Interstage Business Process Manager Analyticsのインストールおよびセットアップ手順について説明します。
Interstage Business Process Manager Analyticsのインストール手順について、以下に説明します。
参考
詳細は以下のマニュアルを参照してください。
Interstage Business Process Manager Analytics 導入ガイド「Analyticsサーバのセットアップ」
インストーラを起動します。
以下のDVDをコンピュータのDVDドライブにセットします。
Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition V15.0
ポイント
インストールするマシンの設定によっては、自動的にインストーラが起動しないことがあります。その場合は、以下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。
[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。
DVDドライブ:\SwSetup.exe
UNIX版のDVDを使用する場合は、以下の操作を行い、手動でインストーラを起動してください。
[スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]を選択します。
[ファイル名を指定して実行]ウィンドウの[参照]で、以下のファイルを選択し、[OK]をクリックします。
DVDドライブ:\client\SwSetup.exe
表示された画面で[セットアップ(クライアント)]→[Interstage Business Process Manager Analytics]を選択します。
[インストール]をクリックします。
インストールの選択を行います。
[サーバ]を選択し、[次へ]をクリックします。
ビルトインデータベースの設定を行います。
[ビルトインデータベースの利用]にチェックが入っていることを確認し、データベーススペースの格納先に問題がなければ[次へ]をクリックします。
注意
ビルトインデータベースのデータベーススペース格納先は、空き容量が25GB以上あるディスクを指定してください。
アプリケーションサーバタイプの選択を行います。
[ビルトインアプリサーバ]が選択されていることを確認し、[次へ]をクリックします。
管理者IDとパスワードの設定を行います。
最初に運用管理コンソールにログインする管理者のIDとパスワードを指定します。指定後、[次へ]をクリックします。
管理者ID、パスワードに設定可能な文字は以下の通りです。
文字長 | 文字種 | |
---|---|---|
管理者ID | 64文字以内 |
|
パスワード | 64文字以内 |
|
インストールの確認を行います。
インストール先などを変更する場合は[変更する]を選択して[次へ]をクリックし、設定の変更を行います。
内容に問題がなければ[変更しない]を選択し、[次へ]をクリックします。インストールが開始されます。
注意
ビルトインデータベースのデータベーススペース格納先には、25GB以上の空き領域が必要です。不足している場合、以下のエラーメッセージが出力され、インストールが中断されます。
データベーススペースの格納先を、25GB以上の空き領域があるディスクに変更してください。
[完了]をクリックします。
ダッシュボードを構築する上で必要となるPDBセンサーの定義ファイルと統合モジュール(jarファイル)をInterstage Business Process Manager Analyticsに登録します。
注意
Interstage Business Process Manager Analyticsのインストール後、OSの再起動を実施してから本作業を行ってください。
Interstage Business Process Manager Analyticsへの定義ファイルの登録を行います。
Interstage Business Process Manager AnalyticsのPDBセンサー用のテンプレートファイルを配置します。
Sysmtewalker Service Quality Coordinator 運用管理クライアントの以下の場所に格納されているPDBディレクトリを、ディレクトリごとダッシュボードサーバ環境にコピーします。
■格納場所
<運用管理クライアントのインストールディレクトリ>\dashboard\sensor\types\PDB |
<運用管理クライアントのインストールディレクトリ>のデフォルトは、"C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C"です。
なお、PDBディレクトリには以下のファイルが格納されています。
agenttype.xml
template.xml
template_resource.properties
template_resource_ja.properties
■格納場所
<Interstage Business Process Manager Analyticsの作業領域ディレクトリ>\tomcat6\webapps\ibpmm\conf\types |
