マスタサーバ機能のインストールの手順は、次のとおりです。
マスタサーバ(プライマリ)、マスタサーバ(セカンダリ)間の ssh の設定
構成ファイル bdpp.conf の作成
マスタサーバ機能のインストール
マスタサーバ(プライマリ)、マスタサーバ(セカンダリ)間で、それぞれ公開鍵を作成して ssh がパスワードなしで通信できるように設定しておく必要があります。
公開鍵の作成については、“ssh-keygen コマンド”のヘルプを参照してください。
マスタサーバ機能をインストールするために、構成ファイル“bdpp.conf”に対し、事前に設計した値を設定します。
構成ファイル“bdpp.conf”の詳細については、「A.2.1 bdpp.conf」の【マスタサーバ】を参照してください。
マスタサーバ機能は、マスタサーバ(プライマリ)、マスタサーバ(セカンダリ)の順でインストールします。
マスタサーバ機能のインストール手順を以下に示します。
マスタサーバに、root 権限でログインします。
環境変数“BDPP_CONF_PATH”を設定します。
環境変数“BDPP_CONF_PATH”に構成ファイル“bdpp.conf”が格納されているディレクトリを設定します。
例
構成ファイル“bdpp.conf”を“/home/data/master”ディレクトリの配下で作成した場合
# export BDPP_CONF_PATH=/home/data/master <Enter>
注意
構成ファイル“bdpp.conf”は、マスタサーバ(プライマリ)およびマスタサーバ(セカンダリ)で共通の設定である必要があります。
マスタサーバ(セカンダリ)のインストールを行う前に、マスタサーバ(プライマリ)で使用した構成ファイル“bdpp.conf”をマスタサーバ(セカンダリ)にもコピーしておく必要があります。
DVD-ROM をマウントします。
DVD-ROM を DVD 装置にセットし、以下のコマンドを実行して DVD-ROM をマウントします。自動マウントデーモン(autofs)により、DVD-ROM の自動マウントを行うと、マウントオプションに“noexec”が設定されているため、インストーラの起動に失敗します。
# mount /dev/hdc {DVD-ROMマウントポイント} <Enter>
インストーラを起動します。
“bdpp_inst”を実行してインストーラを起動してください。
# {DVD-ROMマウントポイント}/bdpp_inst <Enter>
"1. Master Server installation"を選択してください。
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注意
インストーラーを起動する前に、業務 LAN 用のネットワークインターフェースにはIP アドレスが設定され、かつ、活性状態となっている必要があります。
インストールに失敗した場合は、出力されたメッセージの意味や対処方法を参考にして、または、必要に応じてインストールログ(/var/tmp/bdpp_install.log)を参照して、失敗した原因を取り除き、再度インストールを実施してください。