スレーブサーバ機能のインストールの手順は、次のとおりです。
構成ファイル bdpp.conf の作成
スレーブサーバ機能のインストール
DFS のセットアップ
ネットワーク二重化・Hadoop のセットアップ
スレーブサーバ機能をインストールするために、構成ファイル bdpp.conf に対し、事前に設計した値を設定します。
構成ファイル bdpp.conf の詳細については、「A.2.1 bdpp.conf」の【スレーブサーバ】を参照してください。
ポイント
bdpp.conf ファイルの“BDPP_PDFS_FILESYSTEM”および”BDPP_PDFS_MOUNTPOINT”パラメーターの値には、マスタサーバのbdpp.conf ファイルで指定したパラメーターと同じ値を指定してください。
以下の手順で、スレーブサーバ機能をインストールします。
スレーブサーバに、root 権限でログインします。
環境変数“BDPP_CONF_PATH”を設定します。
環境変数“BDPP_CONF_PATH”に構成ファイル bdpp.conf が格納されているディレクトリを設定します。
例
構成ファイル bdpp.conf を“/home/data/slaves”ディレクトリの配下で作成した場合
# export BDPP_CONF_PATH=/home/data/slaves <Enter>
DVD-ROM をマウントします。
DVD-ROM を DVD 装置にセットし、以下のコマンドを実行して DVD-ROM をマウントします。自動マウントデーモン(autofs)により、DVD-ROM の自動マウントを行うと、マウントオプションに"noexec"が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。
# mount /dev/hdc {DVD-ROMマウントポイント} <Enter>
インストーラを起動します。
“bdpp_inst”を実行してインストーラを起動してください。
# {DVD-ROMマウントポイント}/bdpp_inst <Enter>
"2. Slave Server installation"を選択してください。
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インストール完了後は、システムを再起動してください。
# shutdown -r now <Enter>
注意
インストールに失敗した場合は、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして、または、必要に応じてインストールログ(/var/tmp/bdpp_install/log)を参照して、失敗した原因を取り除き、再度インストールを実施してください。