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Systemwalker Centric Manager バージョンアップガイド
Systemwalker

7.13 V13.4.1からの移行

Systemwalker Centric Manager V13.4.1から移行する場合の非互換項目を以下に示します。

なお、Linux版以外の場合は、本節内に記載されているバージョンレベルを以下のように読み替えてください。

マニュアル内の表記

読み替え後のバージョンレベル

V13.4.1

V13.4.0

機能改善に伴う非互換について

インストールレス型エージェント監視についての非互換項目Red Hat Enterprise Linux 6以外】

仮想マシンの監視マップ作成の事前設定についての非互換項目

仮想マシンの監視マップ作成の事前設定手順が、以下のように変更されています。

V13.4.1以前
  1. Apache Axisをインストールする

  2. VMware vSphere Web Services SDK をインストールする

  3. 環境変数を設定する

  4. VMwareホストのESXサーバ(vSphere)から証明書を取得する

  5. JAVA KEYSTOREを設定する

V13.5.0以降]
  1. VMwareホストのESXサーバ(vSphere)から証明書を取得する

  2. JAVA KEYSTOREを設定する

各手順の詳細については、“Systemwalker Centric Manager PRIMERGY/PRIMEQUEST運用管理ガイド”を参照してください。

SNMPトラップ監視機能についての非互換項目

SNMPトラップの監視機能で、未定義の要求種別を受信した場合の動作が以下のように変更されました。

V13.4.1以前

以下のメッセージを出力します。

MpWksttr: 警告: 10: トラップデーモン:/API要求処理において、未定義の要求種別を受信しました.

V13.5.0以降]

メッセージを出力しません。

イベント監視の条件定義、アクション環境設定についての非互換項目

イベント監視についての非互換項目

アクション実行についての非互換項目

移行元環境のアクションの実行履歴が必要な場合は、移行作業を実施する前に、mpaosactrev(アクション実行履歴の表示コマンド)の表示結果を任意のファイルに出力しておいてください。

簡易チェックツール(イベント監視の条件定義)についての非互換項目

簡易チェックツール(イベント監視の条件定義)を使用して、常時実行アクションが定義されているイベント監視の条件定義をチェックした際の動作(チェック結果)が以下のように変更されています。

V13.4.1以前

常時実行アクションが定義されているイベント定義のフィルタリング結果は、この行よりも上位のイベント定義に一致する行の有無に関わらず、入力したメッセージ(イベント情報)のままフィルタリングした結果です。

V13.5.0以降]

常時実行アクションが定義されているイベント定義のフィルタリング結果は、入力したメッセージ(イベント情報)を、 この行よりも上位のイベント定義で一致した行のメッセージ監視アクションによって変更する情報に更新してフィルタリングした結果になります。

Event Designerについての非互換項目

Event Designer を使用する場合に必要となるMicrosoft Excelが、以下のように変更されています。

V13.4.1以前
  • Microsoft Excel 2000 SR-1(SP3)

  • Microsoft Excel 2002(SP3)

  • Microsoft Excel 2003(SP1)

  • Microsoft Excel 2007(32ビット版)

V13.5.0以降]
  • Microsoft Excel 2002(SP3)

  • Microsoft Excel 2003(SP1)

  • Microsoft Excel 2007(32ビット版)

  • Microsoft Excel 2010(32ビット版)

通信環境定義、監視ログファイル設定、メール連携定義についての非互換項目

[V13.4.1以前]

下記定義が、ローカル設定されている環境をポリシー設定で上書きされた場合。または、その逆の場合であっても警告メッセージは出力されません。

  • 通信環境定義-通信環境定義詳細

  • 監視ログファイル設定

  • メール連携

[V13.5.0以降]

下記定義が、ローカル設定されている環境をポリシー設定で上書きされた場合。または、その逆の場合、警告メッセージがシステムログに出力されます。

  • 通信環境定義-通信環境定義詳細

  • 監視ログファイル設定

  • メール連携

    出力されるメッセージ

    • ローカル設定がポリシー設定により上書きされた場合

      【UNIX】

      UX: opagtd: 警告: 8101: %1 はローカル設定により定義されていましたが、ポリシー設定により定義が上書きされました。ローカル設定で定義を変更する運用の場合は、ローカル設定により定義を確認後、必要であれば定義を変更してください。

