名前
isstart - Interstageの起動
形式
isstart [-M システム名]
機能説明
isstartコマンドは、Interstageを起動します。
本コマンドは、以下のサービスを起動します。
Interstage Java EE Node Agentサービス
Interstageインストール時にセットアップしたサービス
isinitコマンドにより初期化したサービス
Interstage管理コンソールの[システム] > [環境設定]画面で使用する設定としたサービス
ismodifyserviceコマンドで追加したサービス
本コマンドの起動対象サービスは、isstatコマンド、またはInterstage管理コンソールの[システム] > [状態]の“詳細”表示で確認できます。
ただし、Interstage Web Server Expressでは、以下のサービスだけを起動します。
Interstage Java EE Node Agentサービス
CORBAサービス
コンポーネントトランザクションサービス
Interstage HTTP Server(Interstage管理コンソールで連動設定を行っている場合)
なお、本コマンド投入時に起動対象のサービスがすでに起動されていた場合は、そのサービスに対する起動は行いません。
また、上記に示す初期化が完了していない場合は、本コマンドはエラーとなります。
isstartコマンドのオプションを以下に説明します。
対象のシステム名を指定します。
本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。
注意事項
本コマンドは、管理者権限だけが実行可能です。
本コマンドを使用する場合、Interstage統合コマンドにより初期化済みのサービスに対して、以下のコマンドを実行しないでください。
ijnastart
ijnastop
otssetup
otsmklog
otsstart
otsstop
essetup
esunsetup
esstart
esstop
odsetlbo
odstartlbo
odstoplbo
tdsetup
tdunsetup
tdstart
tdstop
odadmin
S99startod
CosNaming_s
InterfaceRep_Cache_s
InterfaceRep_Cache_e
OD_stop
apachectl
本コマンドを使用する場合は、コントロールパネルのサービス、またはnet start/net stopコマンドを使用して、以下のサービスの起動・停止を行わないでください。ただし、下記(*)のコマンドについては、Interstage動作環境定義の稼働状態監視モードに“mode2”(IS Monitor Mode= mode2)を指定して初期化している場合、実行できます。
Interstage Java EE Node Agentサービス(Interstage Java EE Node Agent)
CORBAサービス(OD_start)
ネーミングサービス(Naming Service)
インタフェースリポジトリ(InterfaceRep_Cache Service)
インタフェースリポジトリ(InterfaceRep_Cache_e Service)
イベントサービス(EventService)
コンポーネントトランザクションサービス(TransactionDirector)
データベース連携サービス(ObjectTransactionService)
Interstage APIサービス(INTERSTAGE API)
Interstage HTTP Server (*)
ロードバランスオプション(NS LoadBalancingOption)
ネーミングサービスに対してネーミングコンテキストの登録・削除を繰返し行ったあとに本コマンドを実行した場合、Interstageの起動に時間がかかることがあります。本現象の原因は、ネーミングサービスの起動処理に時間がかかるためであり、特に問題はありません。
Interstageサービスの使用するロケールは、本コマンド実行時に環境変数“LNAG”に指定されているロケールになります。
Interstage シングル・サインオンにおいてSSOリポジトリにロール定義およびサイト定義を多量に登録してリポジトリサーバを運用し、かつInterstage HTTP Serverと連動設定を行っている場合、Interstageの起動に時間がかかることがあります。本現象の詳細および回避方法については、“トラブルシューティング集”の“Interstage シングル・サインオン運用時の異常”-“トラブル事例”-“リポジトリサーバに関するトラブル”を参照してください。
ワークユニットでEJBアプリケーションを運用する場合、isstartコマンドを実行する前に、環境変数を設定しておく必要があります。環境変数については、“J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)”を参照してください。