<Interstage Business Process Manager Analyticsの作業領域ディレクトリ>のデフォルトは、"C:\ibpmm_data"です。
Interstage Business Process Manager AnalyticsのPDBセンサー用のログ定義ファイルを配置します。
BPMAS_PDB_Log4jConfiguration.xmlを、ダッシュボードサーバ環境にコピーします。
■格納場所
<運用管理クライアントのインストールディレクトリ>\dashboard\sensor\log\BPMAS_PDB_Log4jConfiguration.xml |
<運用管理クライアントのインストールディレクトリ>のデフォルトは、"C:\Program Files\SystemwalkerSQC-C"です。
■格納場所
<Interstage Business Process Manager Analyticsの作業領域ディレクトリ>\tomcat6\webapps\ibpmm\conf\log |
<Interstage Business Process Manager Analyticsの作業領域ディレクトリ>のデフォルトは、"C:\ibpmm_data"です。
Interstage Business Process Manager Analyticsへの統合モジュール(jarファイル)の登録を行います。
参考
詳細は以下のマニュアルを参照してください。
Interstage Business Process Manager Analytics 使用手引書(管理コンソール)「統合モジュール管理」
Webブラウザを利用して、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。
[Windowsスタートメニュー]-[Interstage Business Process Manager Analytics]-[運用管理コンソール]をクリックし、インストール時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。
[Analyticsシステム]-[システム設定]-[統合モジュール管理]をクリックします。
[追加ファイル]の[参照]ボタンをクリックし、以下に格納されているjarファイルを指定して[追加]をクリックします。
■格納場所
<運用管理クライアントのインストールディレクトリ>\dashboard\sensor\lib\pdb-sensor.jar |
ビルトインアプリサーバを停止します。停止の手順は、「A.3.2 ビルトインアプリサーバの停止」を参照してください。
ビルトインアプリサーバが停止したら、ビルトインアプリサーバを再起動します。起動の手順は、「A.3.1 ビルトインアプリサーバの起動」を参照してください。
ビルトインデータベースの作成とユーザーの作成を行います。
注意
ビルトインデータベースの作成が完了するまで1時間以上かかる場合があります。
ポイント
ビルトインデータベースのデータベース領域はデフォルトの場合、20GBで作成されます。データベース領域を変更する場合は、以下のファイルを編集してください。
<インストールディレクトリ>\bpmm\dbscripts\symfoware\bpm-create-space-schema-symfo.sql
[編集箇所]
CREATE DBSPACE EDBSPACE ALLOCATE FILE E:\ibpmmsym\space\EBPMSP01 ATTRIBUTE SPACE(20000M);
上記編集箇所の"20000M"を変更したいサイズに修正します。値はMB単位で指定してください。
以下のコマンドを実行し、イベント格納データベースとデータベースのユーザーを作成します。
<インストールディレクトリ>\bpmm\setup\builtinsetup.bat |
注)デフォルトのインストールディレクトリ:C:\ibpmm
ポイント
コマンド実行後、以下のようにコマンドプロンプトに表示され、ビルトインデータベースの作成が完了するとコマンドプロンプトが終了します。
ダッシュボードテンプレート用のテーブル自動作成処理の完了確認
手順1.の操作完了後、自動的にビルトインアプリサーバが再起動し、ビルトインデータベースへダッシュボードテンプレート用テーブルの自動作成処理が行われます。以下の手順を実施し、ダッシュボードテンプレート用テーブルの自動作成処理が完了することを確認してください。
注意
ダッシュボードテンプレート用のテーブル自動作成処理が完了するまで1時間以上かかる場合があります。
[Windowsスタートメニュー]-[Interstage Business Process Manager Analytics]-[運用管理コンソール]をクリックし、インストール時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。
[Analyticsシステム]-[センサー管理]をクリックします。
[センサーリスト]の表中のセンサー名[<ホスト名>]の状態が"起動"になっていることを確認します。
ポイント
ダッシュボードテンプレート用のテーブル自動作成処理が完了していない場合、画面右下に以下のようなエラーメッセージが出力されます。その場合は数十分程度待ってから再度確認を行ってください。