      %1: 変更された定義

      【Windows】

      mpopagt: 警告: 8101: %1 はローカル設定により定義されていましたが、ポリシー設定により定義が上書きされました。ローカル設定で定義を変更する運用の場合は、ローカル設定により定義を確認後、必要であれば定義を変更してください。

      %1: 変更された定義

    • ポリシー設定がローカル設定により上書きされた場合

      【UNIX】

      UX: opagtd: 警告: 8102: %1 はポリシー設定により定義されていましたが、ローカル設定により定義が上書きされました。ポリシー設定で定義を変更する運用の場合は、ポリシーを再度配付してください。

      %1: 変更された定義

      【Windows】

      mpopagt: 警告: 8102: %1 はポリシー設定により定義されていましたが、ローカル設定により定義が上書きされました。ポリシー設定で定義を変更する運用の場合は、ポリシーを再度配付してください。

      %1: 変更された定義

プロセス監視についての非互換項目

リモート操作についての非互換項目

アプリケーション監視の方法についての非互換項目【UNIX

アプリケーションの監視方法について、以下のように変更されました。

[V13.4.1以前]

監視対象アプリケーションの設定にインストールディレクトリの指定がない場合、相対パスで実行されたアプリケーションが監視対象となりました。

[V13.5.0以降]

V13.5.0を新規にインストールした場合、監視対象アプリケーションの設定にインストールディレクトリの指定がない場合、実行ファイル名が一致するアプリケーションが監視対象となります。

なお、V13.4.1から移行した場合は、V13.4.1までの監視方法で監視されます。

相対パスで実行されたアプリケーションのみを監視をしたい場合は、アプリケーション監視の設定ファイル(APA_User_Config.ini)で、設定を変更してください。

アプリケーション監視の設定ファイル(APA_User_Config.ini)の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

Systemwalker Web コンソールについての非互換項目

ACLマネージャについての非互換項目

Systemwalkerコンソールへのログインやアクセス権の登録/変更/削除時のクライアントからサーバへの通信におけるサーバのタイムアウト処理に変更があります。

[V13.4.1以前]

サーバへデータがまったく到達せずに、一定時間(タイムアウト時間)経過した場合に、クライアントとサーバ間の接続が切断されます。

[V13.5.0以降]

サーバへデータがまったく到達せずに、一定時間(タイムアウト時間)経過した場合、およびサーバへデータの一部が到達後、サーバへデータが一定時間(タイムアウト時間)到達しない場合に、クライアントとサーバ間の接続が切断されます。

通常のシステムでは、本変更による影響はありません。ただし、利用者のアクセス権設定時に、[ロール一覧]ダイアログボックスが表示されるまでの処理に90秒以上必要な環境では、システム環境の見直しが必要です。[ロール一覧]ダイアログボックスが表示されるまでの処理に必要な時間は、以下で判断できます。ネットワークが遅いことが体感レベルで確認できるようなネットワーク負荷が大きい環境では、“ネットワーク経由で確認する場合”の方法で判断してください。

監視ポリシーについての非互換項目

監視ポリシー[管理]画面の、[カスタムモード表示]の初期値が以下のように変更されています。

[V13.4.1以前]

スタンダードモード

[V13.5.0以降]

カスタムモード

[テナント管理]画面で、[テナント運用を有効にする]をONにしている場合には、常にカスタムモードとなります。

コマンドのパスについての非互換項目【UNIX版】

インストール媒体から直接実行する以下のコマンドのパスが変更されています。

サーバ間連携についての非互換項目【UNIX版】

UNIX版の場合、サーバ間連携が対処連携する監視イベントの状態が変更されています。

[V13.4.1以前]

監視イベントの状態を[未確認]、または[未対処]に変更した場合も、対処連携されていました。

ただし、[未対処]に変更した場合は、連携先で[未確認]となることがありました。

[V13.5.0以降]

監視イベントの状態を[未確認]、または[未対処]に変更した場合は、対処連携されません。

対処連携する監視イベントの状態は、[対処済]、または[保留]です。