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Kシリーズ端末エミュレータ V7.1 L40 使用手引書

12.3.3 給紙口切替運用時の注意事項

給紙口切替運用時は、プリンタ装置の操作パネルで給紙口を切り替える必要がなくなりますが、

以下の場合は、用紙エラーの有無に関わらず必ずオペレータの介入操作が必要になりますので、運用の際は注意してください。

連帳印刷後に別の給紙口から印刷する場合

連帳に印刷した後、別の給紙口(別の連帳トラクタ/CSF/手差し口)への切り替えが生じた場合用紙の後退動作を行います。このとき、用紙退避エラーが発生するとプリンタ装置はオフライン状態になり印刷は継続できません。

また、当該エラーが発生せず、別の給紙口からの印刷に切り替わった場合でも、その後、退避した連帳用紙に続きの位置から印刷を継続することはできません。

したがって、連帳を使用する場合は、印刷した連帳用紙を切り取らずに、給紙口の異なる帳票を交互に印刷する運用はできません。

参考

連帳後退エラー (用紙退避エラー)

一般にプリンタ装置では、連帳トラクタで印刷した後に別の給紙口に切り替えた場合、印刷を行ったトラクタにおいて連帳用紙の退避(後退)動作が生じます。

この際、後退させる用紙が長過ぎる(通常約22インチ)と退避動作は完了せず、プリンタ装置は“連帳後退エラー(用紙退避エラー) - オフライン状態”になり、その後はオペレータが用紙を退避させる(または取り除く)必要があります。

単票用紙の排出先を手差し口にして印刷する場合

印刷後の単票用紙が手差し口(単票テーブル)に排出された場合、その用紙を抜き取る(取り除く)までは、“単票抜き取り待ち”状態となり後続の印刷動作を行いません。

したがって、このオペレータ介入を避けるには単票用紙はスタッカへ排出することをお勧めします。