ERROR BADM2405: センサーの状態の取得に失敗しました。(詳細: BSDK2803: リクエストの実行中にエラーが発生しました。(詳細:BSDK2101: センサーが初期化されていません。)
ダッシュボードを利用するユーザーを作成します。
Webブラウザを利用して、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。
[Windowsスタートメニュー]-[Interstage Business Process Manager Analytics]-[運用管理コンソール]をクリックし、インストール時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。
[Analyticsシステム]-[システム設定]-[ユーザー管理]をクリックし、[ユーザー]-[ユーザーの作成]タブを選択します。
以下の2種類の権限のユーザーを作成します。
Analytics Studioを使ってダッシュボードを編集できるユーザー
ダッシュボードの参照のみできるユーザー
以下の項目を設定してください。
パラメーター | 説明 |
---|---|
ユーザーID | ダッシュボードを使用するユーザーのIDを指定します。 指定可能な文字長および文字種は以下の通りです。
ポイント ユーザーIDが「bpm」、「sqc」およびインストール時に指定した管理者IDのユーザーは作成できません。 |
ユーザー名 | ダッシュボードを使用するユーザーのユーザー名を指定します。 |
Eメールアドレス | ダッシュボードを使用するユーザーのEメールアドレスを指定します。入力は必須ではありません。 |
パスワード | ダッシュボードを使用するユーザーのログインパスワードを指定します。 指定可能な文字長および文字種は以下の通りです。
|
割り当て済みのグループ | ユーザーが所属するグループを指定し、ユーザーの権限を設定します。
|
説明 | ユーザーについての説明を指定します。入力は必須ではありません。 |
パラメーター | 説明 |
---|---|
ユーザーID | sqcadmin |
ユーザー名 | sqcadmin |
Eメールアドレス | |
パスワード | <任意のパスワード> |
割り当て済みのグループ | 以下を選択 Dashboard Power User Studio Super User |
説明 |
パラメーター | 説明 |
---|---|
ユーザーID | sqcuser |
ユーザー名 | sqcuser |
Eメールアドレス | |
パスワード | <任意のパスワード> |
割り当て済みのグループ | 以下を選択 Dashboard User |
説明 |
[新規作成]ボタンをクリックします。
ダッシュボードサーバとSystemwalker Service Quality Coordinator Managerが別々のサーバで構成されている場合、接続先ManagerのIPアドレスの設定を行います。
ポイント
ダッシュボードサーバとSystemwalker Service Quality Coordinator Managerが同じサーバにインストールされている場合、本手順を実施する必要はありません。
Webブラウザを利用して、Interstage Business Process Manager Analyticsの運用管理コンソールに接続します。
[Windowsスタートメニュー]-[Interstage Business Process Manager Analytics]-[運用管理コンソール]をクリックし、インストール時に指定した管理者IDとパスワードを使用してログインします。
[Analyticl システム]-[センサー管理]-[<ホスト名>]をクリックし、[01:Summary_ECO]を選択します。
注意
[01:Summary_ECO]の状態が"起動"となっている場合は、[接続情報リスト]の接続情報名[01:Summary_ECO]の左側のチェックボックスを選択し[停止]ボタンをクリックして停止させてください。
["PDB"接続情報パラメタ]-[PDBSensorConf]-[SQCManagerHostName]のテキストボックスに、Managerのホスト名もしくはIPアドレスを設定します。
[変更]ボタンをクリックします。
[接続情報リスト]の接続情報名[01:Summary_ECO]の左側のチェックボックスを選択し、[起動]ボタンをクリックします。
接続情報名[06:VMwareESX/ESXi]に対しても、上記手順1.~5.を実施してください。
ダッシュボードサーバの起動については、「A.1.1 ダッシュボードサーバの起動」を参照して、「BPM Analytics Server」が起動しているか確認してください。ダッシュボードが停止している場合は、起動してください。
「3.2.1.4 ダッシュボードを使用するユーザー作成」で作成したユーザーに、ダッシュボードテンプレートのビュープロファイルを公開する作業を実施します。
公開手順については、「4.1.2.1 Analytics Studioによるダッシュボードテンプレートの公開」を参照してください。
ポイント
「4.1.2.1 Analytics Studioによるダッシュボードテンプレートの公開」で、ダッシュボードグループに適用するビュープロファイルは以下になります。
SQCダッシュボード
仮想化ダッシュボード