
HIGH  | 採取する  | 採取する  | 採取する  | 
注意
「HIGH」は開発時および呼量が極めて少ないシステムでのトラブル調査用です。呼量が多いWebサービスでは、本設定を行うと性能の低下を招く場合がありますので指定しないでください。
「HIGH」を設定した場合には、SOAP通信メッセージがメモリに保存されるようになるため、保持するSOAP通信メッセージのサイズ分のメモリが必要です。Webサービスで受け付けるリクエストのサイズを制限し、サイズの大きいリクエスト受信時にメモリ不足が発生しないようにしてください。詳細は、「Java EE運用ガイド」-「Webサービス運用環境のカスタマイズ」を参照してください。
asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「13.1 asadmin」も参照してください。
オプション
オプション名  | 簡略名  | 説明  | 
|---|---|---|
--terse  | -t  | 「13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。  | 
--echo  | -e  | 「13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。  | 
--interactive  | -I  | 「13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。  | 
--host  | -H  | 「13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。  | 
--port  | -p  | 「13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。  | 
--secure  | -s  | 「13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。  | 
--user  | -u  | 「13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。  | 
--passwordfile  | なし  | 「13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。  | 
--help  | -?  | 「13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。  | 
--monitoring  | なし  | モニタリングのレベルを指定します。  | 
--maxhistorysize  | なし  | 通信メッセージログの保持数を、1~2147483647の整数値で指定します。  | 
オペランド
オペランド名  | 省略  | 説明  | 
|---|---|---|
webservice-name  | 不可  | 対象のWebサービスを表す、以下の形式の文字列を指定します。 
  | 
戻り値
0: 正常終了
1: 異常終了
使用例
以下のように実行します。
>asadmin configure-webservice-management --monitoring HIGH --maxhistorysize 10 MyModule#MyWebService  |