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Interstage Big DataParallel Processing ServerV1.0.0 ユーザーズガイド
Interstage

4.2.1 スレーブサーバ機能のインストール

スレーブサーバ機能のインストールの手順は、次のとおりです。

  1. 構成ファイル bdpp.conf の作成

  2. スレーブサーバ機能のインストール

  3. DFS のセットアップ

  4. ネットワーク二重化・Hadoop のセットアップ


4.2.1.1 構成ファイル bdpp.conf の作成

スレーブサーバ機能をインストールするために、構成ファイル bdpp.conf に対し、事前に設計した値を設定します。

構成ファイル bdpp.conf の詳細については、「A.2.1 bdpp.conf」の【スレーブサーバ】を参照してください。

ポイント

bdpp.conf ファイルの“BDPP_PDFS_FILESYSTEM”および”BDPP_PDFS_MOUNTPOINT”パラメーターの値には、マスタサーバのbdpp.conf ファイルで指定したパラメーターと同じ値を指定してください。


4.2.1.2 スレーブサーバ機能のインストール

以下の手順で、スレーブサーバ機能をインストールします。

  1. スレーブサーバに、root 権限でログインします。

  2. 環境変数“BDPP_CONF_PATH”を設定します。
    環境変数“BDPP_CONF_PATH”に構成ファイル bdpp.conf が格納されているディレクトリを設定します。

    構成ファイル bdpp.conf を“/home/data/slaves”ディレクトリの配下で作成した場合

    # export BDPP_CONF_PATH=/home/data/slaves <Enter>
  3. DVD-ROM をマウントします。
    DVD-ROM を DVD 装置にセットし、以下のコマンドを実行して DVD-ROM をマウントします。自動マウントデーモン(autofs)により、DVD-ROM の自動マウントを行うと、マウントオプションに"noexec"が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。

    # mount /dev/hdc {DVD-ROMマウントポイント} <Enter>
  4. インストーラを起動します。
    “bdpp_inst”を実行してインストーラを起動してください。

    # {DVD-ROMマウントポイント}/bdpp_inst <Enter>
  5. "2. Slave Server installation"を選択してください。

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    1. Master Server installation
    2. Slave Server installation
    3. Development Server installation
    4. Collaboration Server installation
    
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    Please select number to start specified Server installation [?,q]
    => 2 <Enter>
  6. インストール完了後は、システムを再起動してください。

    # shutdown -r now <Enter>

    注意

    インストールに失敗した場合は、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして、または、必要に応じてインストールログ(/var/tmp/bdpp_install/log)を参照して、失敗した原因を取り除き、再度インストールを実施してください。