組織のロールによって、管理ポータルでユーザーが利用できる機能と、ユーザーに割り当てることができるロールが決定されます。これらのユーザーロールによって個別のユーザーが実行できるアクションが制御されます。
標準のユーザー
特別なロールを割り当てられていないユーザーです。登録されているすべてのユーザーは自動的にユーザーとなります。組織が利用中のサービスを使用することができます。追加ユーザーロールを割り当てるには、管理者が明示的に行う必要があります。
本名称は便宜的で、管理ポータルで本ユーザーのために特別なロールを設定することはありません。
管理者
各組織には、少なくとも1人のユーザーが本ロールをもつ必要があります。管理者は自組織のユーザーの管理や、組織のアカウントと購読操作を行えます。
組織が新規に作成されると同時に追加されるユーザーには、必ずこのロールが付与されます。
技術サービス管理者
本ロールを持つユーザーはアプリケーションを技術サービスとして定義できます。本ロールは技術サービス開発部門のユーザーに割り当てることができます。
サービス提供者
このロールのユーザーはサービスポータルに登録済のサービスと料金モデルを定義し、サービスポータルに登録済のサービスを公開できます。サービス提供部門のユーザーに割り当てることができます。
サービスポータル管理者
このロールのユーザーは、サービスポータルにサービスを公開できるサービス提供部門を定義し、組織の個別の要件に適合させるようにサービスポータルをカスタマイズすることができます。このロールは、サービスポータル運用管理部門のユーザーに割り当てることができます。
システム運用管理者
このロールのユーザーは設定や保守を行い、組織を管理することができます。インストールとセットアップが完了すると、システム運用管理部門と共に最初のシステム運用管理者が作成されます。
以下の図は、組織とユーザーロール、それらの関係の概要を示します。