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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

7.3 otsmonitor

名前

otsmonitor  -  OTSシステム/リソース管理プログラムの状態監視

形式

[OTSシステムの場合]

  1. 起動監視(タイムアウト時間“nn”、監視サイクル時間“mm”)。
    otsmonitor -t sys -m "startup,timeout=nn,cycletime=mm"

  2. 停止監視
    otsmonitor -t sys -m "terminate"

  3. 起動から停止までの監視
    otsmonitor -t sys -m "startup,terminate"


[リソース管理プログラムの場合]

  1. 起動監視(タイムアウト時間“nn”、監視サイクル時間“mm”)。
    otsmonitor -t rmp {-n リソース定義名 | -j} -m "startup,timeout=nn,cycletime=mm"

  2. 停止監視
    otsmonitor -t rmp {-n リソース定義名 | -j} -m "terminate"

  3. 起動から停止までの監視
    otsmonitor -t rmp {-n リソース定義名 | -j} -m "startup,terminate"

機能説明

本コマンドは、OTSシステム/リソース管理プログラムの状態を監視します。クラスタシステムからOTSシステム/リソース管理プログラムを監視する場合に利用します。

本コマンドで指定可能なオプションとパラメタを以下に示します。

-t sys|rmp

監視対象を以下から選択して指定します。

“sys”

OTSシステムを監視対象とします。

“rmp”

リソース管理プログラムを監視対象とします。

-n リソース定義名

指定したリソース定義名のリソース管理プログラムを監視します。-tオプションに“rmp”を指定した場合に指定します。

-j

JTS用のリソース管理プログラムを監視します。-tオプションに“rmp”を指定した場合に指定します。

-m "startup,terminate,timeout=nn,cycletime=mm"

監視対象、タイムアウト時間、および監視サイクル時間を指定します。

以下の文字を半角カンマ(,)で区切り、半角ダブルクォーテーション("")で囲んで指定します。

“startup”

監視対象が起動するまでを監視します。

“terminate”

監視対象が停止するまでを監視します。

“startup,terminate”

監視対象が起動から停止するまでを監視します。

“timeout=nn”

nnにタイムアウト時間を指定します。タイムアウト時間が経過しても監視対象の処理が完了しない場合は、エラー復帰します。タイムアウト時間は、停止監視には影響を与えません。

指定可能な範囲は、1~2147483647です。省略値(または指定範囲外の値が指定された場合の値)は、60秒です。

“cycletime=mm”

mmに何秒ごとに状態を監視するかを指定します。

指定可能な範囲は、1~2147483647です。省略値(または指定範囲外の値が指定された場合の値)は、5秒です。

復帰値

本コマンドは、以下の復帰値を返却します。

“0”

本コマンドで指定した監視動作のとおりに動作した場合、“0”を返却します。

“1”

処理中に何らかの異常を検出した場合、“1”を返却します。

“2”

タイムアウト時間(-mオプションのtimeout値)内に起動処理が完了しなかった場合、“2”を返却します。

注意事項

使用例

OTSシステムの起動を監視する場合

otsstart
otsmonitor -t sys -m "startup"
if %ERRORLEVEL% EQU 0 goto :NORMAL_END
if %ERRORLEVEL% EQU 1 goto :ERROR_OCCURRED
if %ERRORLEVEL% EQU 2 goto :TIMEOUT


OTS用のリソース管理プログラムの起動を監視する場合(起動時のタイムアウト時間“30秒”)

otsstartrsc -pg c:\temp\ots\rdb_resource.exe -n resource1
otsmonitor -t rmp -n resource1 -m "startup,timeout=30"
if %ERRORLEVEL% EQU 0 goto :NORMAL_END
if %ERRORLEVEL% EQU 1 goto :ERROR_OCCURRED
if %ERRORLEVEL% EQU 2 goto :TIMEOUT


JTS用のリソース管理プログラムの起動を監視する場合(監視サイクル時間“2秒”)

otsstartrsc -j
otsmonitor -t rmp -j -m "startup,cycletime=2"
if %ERRORLEVEL% EQU 0 goto :NORMAL_END
if %ERRORLEVEL% EQU 1 goto :ERROR_OCCURRED
if %ERRORLEVEL% EQU 2 goto :TIMEOUT


OTSシステムの起動を監視する場合

otsstart
otsmonitor -t sys -m "startup"
ret = “$?”
if [ $ret -eq 0 ]
then
# normal end
fi
if [ $ret -eq 1 ]
then
# error occurred
fi
if [ $ret -eq 2 ]
then
# timeout occurred
fi


リソース管理プログラムの起動を監視する場合(起動時のタイムアウト時間“30秒”)

otsstartrsc -pg /home/ots/rdb_resource -n resource1
otsmonitor -t rmp -n resource1 -m "startup,timeout=30"
ret = "$?"
if [ $ret -eq 0 ]
then
# normal end
fi
if [ $ret -eq 1 ]
then
# error occurred
fi
if [ $ret -eq 2 ]
then
# timeout occurred
fi


JTS用のリソース管理プログラムの起動を監視する場合(監視サイクル時間“2秒”)

otsstartrsc -j
otsmonitor -t rmp -j -m "startup,cycletime=2"
ret = "$?"
if [ $ret -eq 0 ]
then
# normal end
fi
if [ $ret -eq 1 ]
then
# error occurred
fi
if [ $ret -eq 2 ]
then
# timeout occurred
fi