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Interstage Application Server マルチサーバ運用ガイド
Interstage

3.2.7 Interstage HTTP Server

以下の操作により、Webサーバの環境構築を行います。

Webサーバの環境設定

以下の手順で、Webサーバの環境設定を行います。

  1. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  2. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名)] > [環境設定]タブ
    で、環境設定を行います。


バーチャルホストの新規追加

サーバグループでバーチャルホストを使用する場合は、以下の図を参考にして、以下の手順でバーチャルホストの新規追加を行います。


  1. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  2. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名)] > [バーチャルホスト] > [新規作成]タブ
    で、[IPアドレス]および[サーバのホスト名]に、サーバグループで使用する共通のバーチャルホストのホスト名を設定し、バーチャルホストを作成します。

    上記の図では、
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループA)] > [バーチャルホスト] > [新規作成]タブ
    で、以下のバーチャルホストをそれぞれ作成しています。

    • [IPアドレス]および[サーバのホスト名]:「xxx.fujitsu.com」/[ポート番号]:「80」

    • [IPアドレス]および[サーバのホスト名]:「yyy.fujitsu.com」/[ポート番号]:「8080」

  3. 各サーバのhostsファイルを編集し、各管理対象サーバで使用する業務LANのIPアドレスに、バーチャルホストとして使用するホスト名を割り当てます。

    サーバA1において、%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hostsに、サーバA1に割り当てられている業務LANのIPアドレスを設定します。

    サーバA1の業務LANのIPアドレスが「192.168.0.1」の場合

    192.168.0.1  xxx.fujitsu.com yyy.fujitsu.com

    サーバA2において、%SystemRoot%\system32\drivers\etc\hostsに、サーバA2に割り当てられている業務LANのIPアドレスを設定します。

    サーバA2の業務LANのIPアドレスが「192.168.0.2」の場合

    192.168.0.2  xxx.fujitsu.com yyy.fujitsu.com

    サーバA1において、/etc/hostsファイルに、サーバA1に割り当てられている業務LANのIPアドレスを設定します。

    サーバA1の業務LANのIPアドレスが「192.168.0.1」の場合

    192.168.0.1  xxx.fujitsu.com yyy.fujitsu.com

    サーバA2において、/etc/hostsファイルに、サーバA2に割り当てられている業務LANのIPアドレスを設定します。

    サーバA2の業務LANのIPアドレスが「192.168.0.2」の場合

    192.168.0.2  xxx.fujitsu.com yyy.fujitsu.com

    また、/etc/nsswitch.confを編集し、サーバのIPアドレス解決時には、/etc/hostsの設定を優先して検索するように設定してください。

    hosts: files dns

バーチャルホストの環境設定

以下の手順で、バーチャルホストの環境設定を行います。

  1. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  2. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名)] > [バーチャルホスト] > [バーチャルホスト名]
    で、バーチャルホストの環境設定を行います。

  3. 2.において、IPアドレスおよびホスト名を変更した場合は、各管理対象サーバのhostsファイルを編集します。


バーチャルホストの削除

以下の手順で、バーチャルホストを削除します。

  1. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  2. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名)] > [バーチャルホスト]
    で、削除するバーチャルホストを選択し、[削除]ボタンでバーチャルホストを削除します。

  3. 各管理対象サーバのhostsファイルを編集し、バーチャルホストで使用したIPアドレスとホスト名を削除します。


ポイント

管理対象サーバの環境定義ファイルを直接編集する場合の環境設定

サイトに参加している管理対象サーバにおいて、環境定義ファイル(httpd.conf)を直接編集する場合は、以下の手順で行います。

  1. 編集する管理対象サーバで、環境定義ファイル(httpd.conf)を編集します。
    なお、<VirtualHost>セクション、およびServerNameディレクティブは、変更しないでください。バーチャルホスト名を変更する場合、またはバーチャルホストの新規作成/削除を行う場合は、Interstage管理コンソールの[一括操作]から操作してください。
    ただし、<VirtualHost>セクションのポート番号に「*」を設定している場合は、環境定義ファイル(httpd.conf)でバーチャルホストの追加/削除/変更を行うことができます。

  2. 管理サーバのInterstage管理コンソールにログインします。

  3. Interstage管理コンソールの
    [一括操作] > [Interstage管理コンソール] > [Interstage Application Server] > [サービス] > [Webサーバ] > [FJapache(サーバグループ名またはサーバ名)] > [定義の取得]タブ
    で、1.で編集したサーバを選択します。

  4. 環境定義ファイル(httpd.conf)の内容が表示されるので、正しい編集結果が表示されているかを確認し、[適用]ボタンを押下します。本操作により、管理サーバ上の業務構成管理のリポジトリに定義内容が反映され、各管理対象サーバの定義が更新されます。