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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.0/ AdvancedCopy Manager 15.0 クラスタ適用ガイド

7.3 項目の確認

管理対象サーバ業務(Storageサーバ業務)では、カスタマイズ時に以下の項目を必要とします。各項目の内容を理解した上で、設定するクラスタ業務ごとに準備・確認しておきます。

表7.11 カスタマイズ時に必要な項目

項目

Solaris

Linux

Windows

SafeCLUSTER

PRIMECLUSTER

VERITAS Cluster Server

Sun Cluster

PRIME CLUSTER

VERITAS Cluster Server

MSCS

WSFC

論理ノード名

業務用通信デーモンのポート番号

業務名

論理IPアドレス

共有データ用共有ディスク

リソース種別

×

×

×

×

インストール時のユーザー

×

×

×

×

×

クラスタ名

×

×

×

×

×

共有データ用共有ディスクのディスクリソース

×

×

×

×

×

ネットワーク名

×

×

×

×

×

外部接続用ネットワーク名

×

×

×

×

×

IPアドレスリソース

×

×

×

×

×

ボリュームグループ名

×

×

×

×

×

×


項目

HP-UX

AIX

MC/Service
Guard

VERITAS Cluster Server

High Availability Cluster Multi-Processing

VERITAS Cluster Server

論理ノード名

業務用通信デーモンのポート番号

業務名

論理IPアドレス

共有データ用共有ディスク

リソース種別

×

×

×

×

インストール時のユーザー

×

×

×

×

クラスタ名

×

×

×

×

共有データ用共有ディスクのディスクリソース

×

×

×

×

ネットワーク名

×

×

×

×

外部接続用ネットワーク名

×

×

×

×

IPアドレスリソース

×

×

×

×

ボリュームグループ名

×

×

×

[説明]

○ ・・・ 必要とする項目。
× ・・・必要としない項目。

各項目の内容
  • 論理ノード名

    AdvancedCopy Manager用の論理サーバの名前です。論理ノード名は、8バイト以下の英数字だけを使って、ユーザーが任意に設定できます。
    論理ノード名は、「2.6.2 クラスタ業務とローカル業務」を参照してください。

    注意

    Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTER、Solaris版VERITAS Cluster Server、Solaris版Sun Cluster、Linux版PRIMECLUSTER、HP-UX版MC/ServiceGuard、HP-UX版VERITAS Cluster Server、AIX版High Availability Cluster Multi-Processing、AIX版VERITAS Cluster Serverの場合、下表の13個の文字列を論理ノード名に設定できません。

    表7.12 論理ノード名に使用できない文字列

    audit

    cluster

    cmdevs

    config

    daemon

    data

    java

    log

    pid

    report

    samp

    sh

    tmp

  • 業務用通信デーモンのポート番号

    業務用通信サービスに割り当てるポート番号を準備します。他サービスのポート番号として使用されていない、1024以上65535以下(Windows版MSCS/WSFCの場合は、5001以上65535以下)の範囲の整数値です。また、クラスタ業務なのでプライマリノードとセカンダリノードで同一のポート番号にする必要があります。

    注意

    業務用通信サービスのポート番号は、ローカル業務用通信サービスのポート番号や他の業務用通信サービスのポート番号とは異なる番号にしてください。

  • 業務名

    クラスタ業務の名称です。

  • 論理IPアドレス

    7.1 リソース」中のクラスタシステムに対応した「必要なリソース」を参照してください。

    注意

    Windows版MSCS/WSFCまたはHP-UX版MC/ServiceGuardの場合は、サブネットマスクも確認してください。

  • 共有データ用共有ディスク情報

    7.1 リソース」中のクラスタシステムに対応した「必要なリソース」を参照してください。

  • リポジトリ用共有ディスク情報

    7.1 リソース」中のクラスタシステムに対応した「必要なリソース」を参照してください。

  • リポジトリアクセスユーザー

    運用管理サーバ業務のリポジトリをアクセスするユーザー名/パスワードを準備します。

    注意

    Windows版WSFCの場合、ローカルログオンの権限が必要です。ここで準備したユーザー名がシステムに未登録の場合、クラスタセットアップコマンドの処理で登録し、ローカルログオン権限を付加します。ユーザー名は、プライマリノードとセカンダリノードの両ノードで登録する必要があります。

    Solaris版SafeCLUSTER/PRIMECLUSTERまたはLinux版PRIMECLUSTERの場合、すべてのノードで事前に登録する必要があります。

  • リソース種別

    プロシジャリソース/コマンドラインリソースを決定します。

    注意

    Solaris版SafeCLUSTERは、状態遷移プロシジャだけ運用できます。

  • インストール時のユーザー

    AdvancedCopy Managerをインストールしたユーザーとパスワードを確認します。

  • クラスタ名

    Windows版MSCS/WSFCで指定した、クラスタ名を確認します。詳細は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。

  • 共有データ用共有ディスクのディスクリソース

    AdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクのディスクリソース名を確認します。

  • ネットワーク名

    新規論理IPアドレスを使用する場合、AdvancedCopy Manager用のネットワーク名を準備します。AdvancedCopy Managerはこのネットワーク名でネットワークリソースを作成します。詳細は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。

  • 外部接続用ネットワーク名

    新規論理IPアドレスを使用する場合、Windows版MSCS/WSFCで指定した、外部通信用ネットワーク名を確認します。詳細は、Windows版MSCS/WSFCのマニュアルを参照してください。

  • IPアドレスリソース

    既存の論理IPアドレスを使用する場合、論理IPアドレスが設定されているIPアドレスリソース名を確認します。

  • ボリュームグループ名

    共有データ用共有ディスクのボリュームグループ名を確認します。