[Systemwalkerコンソール]のカスタマイズについて説明します。
[Systemwalkerコンソール[監視]]を、カスタマイズする方法を説明します。
[Systemwalkerコンソール]の背景色をカスタマイズする
設定方法は、以下の通りです。
[Systemwalkerコンソール[監視]]を起動します。
[表示]-[デザインの設定]メニューを選択します。
[デザインの設定]ダイアログボックスの[全体]タブを選択します。
全体の色設定の[設定]ボタンをクリックし、[色の設定]ダイアログボックスで色を設定し、[OK]ボタンをクリックします。
[デザインの設定]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックします。
背景色の設定は、Systemwalkerコンソール再起動後に反映され、端末にログインするユーザごとに保存されます。
[監視マップ]でのオブジェクトの稼働状態表示をカスタマイズする
オブジェクト(ノード/アプリケーション/ワークユニット/ワークユニットオブジェクト/クラスタサービス/グローバルサーバ/GSサブシステム/GSワークユニットオブジェクト)の稼働状態を、監視マップに表示されているアイコンの背景画像で識別できます。
オブジェクト種別がノードの場合の設定方法を以下に説明します。
[Systemwalkerコンソール[監視]]を起動します。
[表示]-[デザインの設定]メニューを選択します。
[デザインの設定]ダイアログボックスの[監視マップ]タブを選択します。
種別で[ノードの状態]を選択します。
[設定]ボタンをクリックします。
[背景選択]ダイアログボックスで表示したい色の背景画像を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[デザインの設定]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックします。
カスタマイズした背景画像を初期状態に戻すには、[初期値に戻す]ボタンをクリックします。
初期値については、“オブジェクトの稼働状態を示す背景画像の初期値”を参照願います。
[監視マップ]のイベント発生時のイメージをカスタマイズする
イベント発生時、発生元オブジェクトのアイコンに、異常時のイメージとして、任意のイメージを重ねて表示できます。
設定方法は、以下となります。
[Systemwalkerコンソール[監視]]で、[表示]メニューの[デザインの設定]を選択します。
→[デザインの設定]ダイアログボックスが表示されます。
[デザインの設定]ダイアログボックスの[監視マップ]タブを選択します。
[種別]で[イベントの状態]を選択します。
[最重要]、[重要]、[警告]、および[通知]の[イメージ設定]ボタンをクリックします。
→[アイコン選択]ウィンドウが表示されます。
イベント発生時にアイコンの上に重ね合わせて表示するイメージを選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[デザインの設定]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックします。
また、[表示する]チェックボックスをOFFにすると、その重要度のイベントは監視イベント一覧に表示されますが、異常時のイメージは監視マップに表示されません。例えば、[イベントの状態]が[警告]の[表示する]チェックボックスをOFFに設定した場合、イベント一覧に警告イベントは表示されます。しかし、発生元オブジェクトのアイコンの“異常状態のイメージは表示されません。また、[重要]、[警告]、[通知]のうち1つだけ[表示する]チェックボックスをONにすることはできません。
[初期値に戻す]ボタンをクリックすると、カスタマイズした情報は出荷時の状態に戻ります。
ポイント
運用管理サーバの以下のディレクトリに格納されているbmp形式、またはpng形式のイメージファイルのうち、ファイル名の先頭が半角の“$”または半角の“_”(アンダーバー)のファイルが、イベント発生時、発生元オブジェクトのアイコンに、異常時のイメージとして表示されます。
格納場所
Solaris、Linuxの場合 | /var/opt/FJSVfwgui/java/classes/com/fujitsu/systemwalker/bcmgui/mtoelib/image/icon |
Windows(R)の場合 | Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpbcmgui\server\var\java\classes\com\fujitsu\systemwalker\bcmgui\mtoelib\image\icon |
注意事項
以下の点に注意してアイコンを作成し、運用管理サーバの上記ディレクトリに格納してください。
アイコンに指定するイメージは、bmp形式またはpng形式で作成してください。
ファイル名の先頭は、半角の“$”または半角の“_”(アンダーバー)にしてください。また、先頭文字以外はすべて半角英数字(英字は小文字だけ)にしてください。
透過イメージの表示をサポートしていますが、透過イメージを作成できないbmp形式は、左上1ピクセルの色が透過色と判断され、アイコンの表示の際に透過処理が行われます。
背景等、透明で表示したい部分には、左上1ピクセルの色と同じ色を指定して作成してください。
[Systemwalker Webコンソール]の[監視マップ]でのオブジェクトの稼働状態表示をカスタマイズする
[Systemwalker Webコンソール]では、オブジェクト(ノード/アプリケーション/ワークユニット/ワークユニットオブジェクト/クラスタサービス/グローバルサーバ/GSサブシステム/GSワークユニットオブジェクト)の稼働状態を、監視マップに表示されているアイコンの枠色およびラベルの文字色で識別できます。
オブジェクト種別がノードの場合の設定方法を以下に説明します。
[Systemwalkerコンソール[監視]]を起動します。
[表示]-[デザインの設定]メニューを選択します。
[デザインの設定]ダイアログボックスの[監視マップ(Webコンソール)]タブを選択します。
色設定で「ノードの状態」を選択します。
ラベルの文字色を変更するには、[文字色]ボタンをクリックします。枠色を変更するには[背景色/枠色]ボタンをクリックします。
[色の設定]ダイアログボックスで表示したい色を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[デザインの設定]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックします。
カスタマイズした背景画像を初期状態に戻すには、[初期値に戻す]ボタンをクリックします。
初期値については、“オブジェクトの稼働状態を示す背景画像の初期値”を参照願います。
[監視リスト]のイベント発生時の文字色/背景色をカスタマイズする
[最重要イベント発生ノード]、[重要イベント発生ノード]、[警告イベント発生ノード]、および[通知イベント発生ノード]の[背景色]、[文字色]をカスタマイズします。
[初期値に戻す]ボタンをクリックすると、カスタマイズした情報は出荷時の状態に戻ります。初期値は以下の通りです。
設定方法は以下となります。
[Systemwalkerコンソール[監視]]を起動します。
[表示]-[デザインの設定]メニューを選択します。
[デザインの設定]ダイアログボックスの[監視リスト]タブを選択します。
背景色、文字色の[設定]ボタンをクリックします。
