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Interstage Application Server/Interstage Web Server Express リファレンスマニュアル(コマンド編)
Interstage

2.7 ismodifyservice

名前

ismodifyservice  -  Interstage運用環境へのサービスの追加/変更/削除、および監視モードの変更

形式

  1. サービスの追加
    ismodifyservice [-M システム名] -a ES|FJapache

  2. サービスの削除
    ismodifyservice [-M システム名] -d ES|FJapache

  3. ネーミングサービス、インタフェースリポジトリ(標準インタフェース/valueインタフェース)の参照先をローカルホストに変更
    ismodifyservice [-M システム名] -a NS|IR

  4. ネーミングサービス、インタフェースリポジトリ(標準インタフェース)の参照先をリモートホストに変更
    ismodifyservice [-M システム名] -r -h ホスト名 [-p ポート番号] NS|IR

  5. Interstage稼動状態の監視モードの変更
    ismodifyservice [-M システム名] -m mode1|mode2

機能説明

ismodifyserviceコマンドは、以下の操作を行うコマンドです。

本コマンドにより操作できるサービスを以下に示します。

本機能を使用してサービスを追加した場合、そのサービスのチューニング値は、セットアップされているシステム規模に従ってカストマイズされます。

ismodifyserviceコマンドのオプションおよび引数を以下に説明します。

-M システム名

対象のシステム名を指定します。

本オプションを省略すると、デフォルトシステムが対象となります。

-a

以下のサービスを追加する場合に指定します。

  • ES:イベントサービス

  • FJapache:Interstage HTTP Server(Interstage Application Server Enterprise Editionのみ)

また、ネーミングサービス、インタフェースリポジトリ(標準インタフェース/valueインタフェース)の参照先をローカルホストに変更する場合にも指定します。

-r

以下のサービスの参照先をリモートホストに変更する場合に指定します。

  • NS:ネーミングサービス

  • IR:インタフェースリポジトリ(標準インタフェース)

-d

以下のサービスを削除する場合に指定します。

  • ES:イベントサービス

  • FJapache:Interstage HTTP Server(Interstage Application Server Enterprise Editionのみ)

-h ホスト名

-rオプション指定時に、変更するホスト名を指定します。

-p ポート番号

-rオプション指定時に、変更するポート番号を指定します(省略時:“8002”)。

-m mode1|mode2

Interstage稼動状態の監視モードを、以下から選択して指定します。

引数

意味

mode1

本モードを指定すると、Interstage運用中にInterstageを構成する以下のいずれかのサービスが停止した場合、Interstageを停止します。Interstage停止により運用中の業務に影響を与えるため、Interstageを停止する必要がある場合に選択してください。

  • CORBAサービス

  • ネーミングサービス(注1)

  • インタフェースリポジトリ(注1)

  • コンポーネントトランザクションサービス

  • データベース連携サービス

  • ロードバランスオプション(注1)

  • Webサーバ(注2

mode2

本モードを指定すると、Interstage運用中に以下のいずれかのサービスが停止した場合、Interstageを停止します。以下以外のサービスが停止した場合は、Interstageの運用が継続されます。以下以外のサービスが停止しても、Interstageの運用が可能で、運用中の業務に影響を与えない場合に選択してください。

  • CORBAサービス

  • コンポーネントトランザクションサービス

  • データベース連携サービス

1)
クラスタシステム上のInterstage運用環境で本モードを指定する場合は、状態遷移プロシジャ内の環境変数IS_ISV_WATCH_MODEに“1”を設定してください。環境変数IS_ISV_WATCH_MODEに“1”を設定しない場合は、本サービスが停止してもInterstageの運用が継続されます。なお、本サービス以外のサービスが停止した場合は、Interstageを停止します。

注2
Interstage管理コンソールの[システム:環境設定]画面で、[Interstageとの連動] > [Webサーバ]に“連動する”を設定している場合は、Webサーバが停止してもInterstageの運用が継続されます。Webサーバの停止を契機にInterstageを停止させる場合は、“連動しない”を設定し、isinit/ismodifyserviceコマンドでWebサーバをセットアップしてください。

ポイント

サービス識別名

追加/変更/削除を行うサービスの識別名を指定します。

各サービスの識別名は、以下のとおりです。大文字/小文字の区別は、ありません。

サービス

指定する識別名

インタフェースリポジトリ(標準インタフェース)

IR

ネーミングサービス

NS

イベントサービス

ES

Interstage HTTP Server
(Interstage Application Server Enterprise Editionのみ)

FJapache


注意事項

使用例

イベントサービスを追加する場合

ismodifyservice -a ES

ネーミングサービスの参照先を変更する場合

ismodifyservice -r -h host01 NS