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ServerView Resource Orchestrator Express/Virtual Edition V3.1.0 運用ガイド

9.2.1 管理情報全体のバックアップ

ここでは、環境構築後に実行するバックアップについて説明します。

  1. 証明書、セッション暗号キー、各種定義ファイル、イメージ管理情報のバックアップ

    証明書、セッションキー、各種定義ファイルおよびイメージ管理情報のバックアップは、rcxkeydefnackupコマンドを実行します。
    rcxkeydefbackupコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド編) VE」の「6.2 rcxkeydefbackup」を参照してください。

    【Windowsマネージャー】
    インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxkeydefbackup

    【Linuxマネージャー】
    /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxkeydefbackup

    >rcxkeydefbackup [-dir directory] [[-immediate]|[-timeout value]] <RETURN>

    バックアップしたファイルは、指定したフォルダーに以下の形式で作成されます。

    形式

    【Windowsマネージャー】
    ホスト名_keydef_YYYYMMDD_HHMM.jar

    【Linuxマネージャー】
    ホスト名_keydef_YYYYMMDD_HHMM.tar.bz2

    書式

    YYYYMMDDは証明書、セッションキー、各種定義ファイル、イメージ管理情報をバックアップした日時です。

    指定項目

    YYYY

    西暦

    MMDD

    日付

    HHMM

    時刻

    注意

    • 本製品の操作中に本コマンドを実行すると、操作中の処理が完了するまで待ち合わせます。

    • バックアップしたファイルのサイズは、定義ファイルの数に応じて変動します。10KBの定義ファイルを100個格納していても1MB未満の領域しか必要としないので、このサイズを参考にバックアップ領域を用意してください。

    なお、保存したパスワードは、rcxloginコマンドでパスワードを保存したOSのユーザーアカウントのホームディレクトリに格納されています。ホームディレクトリの内容も併せてバックアップしておくことをお勧めします。

  2. イメージファイルに関連する情報、システムイメージ、クローニングイメージのバックアップ

    イメージファイルに関連する情報、システムイメージ、およびクローニングイメージのバックアップは、scwbackupコマンドを実行します。
    scwbackupコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド編) VE」の「6.5 scwbackup」を参照してください。

    【Windowsマネージャー】
    インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\scwbackup

    【Linuxマネージャー】
    /opt/FJSVrcvmr/bin/scwbackup

    >scwbackup [-dir directory] [[-immediate]|[-timeout value]] <RETURN>

    バックアップしたイメージファイルに関連する情報、システムイメージ、およびクローニングイメージは、指定したフォルダーに作成される以下の形式のフォルダーに格納されます。

    形式

    ホスト名_scw_YYYYMMDD_HHMM

    書式

    YYYYMMDDはSystem情報をバックアップした日時です。

    指定項目

    YYYY

    西暦

    MMDD

    日付

    HHMM

    時刻

    注意

    • 本製品の操作中に本コマンドを実行すると、操作中の処理が完了するまで待ち合わせます。

    • バックアップしたファイルとディレクトリは、イメージファイル情報のリソース数の増減に応じてサイズが増減します。「設計ガイド VE」の「2.4.2.5 動的ディスク容量」の「イメージファイル格納域」を参照してバックアップ領域を用意してください。

  3. VM管理製品の仮想マシンのバックアップ

    バックアップについては、VM管理製品のマニュアルを参照してください。

  4. 構成定義情報のバックアップ

    以下のコマンドを実行して構成定義情報の書出しを行います。構成定義情報およびバージョンのXMLを書き出すディレクトリまたはフォルダーを指定します。

    -dirでディレクトリまたはフォルダーを指定します。既存のディレクトリまたはフォルダーが存在しない場合、エラーが発生します。

    rcxbackupコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド編) VE」の「6.1 rcxbackup」を参照してください。

    【Windowsマネージャー】
    インストールフォルダー\SVROR\Manager\bin\rcxbackup

    【Linuxマネージャー】
    /opt/FJSVrcvmr/bin/rcxbackup

    >rcxbackup [-dir directory] [[-immediate]|[-timeout value]] <RETURN>

    バックアップしたファイルは、指定したフォルダーに以下の形式で作成されます。

    形式

    【Windowsマネージャー】
    ホスト名_YYYYMMDD_HHMM.jar

    【Linuxマネージャー】
    ホスト名_YYYYMMDD_HHMM.tar.bz2

    書式

    YYYYMMDDは構成定義情報をバックアップした日時です。

    指定項目

    YYYY

    西暦

    MMDD

    日付

    HHMM

    時刻

    注意

    • 本製品の操作中に本コマンドを実行すると、操作中の処理が完了するまで待ち合わせます。

    • バックアップしたファイルは、構成定義情報のリソース数の増減に応じてサイズが増減します。1000個のVMゲストを管理している場合でも2MB未満の領域しか必要としないため、このサイズを参考にバックアップ領域を用意してください。なお、このファイルは圧縮ファイルですが、バックアップ処理の延長で、圧縮が解凍されたファイルが一時的に生成されます。このため、圧縮していないファイルのサイズの空き領域(VMゲスト数が1000の場合、150MB程度)が必要です。

  5. ディレクトリサービスのバックアップ

    ディレクトリサービスによるユーザー管理を行っている場合、ディレクトリサービスのバックアップを行ってください。

    バックアップについては、ディレクトリサービスのマニュアルを参照してください。