[色の設定]ダイアログボックスで表示したい色を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[デザインの設定]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックします。
[初期値に戻す]ボタンをクリックすると、カスタマイズした情報は出荷時の状態に戻ります。初期値は以下の通りです。
[文字色] | [最重要]:赤色 |
[背景色] | 白色 |
[監視イベント一覧]のイベントの文字色/背景色をカスタマイズする
[監視イベント一覧]のイベントの文字色/背景色をカスタマイズします。
[監視イベント一覧の色設定]
以下の項目の[背景色]と[文字色]をカスタマイズします。
[最重要イベント]
[重要イベント]
[警告イベント]
[通知イベント]
設定方法は以下となります。
[Systemwalkerコンソール[監視]]を起動します。
[表示]-[デザインの設定]メニューを選択します。
[デザインの設定]ダイアログボックスの[監視イベント]タブを選択します。
背景色、文字色の[設定]ボタンをクリックします。
[色の設定]ダイアログボックスで表示したい色を選択し、[OK]ボタンをクリックします。
[デザインの設定]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックします。
[初期値に戻す]ボタンをクリックすると、カスタマイズした情報は出荷時の状態に戻ります。初期値は以下の通りです。
[文字色] | [最重要]:赤色 |
[背景色] | 白色 |
監視イベント種別をカスタマイズする
[監視イベント種別]ウィンドウのボタンに表示するランプのビットマップは、ユーザが独自にカスタマイズすることができます。種別ボタンの各ビットマップをカスタマイズするには、以下を編集します。
監視イベント種別ごとのビットマップ(正常時/イベント発生時)
このビットマップは、[監視イベント種別]ウィンドウに表示されます。
監視イベント種別ごとのコマンド
このコマンドは、[監視イベント詳細]ダイアログボックスの[連携製品の起動](注)ボタンによって呼び出されます。
注)カスタマイズ画面で、コマンド名を登録している場合は、登録したコマンド名になります。
[初期値に戻す]ボタンをクリックすると、カスタマイズした情報は出荷時の状態に戻ります。
[監視イベント一覧]の[対処]項目にSystemwalkerテンプレートの情報を表示する
[監視イベント一覧]の[対処]項目にSystemwalkerテンプレートの情報を表示する場合、運用管理サーバおよびSystemwalkerコンソールを使用する端末にて、以下の設定を行ってください。
【運用管理サーバでの設定】
“Systemwalkerコンソールサービスの定義ファイル”を編集し、“監視イベント一覧の[対処]欄へのSystemwalkerテンプレートの表示設定”を有効にしてください。
詳細は、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”の“Systemwalkerコンソールサービスの定義ファイル”を参照してください。
【Systemwalkerコンソールを使用する端末での設定】
[監視イベントの表示設定]画面の[監視イベント一覧の設定]タブを選択し、[表示項目の設定]にて、[対処]を[表示する項目]に設定してください。
初期設定では、[監視イベント一覧]の[対処]項目にSystemwalkerテンプレートの情報は表示されません。Systemwalkerテンプレートの情報を表示するとSystemwalkerコンソールの性能が劣化する場合があります。
[監視イベント]の最大表示件数をカスタマイズする
運用管理サーバで以下のファイルを編集し、起動時および運用時における、監視イベントの最大表示件数を設定します。
[Windows]
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpbcmgui\server\etc\usr\MpBcmSvrConfig.ini |
[UNIX]
/etc/opt/FJSVfwgui/usr/MpBcmSvrConfig.ini |
詳細については、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
「起動時の最大表示件数」および「運用時の最大表示件数」の推奨値は、初期設定値である100件と1000件です。推奨値以上の数値を指定するとSystemwalkerコンソールの性能が劣化する場合があります。
Systemwalkerコンソールで使用するJavaのヒープサイズの設定
Systemwalkerコンソールが動作するWindows端末で、以下のファイルを編集し、Systemwalkerコンソールで使用するJavaのヒープサイズを設定します。
Systemwalkerインストールディレクトリ\mpwalker.dm\mpbcmgui\etc\MpBcmClConfig.ini |
詳細については、“Systemwalker Centric Managerリファレンスマニュアル”を参照してください。
イベント発生時の動作をカスタマイズする
監視イベント一覧に新しいイベントが発生した場合の動作をカスタマイズすることができます。カスタマイズは、[監視イベントの表示設定]ダイアログの[イベント発生時の処理]タブで行います。[監視イベントの表示設定]ダイアログの[イベント発生時の処理]タブの表示方法は、以下の通りです。
[Systemwalkerコンソール[監視]]において、[表示]-[監視イベントの表示設定]メニューを選択します。
[監視イベントの表示設定]ダイアログボックスの[イベント発生時の処理]タブを選択します。
[監視イベントの表示設定]ダイアログの[イベント発生時の処理]タブで設定できる内容は以下です。
イベント発生時に発生元オブジェクトのアイコンを点滅する
イベント発生時に、アイコン上に表示する異常時の状態を点滅することで、監視マップ上でのイベント発生状況がわかりやすくなります。ただし、監視ツリー上のアイコンは点滅しません。
初期値は、OFFに設定されています。
イベント発生時にBEEP音を鳴らす
イベント発生時に、BEEP音を鳴らし通知することができます。
[監視イベントの表示設定]ダイアログの[イベント発生時の処理]タブで[イベント発生時にBEEPを鳴らす]をチェックすると、異常時にBEEP音が鳴ります。
初期値は、OFFに設定されています。
イベント発生時に発生元オブジェクトにジャンプ
イベント発生時にイベント発生元のオブジェクトにジャンプします。監視ツリーおよび監視マップ/リストが最小化されていた場合には、イベント発生時に元のサイズに戻ります。
また、イベント発生時に[Systemwalkerコンソール]が最小化されていた場合は、[Systemwalkerコンソール]を元のサイズに戻したときにジャンプします。
初期値は、OFFに設定されています。
イベント発生時に監視イベント一覧を自動スクロールする
イベント発生時に監視イベント一覧を自動スクロールし、発生したイベントが監視イベント一覧上に表示されるようにします。監視イベント一覧の絞り込みやソートを行っていた場合には、自動的に解除されます。
初期値は、OFFに設定されています。
警告灯アイコンを使用する
警告灯アイコンを点滅することで、新しいイベントの発生を通知します。警告灯アイコンは、クリックすることで点滅を停止することができます。
警告灯アイコンによる通知を行う場合には、新しく発生したイベントは「未確認」状態として監視イベント一覧に表示されます。
初期値は、ONに設定されています。
スヌーズ機能を使用する
警告灯アイコンのスヌーズ機能を使用すると、点滅を停止後一定時間経ってもイベントの対処が行われない場合に、警告灯アイコンが再点滅するため、イベントの対処忘れを防止することができます。再点滅するまでの時間を変更することも可能です。
