Java EE、マルチ言語サービス、J2EE互換機能のいずれかを利用する場合は、各機能で追加したシステム資源に加えて、Interstage統合コマンドで使用するシステム資源を拡張する必要があります。ここでは、以下について説明します。
■システムパラメタ
Interstage統合コマンドで使用する共用メモリ、セマフォ、メッセージキューのシステムパラメタのチューニングについて説明します。
システムパラメタの変更方法や、各パラメタの意味については、“■システムパラメタについて”を参照してください。
なお、資源制御によるIPC資源のパラメタは、Solaris 10以降の場合に設定可能です。
共用メモリ
パラメタ | 資源制御 | 種類 | 必要数 |
---|---|---|---|
shmmax | - | 設定値 | 1106440 以上 |
- | project.max-shm-memory | 加算値 | 2015552 以上 |
shmmni | project.max-shm-ids | 加算値 | 22 (注) |
マルチシステム機能を使用する場合は、拡張システム数を積算した値を加算してください。
マルチシステム機能は、Interstage Application Server Enterprise Editionで使用できます。
共用メモリ
パラメタ | 種類 | 必要数 |
---|---|---|
kernel.shmmax | 設定値 |
|
| ||
kernel.shmmni | 加算値 | 19 |
セマフォ
パラメタ | 資源制御 | 種類 | 必要数 |
---|---|---|---|
semmni | project.max-sem-ids | 加算値 | 2 (注2) |
semmns (注1) | - | 加算値 | 2 (注2) |
semmsl | process.max-sem-nsems | 設定値 | 12 以上 (注2) |
semopm | process.max-sem-ops | 設定値 | 3 以上 |
Solaris 9でのみ有効です。
マルチシステム機能を使用する場合は、拡張システム数を積算した値を加算してください。
マルチシステム機能は、Interstage Application Server Enterprise Editionで使用できます。
セマフォ
パラメタ | 種類 | 必要数 |
---|---|---|
para1 | 設定値 | 12 以上 |
para2 | 加算値 | 2 |
para3 | 設定値 | 3 以上 |
para4 | 加算値 | 2 |
メッセージキュー
パラメタ | 資源制御 | 種類 | 必要数 |
---|---|---|---|
msgmax (注1) | - | 設定値 | 528 以上 |
msgmnb | process.max-msg-qbytes | 設定値 | 4572 + (528 × 同時実行コマンド数) (注2) |
msgmni | project.max-msg-ids | 加算値 | 12 (注3) |
msgtql | process.max-msg-messages | 設定値 | [Solaris 10以降の場合] |
- | 加算値 | [Solaris 9の場合] |
Solaris 9でのみ有効です。
同時実行コマンド数とは、Interstage統合コマンドを同時に実行した数のことです。
また、Systemwalker Operation Manager、Interstage運用APIを使用してワークユニットの起動/停止、オブジェクト閉塞/閉塞解除を行う場合は、同時に操作する回数が同時実行コマンド数となります。
マルチシステム機能を使用する場合は、拡張システム数を積算した値を加算してください。
マルチシステム機能は、Interstage Application Server Enterprise Editionで使用できます。
メッセージキュー
パラメタ | 種類 | 必要数 |
---|---|---|
kernel.msgmax | 設定値 | 528 以上 |
kernel.msgmnb | 設定値 | 4572 + (528 × 同時実行コマンド数) (注) |
kernel.msgmni | 加算値 | 12 |
同時実行コマンド数とは、Interstage統合コマンドを同時に実行した数のことです。
また、Systemwalker Operation Manager、Interstage運用APIを使用してワークユニットの起動/停止、オブジェクト閉塞/閉塞解除を行う場合は、同時に操作する回数が同時実行コマンド数となります。