異常が発生した場合、[監視イベント一覧]の[対処]欄を参照して対処方法を確認します。
以下の状況を例にして、対処方法の設定と対処方法確認の流れを説明します。
通常の業務はオペレータが行い、システム管理者は別の場所で待機している
オペレータでは対処が困難な異常が発生した
対処方法を定義する
システム管理者は、だれでも簡単に理解できる対処方法をメッセージ説明の1行目に定義しておきます。メッセージ説明の1行目に定義した内容(最大1024文字)が、[対処]欄に表示されます。
メッセージ説明は、[サーバ環境定義]の[メッセージ説明]、またはmpopmescsv(メッセージ説明定義のCSV入出力コマンド)で定義します。
例)
オペレータでは対処が困難な異常に、対処方法として以下を設定する
CEコールしてください |
対処が簡単な異常に対して、具体的な対処方法を設定する
xxxを起動してください |
発生した異常の対処方法を確認する
異常が発生した場合、以下の流れで対処方法を確認し、異常の解析を実施します。
発生した異常について、オペレータが対処方法を確認する
[対処]欄に“CEコールしてください”と表示されている異常については、オペレータは解析を実施せず、システム管理者に異常が発生したことを通知します。
[対処]欄に“xxxを起動してください”と表示されている異常については、指示どおりにxxxを起動します。
オペレータでは対処が困難な異常については、通知を受けたシステム管理者が異常を解析し対処する
[監視イベント詳細]画面を起動すると、[対処]欄に表示されている内容を含む、すべてのメッセージ説明を確認することができます。
上記のような運用を行うことにより、オペレータは難しいメッセージを解析する必要がなくなり、トラブルの対処時間短縮や対処ミスの発生を減少させることができます。
また、監視画面をカスタマイズすることにより、[監視イベント一覧]に表示するメッセージを、[対処]欄で絞り込むこともできます。
対処方法やメッセージ説明の定義方法については、“メッセージ説明の登録”を参照してください。
[監視イベント一覧]の[対処]欄の表示方法については、“監視画面をカスタマイズする”を参照してください。