複数のSystemwalkerコンソールを同時に監視している場合などに有効です。
初期値は、OFFに設定されています。
一時停止中はイベントが発生しても再点滅しない
警告灯アイコンを停止中は、新しいイベントが発生しても再点滅しないようにします。イベントが大量発生した場合などに、警告灯アイコンが点滅したままになるのを防止することができます。
初期値は、OFFに設定されています。
「未確認」を「未対処」に変更する契機
「未確認」状態のイベントを「未対処」状態に変更する契機の設定を行います。
[イベントを未対処にする]メニューの選択
[監視イベント詳細]画面または[監視イベントの状態変更]画面の表示
初期値は、“[イベントを未対処にする]メニューの選択”に設定されています。
監視イベント一覧の表示/動作をカスタマイズする
監視イベント一覧の表示や動作をカスタマイズすることができます。カスタマイズは、[監視イベントの表示設定]ダイアログの[監視イベント一覧の設定]タブで行います。[監視イベントの表示設定]ダイアログの[監視イベント一覧の設定]タブの表示方法は、以下の通りです。
[Systemwalkerコンソール[監視]]において、[表示]-[監視イベントの表示設定]メニューを選択します。
[監視イベントの表示設定]ダイアログボックスの[監視イベント一覧の設定]タブを選択します。
[監視イベントの表示設定]ダイアログの[監視イベント一覧の設定]タブで設定できる内容は以下です。
監視イベント一覧に表示する項目の設定
監視イベント一覧に表示する項目を変更することができます。項目の表示順を変更することも可能です。
初期値は、以下の項目が表示項目として設定されています。
重要度
状態
番号
種別
日時
表示名
メッセージ
[重要度]および[状態]項目に表示する内容
監視イベント一覧に[重要度]および[状態]項目を表示する場合に、表示する形式を指定します。
アイコン
文字
初期値は、[重要度]項目が“アイコン”、[状態]項目が“文字”に設定されています。
[表示名]項目に表示する内容
監視イベント一覧に[表示名]項目を表示する場合に、表示する形式を指定します。
運用名
表示名
ホスト名
IPアドレス
初期値は、すべてが表示されるように設定されています。
イベントをダブルクリックした場合の動作
監視イベント一覧でイベントをダブルクリックした場合の動作を指定します。
[監視イベント詳細]画面を表示
[監視イベントの状態変更]画面を表示
初期値は、“[監視イベント詳細]画面を表示”に設定されています。
対処済イベントの削除
対処済のイベントを監視イベント一覧から自動的に削除することができます。
初期値は、OFFに設定されています。
ツールチップでメッセージを表示する
監視イベント一覧上のイベントにマウスカーソルを合わせた場合に、イベントメッセージをツールチップで表示することができます。
初期値は、OFFに設定されています。
フォント設定
監視イベント一覧のフォントを変更することができます。ただし、フォントのスタイルを指定することはできません。
初期値は、“フォント名:monospaced、サイズ:12”に設定されています。
イベントプレビュー域の表示をカスタマイズする
イベントプレビュー域の表示をカスタマイズすることができます。カスタマイズは、[監視イベントの表示設定]ダイアログの[イベントプレビュー域の設定]タブで行います。[監視イベントの表示設定]ダイアログの[イベントプレビュー域の設定]タブの表示方法は、以下の通りです。
[Systemwalkerコンソール[監視]]において、[表示]-[監視イベントの表示設定]メニューを選択します。
[監視イベントの表示設定]ダイアログボックスの[イベントプレビュー域の設定]タブを選択します。
[監視イベントの表示設定]ダイアログの[イベントプレビュー域の設定]タブで設定できる内容は以下です。
イベントプレビュー域の表示位置
イベントプレビュー域の表示/非表示、および表示する場合の位置(監視イベント一覧の上/下/左/右)を指定します。
初期値は、“監視イベント一覧の右に表示”に設定されています。
イベントプレビュー域に表示する項目の設定
イベントプレビュー域に表示する項目を変更することができます。項目の表示順を変更することも可能です。
初期値は、以下の項目が表示項目として設定されています。
メッセージ
フォント設定
イベントプレビュー域のフォントを変更することができます。
初期値は、“フォント名:monospaced、スタイル:BOLD、サイズ:12”に設定されています。
状態変更画面の動作をカスタマイズする
[監視イベントの状態変更]ウィンドウおよび[監視イベントの状態変更(返答)]ウィンドウの動作をカスタマイズすることができます。カスタマイズは、[監視イベントの表示設定]ダイアログの[状態変更画面の設定]タブで行います。[監視イベントの表示設定]ダイアログの[状態変更画面の設定]タブの表示方法は、以下の通りです。
[Systemwalkerコンソール[監視]]において、[表示]-[監視イベントの表示設定]メニューを選択します。
[監視イベントの表示設定]ダイアログボックスの[状態変更画面の設定]タブを選択します。
[監視イベントの表示設定]ダイアログの[状態変更画面の設定]タブで設定できる内容は以下です。
状態変更時に確認メッセージを表示する
[監視イベントの状態変更]ウィンドウおよび[監視イベントの状態変更(返答)]ウィンドウで、対応者やメモ、返答の内容および状態を変更した場合に、確認のメッセージボックスを表示することができます。
初期値は、OFFに設定されています。
IMEがONの状態で[監視イベントの状態変更]画面を表示する
IMEがONの状態で[監視イベントの状態変更]ウィンドウおよび[監視イベントの状態変更(返答)]ウィンドウを表示することができます。
初期値は、OFFに設定されています。
その他のカスタマイズ項目
[Systemwalkerコンソール]で行える上記以外のカスタマイズ項目について説明します。
監視リストの絞り込み
監視リストに表示する項目および項目の並び順を変更できます。監視リストの絞り込みには、[リスト表示の設定]ダイアログボックスを使用します。以下のカスタマイズができます。
[絞り込み]
監視リストで[表示するオブジェクト]
監視リストの[絞り込み]
[表示項目]
[表示する項目]
項目の並び
ノード以外のオブジェクトを表示している状態で、[絞り込み]の[イベント監視対象]を選択した場合は、ノード以外のオブジェクトは表示されません。
初期値では、以下の項目が表示されます。
ツリー | 監視機能 | 編集機能 |
---|---|---|
ノード一覧、ノード管理 | [表示名] | [表示名] |
業務管理 | [表示名] | [表示名] |
マップの配置や背景色を変更する
[Systemwalkerコンソール]の[オブジェクト]メニューから[マップ]の[プロパティ]を選択します。(初期設定の状態では、[オブジェクト]-[マップ]-[プロパティ]メニューは表示されません。)
→[マップのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
変更する項目を選択します。
以下の項目を変更できます。
[監視マップ]のアイコンの整列方法
[監視マップ]の[背景色]、[壁紙]
[監視マップ]の変更に関する詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
ポイント
業務型以外の整列型が指定されているマップ上で、アイコンを他のアイコンの間にドラッグアンドドロップすると、整列の順番が替わります。ただし、監視機能で[共通マップ]が選択されている場合は、アイコン位置は入れ替わりません。
