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Interstage Application Server Java EE運用ガイド(Java EE 6編)
Interstage

5.13.2 HTTPアクセスログ

ファイル名

server_access_log.txt

出力内容

HTTPサービスの通信情報が出力されます。

仕様

方法

HTTPアクセスログの設定項目は、asadminコマンドにより変更可能です。

その他の設定項目は、「8.4.3 HTTPサービスの定義項目」を参照してください。


詳細は、「9.1 asadmin」を参照してください。

出力フォーマット

HTTPアクセスログの出力フォーマットはカスタマイズすることが可能です。設定方法については、「設定方法」を参照してください。

設定項目は「8.4.3 HTTPサービスの定義項目」を参照してください。

注意

  • HTTPアクセスログの出力を有効にしている場合、性能に影響があります。影響の程度は、アプリケーション、環境/運用、負荷等に依存します。

指定可能な項目は、以下の表を参照してください。

リクエスト情報

項目名

説明

デフォルト

%client.name%

クライアントまたは、プロキシサーバなどのIPアドレスを出力します。

%client.id%

クライアントから返信されるユーザ個人情報を出力します。ただし、常に“-”を出力します。

%auth-user-name%

Webコンテナで認証したユーザ名を表示します。

注)リクエストにユーザ名が付与されていない場合は、“-”を表示します。

%datetime%

ログを出力した時点の日時を出力します。

%request%

リクエストラインの内容を出力します。

%status%

ステータスコードを出力します。

%response.length%

レスポンスのデータ長を出力します。単位はbyteです。

%headers.host%

Hostヘッダーの内容を出力します。

%cookies.JSESSIONID%

セッションIDを出力します。

%time-taken%

リクエストの処理開始から、Webアプリケーションの処理終了までの時間(ミリ秒)を出力します。
以下についても含みます。

  • 初回アクセス時のJSPコンパイル、クラスのロード、Servletなどの初期化処理

以下については、含みません。

  • HTTP接続キューに格納されている時間

  • Webコンテナがレスポンスのバッファ内のデータの送信を完了する時間

%thread.id%

スレッドIDを出力します。

%thread.name%

スレッド名を出力します。

%webserver.name%

  • Webサーバを経由する場合
    WebサーバのIPアドレスを表示します。

  • Webサーバを経由しない場合
    クライアントまたは、プロキシサーバなどのIPアドレスを出力します。

%cookies.any%

Cookieヘッダーの内容を出力します。
anyには出力するRFC2616で定義されているCookieの名前を大文字、小文字を区別して指定します。

%headers.any%

リクエストHTTPヘッダーの値を出力します。anyには、RFC 2616 で定義された任意の有効な リクエストHTTP ヘッダーの値を小文字で指定します。

%headers.referer%

Refererヘッダーの内容を出力します。

%headers.user-agent%

User-Agentヘッダーの内容を出力します。

%http-method%

HTTPメソッドを出力します。

%http-uri%

URIを出力します。

%http-version%

プロトコルバージョンを出力します。

%query-str%

クエリー文字列を出力します。


出力例

出力フォーマットに指定した値が空白で区切られて出力されます。

"10.34.200.237" "-" "userA" "22/Aug/2007:19:19:15 +0900" "POST /web/ HTTP/1.1" "200" "1635" "10.34.200.237:8080" "6LH3CP1HC4OJED1LC5J64C1P6GOJCCR36GSM8PB2C4R318EHMQIIO08000400000" "15" "ThreadID=174" "ThreadName=httpWorkerThread-28090-5" "10.34.200.237"