リリース自動化テンプレートを利用するための導入形態について説明します。
Systemwalker Runbook Automationとリリース自動化テンプレートの導入形態の全体図を以下に示します。
図7.2 導入形態の全体図
リリース作業を行う単位
リリース自動化テンプレートは、リリースパッケージを1台の管理対象サーバへ配備するよう定義されています。
図7.3 リリース作業を行う単位
リリース自動化テンプレートをカスタマイズすることで、リリースパッケージを複数のリリース対象サーバへ配備することもできます。
図7.4 リリース作業を行う単位(複数)
カスタマイズの方法の詳細については“7.8.1.3 リリースパッケージを複数のリリース対象サーバにリリースする”を参照してください。
業務サーバの構成
リリース自動化テンプレートでは、以下に示す構成の業務システムにリリースパッケージを配備することを想定しています。業務システムで動作する各種アプリケーションや定義ファイルをオペレーターおよび管理者の指示により自動的に配備することができるようになります。
図7.5 Java EEアプリケーションのリリース
図7.6 J2EEアプリケーションのリリース
図7.7 その他のアプリケーションのリリース
リリース自動化テンプレートの構成
リリース自動化テンプレートは、リリースパッケージをリリース対象サーバに配備するためのプロセス定義です。リリースパッケージの種類にあわせて以下の3種類を提供します。
Interstage Application Server Java EEアプリケーションのリリース用テンプレート
Java EE規約に準じた方法でパッケージ化された以下のJava EEアプリケーションをサポートします。
jarファイル
WARファイル
EARファイル
RARファイル
Interstage Application Server J2EEアプリケーションのリリース用テンプレート
J2EE Version 1.3規約に準じた以下のJ2EEアプリケーションをサポートします。
jarファイル
WARファイル
EARファイル
RARファイル
その他のアプリケーションのリリース用テンプレート
ファイル種別に制限はありません。必要に応じて配備方法を設定してください。