壁紙を表示したい場合は、運用管理サーバの以下のディレクトリにjpeg形式、bmp形式またはpng形式のイメージを格納してください。また、ファイル名については、すべて半角英数字(英字は小文字だけ)で指定し、拡張子は、“jpg”、“bmp”および“png”としてください。
【UNIXの場合】
/var/opt/FJSVfwgui/java/classes/com/fujitsu/systemwalker/bcmgui/mtoelib/image/wall |
【Windows(R)の場合】
Systemwalkerインストールディレクトリ\MPWALKER.DM\mpbcmgui\server\var\java\classes\com\fujitsu\systemwalker\bcmgui\mtoelib\image\wall |
マウス操作で配置を変更する場合、ピクセルずつ移動することができます。(100%表示時は1ピクセル、200%表示時は2ピクセルずつ)
[Systemwalkerコンソール[編集]]の[オプション]メニューから[マップ]の[プロパティ]を選択します。
→[マップのプロパティ]ダイアログボックスが表示されます。
[自動整列]で[解除]を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
[監視マップ]上でアイコンまたは、イメージを選択時(複数選択可)に、カーソルキーの上下左右の押下により移動します。
アイコンを変更する場合
アイコンを変更するオブジェクトのプロパティ画面で、[アイコン]を選択します。[参照]ボタンをクリックすると、[アイコン選択]ダイアログボックスが表示されますので、一覧からアイコンを選択します。
ポイント
独自のアイコンを選択する場合
独自のアイコンを選択する場合は、mpbcmaddiconコマンドを使用してjpeg、bmp またはpngイメージファイルを追加します。mpbcmaddicon([Systemwalkerコンソール]のアイコン登録コマンド)については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
アイコンサイズの拡大、縮小
[監視マップ]に表示するアイコンのサイズを拡大、縮小することにより、他のアイコンと区別され、イベント発生時にわかりやすく表示できます。また、表示名が長い場合には、全体が表示できるようになります。
[監視マップ]表示時に、[表示]メニューの[図形編集モード]を選択します。[図形編集モード]がONの場合、アイコンをマウスでドラッグするか、プロパティの[アイコン]からアイコンのサイズを変更します。
[監視マップ]の整列が[解除]以外の場合は、アイコンのサイズを変更できません。アイコンサイズをカスタマイズした後に、整列を[バス型]などに変更した場合は、カスタマイズした大きさで表示されます。
マップ表示の設定を変更する
[Systemwalkerコンソール[監視]]の[表示]メニューから[マップの表示]を選択します。
→マップ形式に切り替わります。
[表示]メニューの[マップ/リストの表示設定]を選択します。
→[マップ表示の設定]ダイアログボックスが表示されます。
以下の項目を変更できます。
[アイコン間の線]
表示する[マップ情報]と拡大率の設定
[マップ情報]の自動保存
[ナビゲーションパネルの表示]
マップ情報の変更に関する詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
[監視マップ]上のオブジェクトをカスタマイズする
[監視マップ]に図形、イメージ等を表示・編集することができます。例えば、アイコンを四角で囲んで説明を追加する、などを行い、画面を見やすく編集できます。以下の条件のとき、[監視マップ]上の各オブジェクトの表示をカスタマイズすることができます。
マッププロパティの整列が[解除]の場合
マップ表示の設定の関係線が[飾り線を表示する]の場合
[Systemwalkerコンソール[監視]]の場合には、上記の他に以下の条件も必要です。
共通マップのチェックボックスがOFFの場合
[監視マップ]では、以下のカスタマイズを行うことができます。
監視マップにイメージを表示する
文字列を表示する
四角、楕円を表示する
線を表示・編集する
線の色や太さを変更する
ポイント
編集機能で変更し、保存したマップの情報は、共通マップとして保存されます。一方、監視機能で変更し、保存したマップの情報は、ログインしている管理者固有のマップとして保存されます。
監視機能では、共通マップ、またはログインしている管理者固有のマップのどちらでも監視することができます。表示するマップを変更するには、[表示]メニューから[マップ/リストの表示設定]を選択して[マップ表示の設定]ダイアログボックスを表示し、表示するマップを選択します。
オブジェクトの稼働状態を示す背景画像の初期値
Systemwalkerコンソールに表示されるオブジェクトについて、デフォルトでのアイコン表示色とその色が示す状態について説明します。
監視項目 | アイコン例 | 初期アイコンの背景色 | オブジェクトの状態 | 内容 |
ノードの稼働状態 | 緑色 | SNMPエージェント動作中 | ノードが稼働中、かつSNMPエージェント動作中です。 | |
SNMPエージェント動作中かつ一部インタフェースが停止中 | ノードが稼働中、かつSNMPエージェント動作中、かつ一部インタフェースが停止中です。 | |||
ノード起動状態かつSNMPエージェント未起動 | ノードが稼働中、かつSNMPエージェント未起動です。 | |||
赤色 | ノードが未起動状態 | ノードが停止しています。 | ||
なし | 非監視状態 | ノードの稼働状態を取得できていません(ノードの状態を監視していません) | ||
クラスタサービスの稼働状態
| 緑色 | 稼働中 | クラスタサービスが稼働中です。 | |
部分稼働中(遷移中) | クラスタサービスが部分稼働中(遷移中)です。 | |||
黄色 | 部分稼働中(片側運用中/縮退運用中) | クラスタサービスが部分稼働中(片側運用中/縮退運用中)です。 | ||
赤色 | 停止中 | クラスタサービスが停止状態です。 | ||
停止中(未起動) | クラスタサービスの起動が一度も行われていません。 | |||
なし | 非監視状態 | クラスタサービスの稼働状態を取得できていません(クラスタサービスの状態を監視していません) | ||
アプリケーションの稼働状態 | 緑色 | 稼働中 | アプリケーションが稼働中です。 | |
起動状態遷移中 | アプリケーションが起動状態に遷移中です。 | |||
黄色 | 稼働中(プロセス数不足) | アプリケーションが稼働状態だが、プロセス数が不足しています。 | ||
稼働中(プロセス数超過) | アプリケーションが稼働状態だが、プロセス数が超過しています。 | |||
赤色 | 停止中 | アプリケーションが停止しています。 | ||
停止遷移中 | アプリケーションが停止状態に遷移中です。 | |||
なし | 非監視状態 | アプリケーションの稼働状態を取得できていません(アプリケーションの状態を監視していません)。 | ||
ワークユニットの稼働状態 | 緑色 | 稼働中 | ワークユニットが稼働中です。 | |
黄色 | 待機中 | ワークユニットが待機状態です。 | ||
縮退運用中 | ワークユニットが縮退運用中です。 | |||
赤色 | 停止中 | ワークユニットが停止しています。 | ||
なし | 非監視状態 | ワークユニットの稼働状態を取得できていません(ワークユニットの状態を監視していません)。 | ||
ワークユニットオブジェクトの稼働状態 | 緑色 | 実行中 | ワークユニットオブジェクトが稼働中です。 | |
