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Interstage Business Application ServerV10.1.0 セットアップガイド
Interstage

1.1.3 Web/AP分離構成

Interstage Business Application Serverのシステムを構築するうえで、Webサーバとアプリケーションサーバを分離する構成を“Web/AP分離構成”と呼びます。

Webサーバをアプリケーションサーバと分離し、機能分散を行うことで、負荷に応じてWebサーバだけを多重化するなどのチューニングや外部からのアクセスをWebサーバだけに集約するなどセキュリティの向上が可能になります。以下にサーバ構成と提供機能の配置関係について説明します。

なお、Web/AP分離構成において、アプリケーションサーバとデータベースサーバの構成には、以下の2つのパターンがあります。それぞれの場合に応じて配置する機能が異なります。

1.1.3.1 アプリケーションサーバとデータベースサーバを1つのサーバで運用

アプリケーションサーバとデータベースサーバを、同じサーバで運用する構成です。すべての資源が1つのサーバに集中しているために、設計要素も少なく低コストで簡易的にシステムを構築することができます。


ポイント

1つのサーバで、非同期アプリケーション連携実行基盤と同期アプリケーション連携実行基盤の両方の環境を構築することもできます。

適用条件

設計要素

インストールする製品

配置するコンポーネント

1.1.3.2 アプリケーションサーバとデータベースサーバを異なるサーバで運用

アプリケーションサーバとデータベースサーバを、異なるサーバで運用する構成です。資源が複数のサーバに分散しているために設計要素が増えますが、拡張性の高いシステムを構築することができます。


ポイント

1つのサーバで、非同期アプリケーション連携実行基盤と同期アプリケーション連携実行基盤の両方の環境を構築することもできます。

適用条件

1.1.3.1 アプリケーションサーバとデータベースサーバを1つのサーバで運用”と同じです。

設計要素

特徴

インストールする製品

配置するコンポーネント