名前
tdtransfer - 属性情報の転送および表示
形式
tdtransfer {-p dpcfpath [-i id1[id2] . . . [idn]] [-c rildname] [-f pildname] [-v rilvseri] [-w pilvseri]
[-m|-d] | -l [id1[id2] . . . [idn]]}
機能説明
tdtransferコマンドは、属性情報の転送および表示を行います。
属性情報の転送は、tdcコマンドにより抽出された、属性情報をNETSTAGE/パートナーに転送します。
NETSTAGE/パートナーでは、属性情報からパートナー属性情報およびレコード情報を作成します。この2つの情報をそれぞれ、パートナー属性情報ライブラリおよびレコード情報ライブラリに格納するために、データセット名とボリューム通し番号を指定する必要があります。
パートナー属性情報およびレコード情報については、“OS IV NETSTAGE/パートナー説明書”を参照してください。
属性情報の表示は、属性情報を標準出力に出力します。
属性情報の出力情報を、以下に示します。
項目名 | 表示値 | 意味 |
---|---|---|
MODULE-NAME | モジュール名 | モジュール名 |
INTERFACE-NAME | インタフェース名 | インタフェース名 |
OPERATION-NAME | オペレーション名 | オペレーション名 |
INATTRIB | 属性情報名 | 入力属性情報名 |
OUTATTRIB | 属性情報名 | 出力属性情報名 |
REGISTERED-DATE | YYYY/MM/DD | コンパイル実施日付 |
TIME | HH:MM:SS | コンパイル実施時刻 |
ITEM-NUMBER | 数値 | 該当属性情報に属する項目 |
NO | 数値 | シーケンス番号 |
NAME | パラメタ名 | パラメタ名 |
KIND | NORMAL | 階層レベル通常項目 |
ITEM-FORM | V | 入出力項目の属性 |
TYPE | FIXED | 項目部固定長 |
LENGTH1 | 数値 | 数値データの整数部の桁数 |
LENGTH2 | 数値 | 数値データの小数部の桁数 |
以下に、tdtransferコマンドのオプションおよび引数を説明します。
属性情報をNETSTAGE/パートナーに送信するためのDPCF通信パス名を指定します。
属性情報を転送する場合は、必ず指定してください。
転送する属性情報の属性情報名をid1からidnまで指定します。
このオプションは、複数の属性情報名を指定できます。このオプションを省略すると、すべての属性情報が転送されます。
属性情報をNETSTAGE/パートナーに転送するためのレコード情報ライブラリのデータセット名をrildnameに指定します。このオプションを省略した場合は、NETSTAGE/パートナーの定義に従います。
属性情報をNETSTAGE/パートナーに転送するためのパートナー属性情報ライブラリのデータセット名をpildnameに指定します。このオプションを省略した場合は、NETSTAGE/パートナーの定義に従います。
属性情報をNETSTAGE/パートナーに転送するための作業用レコード情報ライブラリのボリューム通し番号をrilvseriに指定します。このオプションを省略した場合は、NETSTAGE/パートナーの定義に従います。
属性情報をNETSTAGE/パートナーに転送するためのパートナー属性情報ライブラリのボリューム通し番号をpilvseriに指定します。このオプションを省略した場合は、NETSTAGE/パートナーの定義に従います。
メッセージファイル用の属性情報を転送する場合、必ず指定します。-dオプションと同時に指定することはできません。
-mおよび-dオプションの両方を省略した場合は、-dオプションを指定したことになります。
表示ファイル用の属性情報を転送する場合指定します。-mオプションと同時に指定することはできません。
-mおよび-dオプションの両方を省略した場合は、-dオプションを指定したことになります。
属性情報の表示を行います。表示対象となる属性情報名をid1からidnまで指定します。このオプションは、複数の属性情報名を指定できます。属性情報名を省略すると、すべての属性情報が表示されます。このオプションを他のオプションと組み合わせて指定した場合エラーとなります。
注意事項
本コマンドは、管理者権限だけが実行可能です。
このコマンドを実行するためには、以下の作業が必要です。
IDCMのDPCF通信パスの確立。
tdtransferコマンド実行時に連携するNETSTAGE/パートナーの起動。
DPCF通信パスの確立方法は、“IDCMヘルプ”を参照してください。また、tdtransferコマンド実行時に連携するNETSTAGE/パートナーについては、“OS IV NETSTAGE/パートナー説明書”を参照してください。
DPCF通信パスの確立方法は、“IDCM使用手引書”およびオンラインヘルプを参照してください。また、tdtransferコマンド実行時に連携するパートナーについては、“OS IV NETSTAGE/パートナー説明書”を参照してください。
使用例
転送の場合の例
tdtransfer -p AEXIDCM1 -i TDFORM01 -c F3233.RECORD -f F3233.LIB |
表示の場合の例
tdtransfer -l TDFORM01 attibute information MODULE-NAME ==> MODULE1 INTERFACE-NAME ==> INT1 OPERATION-NAME ==> ALL101 INATTRIB ==> TDFORM01 REGISTERED-DATE ==> 1998/02/24 TIME ==> 18:47:11 ITEM-NUMBER ==> 17 No NAME KIND ITEM-FORM TYPE LENGTH1 LENGTH2 1 AIM11 NORMAL X FIXED 1 - 2 AIM12 NORMAL M FIXED 1 - |