黄色 | 実行中(監視待ちメッセージ数超過) | ワークユニットオブジェクトが稼働中だが、監視待ちメッセージ数が超過しています。 | ||
実行中(最大待ちメッセージ数超過) | ワークユニットオブジェクトが稼働中だが、最大待ちメッセージ数が超過しています。 | |||
赤色 | 閉塞中 | ワークユニットオブジェクトが閉塞中です。 | ||
停止中 | ワークユニットオブジェクトが停止しています。 | |||
なし | 非監視状態 | ワークユニットオブジェクトの稼働状態を取得できていません(ワークユニットオブジェクトの状態を監視していません) | ||
グローバルサーバの稼働状態 | 緑色 | 運転中 | 被監視システムが稼働中です。 | |
赤色 | SVPM断 | Systemwalker Centric Manager とSVPMとの通信路が切断されている状態です。 | ||
電源断 | 以下のいずれかの状態です。 | |||
停止中 | 被監視システムの電源は投入されていますが、ソフトウェアが起動されていません。 | |||
中断 | 以下のいずれかの状態です。 | |||
無応答 | 主監視パスで通信中に、被監視システムから応答がなくなった状態です。 | |||
DOWN中 | 被監視システムがシステムダウンした状態です。 | |||
DUMP中 | 被監視システムホストでダンプが採取されている状態です。 | |||
なし | 非監視状態 | グローバルサーバの稼働状態を取得できていません(グローバルサーバの状態を監視していません) | ||
GSワークユニットオブジェクトの状態 | 緑色 | 動作中 | GSワークユニットオブジェクトが稼働状態です。 | |
黄色 | 受付のみ可 | GSワークユニットオブジェクトがメッセージの受付のみが可能な状態です。 | ||
赤色 | 処理不可(閉塞中) | GSワークユニットオブジェクトが閉塞中です。 | ||
処理不可(クローズ) | GSワークユニットオブジェクトがクローズ状態です。 | |||
なし | 非監視状態 | GSワークユニットオブジェクトの稼働状態を取得できていません(GSワークユニットオブジェクトの状態を監視していません) | ||
GSサブシステムの状態 | 緑色 | 稼働中 | GSサブシステムが稼働中です。 | |
赤色 | 停止中 | GSサブシステムが停止状態です。 | ||
なし | 非監視状態 | GSサブシステムの稼働状態を取得できていません(GSサブシステムの状態を監視していません) |
[Systemwalkerコンソール]の操作メニュー、およびリモートコマンドを登録する方法を説明します。
操作メニューを登録する
指定システム、またはすべてのシステムに対して実行するコマンドを、操作メニューに登録します。システムごとに異なる操作メニューを登録する場合は、mpaplreg(監視画面のメニュー項目登録コマンド)を使用します。mpaplreg(監視画面のメニュー項目登録コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
手順
[Systemwalkerコンソール[監視]]で、[操作]メニューの[操作メニューの登録]を選択します。
→[操作メニュー登録]ダイアログボックスが表示されます。
[指定システム]または[全システム]タブを選択します。
[操作メニュー登録]の詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
ポイント
一覧に表示されているメニュー項目の順序を変更する場合は、移動するメニュー項目を選択し、[上移動]ボタンまたは[下移動]ボタンをクリックします。
指定システムまたは全システムへの操作メニューの登録、更新または削除を行った後、以下のどれかのボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックすると、追加、更新または削除した内容を定義ファイルに反映し終了します。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、追加、更新または削除した内容を定義ファイルに反映せず終了します。
[更新]ボタンをクリックすると、追加、更新または削除した内容を定義ファイルに反映します。
登録したメニューに表示されるアイコンは、任意のアイコンに変更できます。アイコンの変更は、操作メニューアイコン定義ファイルを編集して行います。[Systemwalkerコンソール]の操作メニューアイコン定義ファイルの詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”の“[Systemwalkerコンソール]の操作メニューアイコン定義ファイル”を参照してください。
セキュリティ強化のため、登録するアプリケーション自体に適切なアクセス権を付与してください。
操作メニューのカスタマイズ
以下のファイルにより、操作メニューをカスタマイズできます。
ディレクトリ名
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.DM\MPPCGUI\F1EG |
ファイル名
F1EG_CAL.TXT |
書式
<呼び出し機能名>,<コマンドライン>,<ビットマップファイル名>,<ビットマップリソース番号> |
“呼び出し機能名”に書かれた名前が、操作メニューの指定オブジェクト一覧に表示されます。表示された機能名をクリックすると、“コマンドライン”に定義されたプログラムが起動されます。1カラム目にセミコロン“;”(半角)を記述するとその行はコメントとなります。
“コマンドライン”には、監視リストまたは監視マップで指定したノード、またはサブネットの情報をプログラムに引き渡して実行させることができます。コマンドライン内に以下の指定をします。
%HOST: “ホスト名”
%IP: “IPアドレス”
%SUBNET: “サブネットアドレス”
%USER: “ユーザーID”(起動時に指定したユーザーID)
%SYSTEM: “表示名”
%OPTION: 実行時に選択されたノードのオプションが展開されます。
%OBJECTID: Systemwalker独自のノード識別子が展開されます。
%SYSOBJ: MIB SysObjectIDが展開されます。
%RCOM: READコミュニティ名が展開されます。
%SVIP: 運用管理サーバのIPアドレス
%WCOM: WRITEコミュニティ名が展開されます。
%FOLDERSVIP: サイトフォルダのIPアドレス
“ビットマップファイル名”、“ビットマップリソース番号”を指定しても、Systemwalkerコンソールは無視します。
例:
F1EG_CAL.TXT 内に以下のエントリを追加します。
性能監視,C:\SEINOU\SEINOU.EXE -H(%HOST) -U(%USER) |
拡張機能の追加[全システム操作]
以下のファイルにより、操作メニューをカスタマイズできます。
ディレクトリ名
Systemwalkerインストールディレクトリ\MpWalker.DM\MPPCGUI\F1EG |
ファイル名
F1EG_EXT.TXT |
書式
<拡張機能名>,<コマンドライン>,<ビットマップファイル名>,<ビットマップリソース番号> |
“拡張機能名”に書かれた名前が操作メニューの各項目に表示されます。操作メニューに表示された機能名をクリックすると、“コマンドライン”に定義されたプログラムが起動されます。1カラム目にセミコロン“;”(半角)を記述するとその行はコメントとなります。
“コマンドライン”には、監視起動時の認証画面で指定した“ユーザーID”を引き渡すことができます。コマンドライン内に“%USER ”を指定すると“ユーザーID”に置き換えられてプログラムが実行されます。
