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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

13.1.12 Webサービス

13.1.12.1 configure-webservice-managementサブコマンド

形式

configure-webservice-management [--terse[=true|=false]] [--echo[=true|=false]] [--interactive[=true|=false]] [--host host] [--port port] [--secure[=true|=false]] [--user admin_user] [--passwordfile file_name] [--help] [--monitoring {OFF|LOW|HIGH}] [--maxhistorysize size] webservice_name

機能説明

Webサービスのモニタリングのレベルおよび通信メッセージログの保持数を変更します。
モニタリングのレベルとして、以下が指定可能です。

レベル

採取する情報

Webサービス固有の運用統計情報

エラー復帰した呼出しのSOAP通信メッセージ

成功した呼出しのSOAP通信メッセージ

OFF

採取しない

採取しない

採取しない

LOW

採取する

採取しない

採取しない

HIGH

採取する

採取する

採取する


注意

「HIGH」は開発時および呼量が極めて少ないシステムでのトラブル調査用です。呼量が多いWebサービスでは、本設定を行うと性能の低下を招く場合がありますので指定しないでください。
「HIGH」を設定した場合には、SOAP通信メッセージがメモリに保存されるようになるため、保持するSOAP通信メッセージのサイズ分のメモリが必要です。Webサービスで受け付けるリクエストのサイズを制限し、サイズの大きいリクエスト受信時にメモリ不足が発生しないようにしてください。詳細は、「Java EE運用ガイド」-「Webサービス運用環境のカスタマイズ」を参照してください。

asadminコマンドの利用方法・注意事項については、「13.1 asadmin」も参照してください。

オプション

オプション名

簡略名

説明

--terse

-t

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--echo

-e

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--interactive

-I

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--host

-H

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--port

-p

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--secure

-s

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--user

-u

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--passwordfile

なし

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--help

-?

13.1.2 asadminコマンドの共通オプション」を参照してください。

--monitoring

なし

モニタリングのレベルを指定します。
デフォルト値はOFFです。

--maxhistorysize

なし

通信メッセージログの保持数を、1~2147483647の整数値で指定します。
デフォルト値は25です。

オペランド

オペランド名

省略

説明

webservice-name

不可

対象のWebサービスを表す、以下の形式の文字列を指定します。

  • EARモジュールで配備した場合
    アプリケーション名#モジュール名#エンドポイント名

  • WARまたはejb-jarをEARに含めず単体で配備した場合
    アプリケーション名#エンドポイント名

戻り値

0: 正常終了
1: 異常終了

使用例

以下のように実行します。

>asadmin configure-webservice-management --monitoring HIGH --maxhistorysize 10 MyModule#MyWebService
Command configure-webservice-management executed successfully.