Storage Cruiserマネージャーのバージョンアップインストールを実施する前に行っておくべき作業について、説明します。
以下の手順で、旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャー運用環境をバックアップします。
注意
iSCSI HBA情報は、バックアップされません。現在の設定内容をメモしておいてください。
旧バージョンレベルのStorage Cruiserのリソース管理画面で、iSCSIポートプロパティ情報を参照してください。
Storage Cruiserマネージャーを停止します。
Windows環境の場合
Windowsのサービス画面で、「ETERNUS SF Storage Cruiser Manager」を停止してください。
Solaris環境、Linux環境の場合
以下のコマンドを実行してください。
# /opt/FJSVssmgr/sbin/managerctl stop
参照
詳細は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド』を参照してくだい。
本バージョンレベルの『ETERNUS SF Storage Cruiser 運用ガイド』の以下部分を参照し、旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャー運用環境をバックアップします。
Windows環境の場合
「Windows版マネージャーのバックアップ」の手順4~10を実施してください。手順4では、「旧版からのバージョンアップ」の操作を実施してください。
注意
「Windows版マネージャーのバックアップ」の手順5~10に記載されているコピー元のファイル名やディレクトリ名は、旧バージョンレベルのものと異なっています。
以下のように読み替えてください。
「Windows版マネージャーのバックアップ」の記載 | 旧バージョンレベルのパス名 |
---|---|
$TMP_DIR\ESC\Manager\var\opt\FJSVssmgr\... | $TMP_DIR\Manager\var\opt\FJSVssmgr\... |
$ENV_DIR\ESC\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\... | $ENV_DIR\Manager\etc\opt\FJSVssmgr\... |
$INS_DIR\ESC\Manager\opt\FJSVssmgr\... | $INS_DIR\Manager\opt\FJSVssmgr\... |
Solaris環境、Linux環境の場合
「Solaris OS版マネージャーのバックアップ」の手順4~10を実施してください。手順4では、「旧版からのバージョンアップ」の操作を実施してください。
AdvancedCopy Managerの運用環境
AdvancedCopy Managerがインストールされている場合は、旧バージョンレベルの運用環境をバックアップします。
参照
運用環境のバックアップは、以下を参照して実施してください。
サーバ種別 | OS種別 | 参照先 |
---|---|---|
Storage管理サーバ | Windows | |
Solaris、 | ||
Storage管理サーバ兼Storageサーバ | Windows | 以下の順に作業してください。 |
Solaris、 | 以下の順に作業してください。 |
AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleの運用環境
AdvancedCopy Manager Copy Control Moduleがインストールされている場合は、旧バージョンレベルの運用環境をバックアップします。
参照
運用環境のバックアップ方法は、「A.6 環境設定ファイルのバックアップ」を参照してください。
バージョンアップインストールを行うサーバのディスクに、バージョンアップインストールに必要な容量が空いているかを確認してください。
バージョンアップインストールに必要な空き容量は、「本バージョンレベルに必要な空き容量」から「旧バージョンレベルに必要な空き容量」を引いた値です。
本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。
旧バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャープログラムをインストールするのに必要な空き容量です。
必要な空き容量は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド』を参照してください。
本バージョンレベルのETERNUS SF Managerプログラムに対する排他ソフトウェアの、インストール状況を確認してください。
インストールされている場合は、排他ソフトウェアのマニュアルを参照して、排他ソフトウェアをアンインストールしてください。
参照
排他ソフトウェアは、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerの動作環境」を参照してください。
本バージョンレベルのETERNUS SF Managerには、Symfowareが同梱されています。バージョンアップインストールを行うサーバにSymfowareを導入済みの場合は、Symfowareに関する確認が必要です。
参照
作業の詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」-「インストール前の作業」を参照してください。
Symfowareを導入していない場合は、作業不要です。
本バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャーの運用には、データベース領域が必要です。
バージョンアップインストールを行う前に、データベース領域を見積ってください。
参照
詳細は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」-「インストール前の作業」を参照してください。
本バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャーの運用には、リポジトリ用データベースアクセスユーザーの登録が必要です。
バージョンアップインストールを行う前に、リポジトリ用データベースアクセスユーザーを登録してください。
参照
登録するユーザー名とパスワードは、『ソフトウェア説明書』の「インストール手順」を参照してください。
本バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャーの運用には、カーネルパラメーターのチューニングが必要です。
バージョンアップインストールを行う前に、カーネルパラメーターのチューニングを行ってください。
参照
チューニング方法は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」-「インストール前の作業」を参照してください。
本バージョンレベルのStorage Cruiserマネージャーの運用では、旧バージョンレベルに比べて、使用するポートが追加されています。
バージョンアップインストールを行う前に、使用するポート番号が空いていることを確認してください。
参照
使用するポート番号は、本バージョンレベルの『ETERNUS SF 導入ガイド』の「ETERNUS SF Managerのインストール」-「インストール前の作業」を参照してください。
AdvancedCopy Managerがインストールされている場合は、バージョンアップインストールを行うための旧バージョンレベルのアンインストール準備として、以下の作業を実施してください。
Webサーバの設定情報の解除 (Windows Server 2003でAdvancedCopy Manager 13.xを使用している場合だけ)
以下の手順でWebサーバの設定情報を解除します。
AdvancedCopy Managerをアンインストールするシステムにログオンします。
アンインストールする端末のAdministrator権限を持つユーザーでログオンしてください。
インストール時にWebサーバの設定を行っていた場合は、Webサーバの設定情報を解除します。
コマンドプロンプト画面から、以下のコマンドを実行します。
C:\> <プログラムディレクトリ>\bin\alias -u
コマンドの詳細は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書』の「Webサーバ設定/設定解除コマンド(alias)」を参照してください。
デーモンの停止 (Solaris環境、Linux環境だけ)
以下のコマンドを実行して、運用管理サーバ(Storage管理サーバ)上のAdvancedCopy Managerのデーモンを停止します。
# /opt/swstorage/bin/stopacm
DBアンセットアップの実行
以下を参照して、旧バージョンレベルのリポジトリ用データベースをアンセットアップします。
Windows環境の場合
Solaris環境、Linux環境の場合
クラスタ運用の場合
クラスタ運用している場合は、アンインストールの前に、クラスタアンセットアップが必要です。
参照
クラスタアンセットアップの作業手順は、該当する旧バージョンレベルの『ETERNUS SF Storage Cruiser インストールガイド』の「クラスタ環境の削除」を参照してください。