“ビットマップファイル名”、“ビットマップリソース番号”を指定してもSystemwalkerコンソールは無視します。
例:
F1EG_EXT.TXT内に以下のエントリを追加します。
性能監視,C:\SEINOU\SEINOU.EXE -U(%USER) |
電子文書化されている運用マニュアル等を表示する
電子文書化されている運用マニュアル等を[Systemwalkerコンソール]の操作メニューから表示する方法を説明します。
[Systemwalkerコンソール[監視]]で、[操作]メニューの[操作メニューの登録]を選択します。
→[操作メニュー登録]ダイアログボックスが表示されます。
[全システム]タブを選択します。
[追加]ボタンをクリックします。
→[全システム設定(追加)]ダイアログボックスが表示されます。
[メニュー項目]、[コマンドライン]を入力します。
(例)[メニュー項目]:ハード交換手順
(例)[コマンドライン]:notepad.exe c:\manual.txt
[OK]ボタンをクリックして、[操作メニュー登録]画面を終了します。
[Systemwalkerコンソール]を再起動します。
ポイント
“Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編”や電子文書化されたマニュアルを登録すると、[Systemwalkerコンソール]の操作メニューから登録したマニュアルなどを表示できます。
リモートコマンドを登録する
被監視システムに発行するコマンドを、コマンド一覧に登録します。また、リモートコマンドで発行するコマンドをホストごとにグループ定義しておけば、1操作で複数のリモートコマンドを実行するように設定できます。これを、リモートコマンドグループ定義といいます。
手順
[Systemwalkerコンソール[監視]]で、[操作]メニューの[操作メニューの登録]を選択します。
→[操作メニュー登録]ダイアログボックスが表示されます。
[リモートコマンド]を選択します。
リモートコマンド登録の詳細は、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
【Linux版、またはSolaris版の場合】
UTF-8環境で全角文字を使用した場合、EUC環境と比較して、[操作メニュー登録]の[リモートコマンド実行]画面からの指定可能文字数が減少します。
UTF-8固有文字が含まれている文字列は、定義できません。
[コマンドライン]について上記に該当する登録を行う場合は、実行したいコマンドを記述したシェルスクリプト等をあらかじめ投入先システムに作成し、操作メニューに、作成したシェルスクリプト等を登録してください。
[メニュー項目]については、UTF-8固有文字以外の文字で定義を行ってください。
ポイント
一覧に表示されている[メニュー項目]の順序を変更する場合は、移動するメニュー項目を選択し、[上移動]ボタンまたは[下移動]ボタンをクリックします。
リモートコマンドの登録、更新または削除を行った後、以下のどれかのボタンをクリックします。
[OK]ボタンをクリックすると、追加、更新または削除した内容を定義ファイルに反映し終了します。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、追加、更新または削除した内容を定義ファイルに反映せず終了します。
[更新]ボタンをクリックすると、追加、更新または削除した内容を定義ファイルに反映します。
リモートコマンドグループを登録する
[Systemwalkerコンソール[監視]]で、リモートコマンドが実行可能なノードを単一選択します。
[操作]メニューの[リモートコマンド]を選択します。
→[リモートコマンド実行]ウィンドウが表示されます。
[設定]ボタンをクリックします。
→[リモートコマンドグループ定義]ウィンドウが表示されます。
[追加]ボタンをクリックします。
→[リモートコマンド定義]ウィンドウが表示されます。
[リモートコマンドグループ名]を入力します。
[追加]ボタンをクリックして、[コマンド名]、[コマンドライン]を入力します。
さらに、設定するコマンドがある場合は、再度、[追加]ボタンをクリックします。
[リモートコマンド実行]ウィンドウの[コマンドボタン]にコマンド名を表示する場合は、表示するグループ名をリストボックス上で選択し、[ボタン設定]ボタンをクリックします。また、グループ名の横のチェックボックスをチェックします。
[リモートコマンド実行]ウィンドウの[コマンドボタン]に表示する場所を、[ボタン一覧]リストボックスから選択します。ボタンをクリックしたときに実行するコマンド名を、[コマンド名]コンボボックスから選択します。
【Linux版、またはSolaris版の場合】
入力したコマンドの長さが、1023バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、1023バイトを超えている場合には、それ以上の文字列は入力できません。
ポイント
CSV形式で保存、読み込み
リモートコマンドグループ定義は、CSV形式での保存、および読み込みができます。
[リモートコマンドグループ定義]ウィンドウの[グループ定義]ボタンの[CSV形式で保存]メニューを選択すると、CSV形式で保存できます。また、[グループ定義]ボタンの[ファイルを開く]メニューを選択すると、CSV形式ファイルを読み込むことができます。
【Linux版、またはSolaris版の場合】
CSVファイルから読み込んだリモートコマンドグループ定義の長さが、1023バイト以内であっても、UTF-8に変換した結果、1023バイトを超えている場合は、読み込みに失敗します。CSVファイルから読み込んだリモートコマンドグループ定義の長さを、UTF-8に変換した後に1023バイト以内になるように再設定してください。詳細については、“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”を参照してください。
一覧のスクロールについて
最新のコマンド応答が表示されている、かつ最新のコマンド応答が選択されている状態で、新規のコマンド応答が発生した場合、自動的にスクロールされます。
注意事項
システム監視をインストールしていないホストを選択した場合、およびシステム監視をインストールしているホストを複数選択した場合は、設定できません。
[コマンドボタン]は最大10件まで定義できます。
監視マップ、およびリスト表示に表示されているノードとフォルダを複数選択することができます。
フォルダを指定した場合
多階層のフォルダを指定した場合、フォルダ直下のノードに対してだけコマンドが実行されます。
[リモートコマンド実行]ウィンドウの[対象ノード]には、リモートコマンドが発行可能なノードがすべて表示されます。
監視マップ・監視リストに表示されているノード・フォルダは同時に複数選択可能です。
以下のフォルダを選択した場合だけ、フォルダに対してコマンドが発行できます。(下記以外のフォルダにリモートコマンドが発行可能なノードが含まれていても、コマンドは発行できません。)
サブネットフォルダ
クラスタフォルダ
ネットワークフォルダ
サブネット(ネットワーク)フォルダ
クラスタ(ネットワーク)フォルダ
業務フォルダ
サブネット(業務)フォルダ
クラスタ(業務)フォルダ
Systemwalker Centric Managerは、セキュリティのため、画面のアクセス権やツリーへのアクセス権をユーザごとに定義することができます。ここでは、以下の構成でアクセス権の定義方法を説明します。
画面のアクセス権を定義する
ツリーに対するアクセス権を定義する
画面のアクセス権を定義する
