ソフトウェアパラメーター設定を行う場合のシステム構成は、ServerView Resource Orchestratorと同じシステム構成です。ただし、管理LANで管理サーバとL-Serverを繋ぐ必要がある部分が異なります。
図1.3 ソフトウェアパラメーター設定を行う場合のシステム構成
管理サーバ
ServerView Resource Orchestratorが動作するサーバです。そして、ソフトウェアパラメーター設定機能も動作します。テンプレートの管理、L-Platformの配備、スナップショットの採取・リストアなどを管理するサーバです。
管理クライアント
ServerView Resource Orchestratorの管理サーバを操作するクライアントです。
管理対象サーバ
VMwareやHyper-Vなどのサーバ仮想化ソフトウェアを運用するサーバです。管理サーバによって管理されます。
L-Platform
多階層システム (Web/AP/DB) など複数のL-Serverとストレージ、ネットワークから構成されるシステム全体をまとめて運用、管理するためのリソースです。
L-Platformは、管理対象サーバのサーバ仮想化ソフトウェア上に配備されます。
L-Server(業務サーバ)
サーバと、サーバに接続されたストレージおよびネットワークの論理的な仕様(CPU数、メモリ容量、ディスク容量、NIC数など)を定義したリソースです。
ソフトウェアパラメーター設定機能は、配備されたL-Serverと通信して、ソフトウェアにパラメーターを設定します。通信は管理LANを経由して行います。
管理LAN
管理対象サーバやL-Serverを管理サーバから管理するためのLANです。
管理対象サーバやL-Serverで業務を行うための業務LANとは別に設置します。
ソフトウェアパラメーター設定機能を使用する場合は、管理サーバとL-Serverを管理LANで繋ぐ必要があります。