Systemwalker Centric Managerの各機能を利用するために必要な権限を、利用者ごとに設定することができます。Systemwalker Centric Managerは、ロールという単位で各機能の利用権限を定義しています。ロールとは、共通の役割(権限)を持つ利用者から構成されるグループのことです。Systemwalker Centric Managerを運用管理サーバにインストールすると、以下のロールが運用管理サーバに登録されます。
ロール名 | 説明 | 使用機能 |
---|---|---|
DmAdmin | 監視機能の管理系ロール | [Systemwalkerコンソール] |
DmOperation | 監視機能の操作系ロール | |
DmReference | 監視機能の参照系ロール | |
OrmOperation(注) | 返答機能の操作系ロール | 返答操作のコマンド |
SecurityAdmin | セキュリティ管理者 | [Systemwalkerコンソール]、サーバアクセス制御、監査ログ分析を使用するには、同時にDmAdminロールに所属している必要があります。 |
SecurityAuditor | セキュリティ監査者 |
注)Solaris版、Linux版で登録されます。
管理者は、ユーザを上記のロールに適宜所属させてください。所属させるロールの種類により、ユーザが使用できる機能と利用権限が決まります。ロールと利用可能な機能の関係は、以下の通りです。
[Systemwalkerコンソール]の監視機能を使用するために必要な権限については、“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”の“[Systemwalkerコンソール]のメニュー項目”を参照してください。
[Systemwalkerコンソール]の編集機能を使用するためには、DmAdminロールに所属している必要があります。
[システム監視設定]ダイアログボックスを起動するためには、DmAdminロールに所属している必要があります。[システム監視設定]ダイアログボックスについては、“イベント監視の条件を定義する”の“それぞれのサーバに直接接続して環境定義を行う場合”を参照してください。
DmAdminは、DmOperation、DmReference、OrmOperationの権限を含んでいます。
DmOperationは、DmReference、OrmOperationの権限を含んでいます。
返答操作のコマンドの詳細は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”の“返答メッセージ用コマンドの概要【UNIX版】”を参照してください。
“機能の使用を許可するためにユーザを所属させるロール”に記載したロールに所属していない一般のユーザは、Systemwalker Centric Managerの機能を使用できません。[Systemwalkerコンソール]を起動するユーザを、“表:機能の使用を許可するためにユーザを所属させるロール”に記載したロールに所属させるか、Administratorsグループに所属させてください。
【UNIXの場合】
スーパーユーザは、セキュリティ情報の設定(ロールへの所属、ツリーに対するアクセス権の設定)の実施にかかわらず、アクセス制御の対象外として常に更新権を持つユーザとして扱われます。
【Windows(R)の場合】
Administratorsグループに所属するユーザは、セキュリティ情報の設定(ロールへの所属、ツリーに対するアクセス権の設定)の実施にかかわらず、 アクセス制御の対象外として常に更新権を持つユーザとして扱われます。
注意
運用管理クライアントからWindows上の運用管理サーバへ接続する場合
以下の対象OS上の運用管理サーバへ接続するとき、OSのセキュリティポリシーで「アカウントの空のパスワードの使用をコンソールログオンのみに制限する」を「有効」としていた場合、パスワードが空のアカウントは、Systemwalker Centric Managerのユーザ認証でエラーとなります。
対象OS:
Windows Server 2003 STD/Windows Server 2003 DTC/Windows Server 2003 EE
Windows Server 2008 STD/Windows Server 2008 DTC/Windows Server 2008 EE
Windows Server 2008 for Itanium-Based Systems
Windows Server 2008 Foundation
Windows Server 2008 R2 STD/Windows Server 2008 R2 DTC/Windows Server 2008 R2 EE
Windows Server 2008 R2 for Itanium-Based Systems
Windows Server 2008 R2 Foundation
運用管理サーバのユーザをロールに登録する方法
運用管理サーバのユーザを、ロールに所属させる手順を以下に説明します。
[Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[ポリシーの定義]-[利用者のアクセス権設定]を選択します。
→[ロール一覧]ダイアログボックスが表示されます。
[ロールのプロパティ]には、登録されている[ロール名]および[説明]が表示されます。
更新する[ロール名]を一覧から選択し、[プロパティ]ボタンをクリックします。
→[ロール情報]ダイアログボックスが表示されます。
当該ロールに登録されているユーザーが[ユーザー一覧]に表示されます。
[ユーザー一覧]からロールに所属させるユーザを選択し、[追加]ボタンをクリックします。
ロールへ追加するすべてのユーザを選択後、[OK]ボタンをクリックします。
→[ロール一覧]ダイアログボックスが表示されます。
[終了]ボタンをクリックします。
部門管理サーバ/業務サーバのユーザをロールに登録する方法
部門管理サーバ、または業務サーバ上のユーザを、ロールに所属させる手順を以下に説明します。
[スタート]メニューから[プログラム]-[Systemwalker Centric Manager]-[環境設定]-[利用者のアクセス権]を選択します。
→[セキュリティ設定[ログイン]]ダイアログボックスが表示されます。
注意
Server Core環境の場合
Systemwalkerの利用者権限の設定は、運用管理クライアント、またはクライアントから、Server Core環境の業務サーバを指定して[ロール一覧]画面を起動してから実施してください。
ロールへのユーザの追加
ロールからのユーザの削除
接続する部門管理サーバ/業務サーバの[ホスト]、[ユーザーID]、[パスワード]を入力し、[OK]ボタンをクリックします。[パスワード]として指定できるのは28バイトまでです。
→[ロール一覧]ダイアログボックスが表示されます。
【Windowsの場合】
Windows(R)のサーバに接続する場合は、[ドメイン名]の指定が可能です。
ログインでのユーザ名の検索順序
[ドメイン名]を入力しない場合、指定したユーザは、以下の順に検索されます。
ローカルコンピュータ
ドメイン
信頼関係のあるドメイン
[ロール一覧]ダイアログボックス以降の操作手順は、“アクセス権を定義する”の“運用管理サーバのユーザをロールに登録する方法”の手順2)以降を参照してください。
注意
ネットワーク上の安全が保証されていない環境で使用する場合、サーバ上でmpsetmemコマンドを使用することにより、より安全にユーザをロールに登録することができます。mpsetmem(ロールへのメンバの追加/削除コマンド)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
【UNIXの場合】
セキュリティロールに所属させるユーザが、TELNETなどでログインしていると、セキュリティロールにそのユーザを所属させることができません。セキュリティロールにユーザを所属させる際には、そのユーザがログインしていないことを確認してから実行してください。
運用管理クライアントがインストールされたWindows端末にログオンする場合の注意事項
運用管理クライアントがWindows(R) 2000 Professionalの場合、Administratorsのグループに所属するローカルユーザでWindows端末にログオンする必要があります。Administratorsのグループに所属していない場合は以下の機能が使用できません。
MIB拡張 機能
共通トレースの出力
共通トレースが出力されないとSystemwalkerトラブル時の調査を行うことができません。
運用管理クライアントがWindows(R) XP、Windows Vista、またはWindows 7の場合は、運用管理クライアントのDmAdmin、DmOperation、DmReference、またはAdministratorsのどれかのグループに所属するローカルユーザでWindows端末にログオンする必要があります。
ただし、Windows VistaまたはWindows 7で、ユーザアカウント制御(UAC)が有効になっている場合には、DmAdmin、DmOperation、またはDmReferenceのどれかのグループに所属するローカルユーザでWindows端末にログオンする必要があります。
運用時には、DmReferenceグループに所属するローカルユーザでWindows端末にログオンすることを推奨します。Windows端末にログオンするとき、ローカルユーザが所属するグループを下表に示します。
OS種別 | Windows端末にログオンするローカルユーザが所属するグループ |
---|---|
Windows(R) XP | DmAdmin、DmOperation、DmReference、Administrators |
Windows VistaまたはWindows 7 | DmAdmin、DmOperation、DmReference、Administrators |
Windows VistaまたはWindows 7 | DmAdmin、DmOperation、DmReference |
以下の手順に従い、ローカルユーザをDmReferenceグループに追加してください。
設定例
“スタートアップアカウント”として指定したローカルユーザ(systemwalker)をDmReferenceグループに追加する。
手順
[コントロールパネル]-[システムとメンテナンス]-[管理ツール]-[コンピュータの管理]を選択し、[コンピュータの管理]画面を表示します。
[ローカルユーザとグループ]-[ユーザ]フォルダをクリックし、DmReferenceグループに所属させたいローカルユーザ(ここではsystemwalker)を選択し、[操作]-[プロパティ]メニューをクリックします。
プロパティ画面(ここではsystemwalkerのプロパティ)を選択し、"所属するグループ"タブを選択します。
[追加]ボタンをクリックし、[グループの選択]画面を表示します。
[詳細設定]ボタンをクリックし、[グループの選択]画面を表示します。
[今すぐ検索]ボタンをクリックし、[検索結果]リストに表示されたDmReferenceグループを選択し、[OK]ボタンをクリックます。
[グループの選択]画面で、[OK]ボタンをクリックます。
プロパティ画面(ここではsystemwalkerのプロパティ)で、[OK]ボタンをクリックます。
ツリーに対するアクセス権を定義する
ツリーに対し、ユーザの使用権を設定することで、ユーザごとに[Systemwalkerコンソール]の特定のツリーだけを表示したり、表示しないようにすることができます。
使用権を設定していないツリー
インストール時およびツリー作成時に、ツリーに対し、以下の属性のユーザの使用権が設定されます。Systemwalker Centric Managerの利用者で[Systemwalkerコンソール]にログインした場合、ツリーは表示されます。各ツリーに対するアクセス権は以下の通りです。
使用権が設定されるユーザの属性 | ツリーの所有権 | [Systemwalkerコンソール] | |
---|---|---|---|
[編集] | [監視] | ||
システム管理者 | 有 | 更新権 | 更新権 |
特定のユーザだけ、特定のツリーを表示しないように設定する
特定のユーザだけ、[Systemwalkerコンソール]の特定のツリーを表示しないように設定する手順を説明します。ツリーに対して更新権のあるユーザで、[Systemwalkerコンソール[編集]]画面から設定します。
ツリーを選択します。
[ノード管理]ツリー、[業務管理]ツリーの場合
[Systemwalkerコンソール]の[ファイル]メニューから[監視ツリーの選択]を選択します。
→[監視ツリーの選択]ダイアログボックスが表示されます。
ツリーを選択します。
[ノード管理]ツリー、[業務管理]ツリー以外の場合
[Systemwalkerコンソール]で、ツリーを選択します。
[Systemwalkerコンソール]の[ファイル]メニューから[監視ツリーのアクセス権設定]を選択します。
→[アクセス権情報]ダイアログボックスが表示されます。
[使用権のあるアカウント]で、ツリーを表示させないユーザが所属しているロールを選択します。
[削除]ボタンをクリックします。
注:管理者アカウントが、rootの場合は削除できません。
3.でアクセス権を削除したロールに所属しているユーザに、ツリーを表示させるユーザが含まれている場合は、ユーザに使用権を設定します。
[追加]ボタンをクリックします。
→[ユーザとロールの追加]ダイアログボックスが表示されます。
[ユーザ表示]ボタンをクリックします。
アクセス権を追加するユーザを選択します。
[追加]ボタンをクリックします。
[アクセス権の種類]に[使用権]を設定します。
[OK]ボタンをクリックします。
[アクセス権情報]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックします。
設定例
“名古屋本社ツリー”および“大阪支社ツリー”を作成し、DmOperationロールに所属する“osakaOpeユーザ”が[Systemwalkerコンソール]にログインした場合は、“大阪支社ツリー”だけを表示する
ロール名 | 所属ユーザ |
---|---|
DmAdmin | nagoyaAdm、osakaAdm |
DmOperation | nagoyaOpe、osakaOpe |
DmReference | nagoyaRef、osakaRef |
手順
“名古屋本社ツリー”に設定されているDmOperationロールの使用権を削除します。
“名古屋本社ツリー”に、“nagoyaOpe”ユーザの使用権を追加します。
ユーザ | 表示されるツリー | ツリーに対するアクセス権 |
---|---|---|
nagoyaAdm | 名古屋本社 | 更新権 |
osakaAdm | 名古屋本社 | 更新権 |
nagoyaOpe | 名古屋本社 | 操作権 |
osakaOpe | 大阪支社 | 操作権 |
nagoyaRef | 名古屋本社 | 参照権 |
osakaRef | 名古屋本社 | 参照権 |
注意
ツリーの表示、非表示は設定できますが、ツリーに対する各ユーザのアクセス権(更新権、操作権、参照権)は、変更できません。
監視機能を使用する場合、最低1つのツリーに対する使用権が必要です。また、編集機能を使用する場合には、[ノード一覧]ツリーに対する使用権が必要です。