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Interstage Application Server リファレンスマニュアル(API編)
Interstage

1.21.7 エントリ名の変更インタフェース

関数名

関数の説明

ldap_rename()

指定されたエントリのDN、またはRDNを変更します。
(非同期型、LDAP V3拡張関数)

ldap_rename_s()

指定されたエントリのDN、またはRDNを変更します。
(同期型、LDAP V3拡張関数)

1.21.7.1 ldap_rename()

名前

ldap_rename

形式

#include "idldap.h"
int  ldap_rename(
        LDAP  *ld,
        const char  *dn,
        const char  *newrdn,
        const char  *newparent, 
        int  deleteoldrdn, 
        LDAPControl  **serverctrls,
        LDAPControl  **clientctrls, 
        int  *msgidp );

機能説明

この関数は、非同期型でエントリ名を変更します。

非同期関数の処理結果を受け取る場合、ldap_result()を使用します。この時、ldap_rename()の復帰値として返されたメッセージIDを指定します。詳細は、“処理結果の受取り/判定”を参照してください。

ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。

パラメタ

ld

ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

dn

名前を変更するエントリの、DNのアドレスを指定します。

newrdn

このエントリの、新しいRDNのアドレスを指定します。

newparent

このパラメタでは、新しいエントリの親となるエントリの、DNのアドレスを指定します。新しいエントリをもとのエントリと同じ場所に置く場合は、このパラメタにNULLを指定します。

deleteoldrdn

このパラメタでは、もとのRDNに該当する属性値を、エントリから削除するかどうかを指定します。

  • もとのRDNに該当する属性値を削除する場合 : 0以外の値

  • もとのRDNに該当する属性値を削除しない場合 : 0

0を指定した場合、RDNではない属性値として、エントリに残されます。

serverctrls

Interstage ディレクトリサービスではサーバコントロールをサポートしていないため、このパラメタにはNULLを指定します。

clientctrls

本ライブラリではクライアントコントロールをサポートしていないため、このパラメタにはNULLを指定します。

msgidp

メッセージIDを格納するための変数のアドレスを指定します。

復帰値

この関数では、復帰値としてLDAPエラーコードを返します。LDAPエラーコードの値については、“メッセージ集”の“LDAPエラーコード”を参照してください。

また、正常終了の場合には、msgidpパラメタで指定した変数にメッセージIDが設定されています。

1.21.7.2 ldap_rename_s()

名前

ldap_rename_s

形式

#include "idldap.h"
int  ldap_rename_s(
        LDAP  *ld,
        const char  *dn,
        const char  *newrdn,
        const char  *newparent, 
        int  deleteoldrdn, 
        LDAPControl  **serverctrls,
        LDAPControl  **clientctrls );

機能説明

この関数は、同期型でエントリ名を変更します。

ldapssl_init()で獲得したセションハンドルを使用している場合、SSLライブラリで発生したエラーをldapssl_error()で参照することができます。

パラメタ

ld

ldap_init()、またはldapssl_init()で通知された、セションハンドルを指定します。

dn

名前を変更するエントリの、DNのアドレスを指定します。

newrdn

このエントリの、新しいRDNのアドレスを指定します。

newparent

このパラメタでは、新しいエントリの親となるエントリの、DNのアドレスを指定します。新しいエントリをもとのエントリと同じ場所に置く場合は、このパラメタにNULLを指定します。

deleteoldrdn

このパラメタでは、もとのRDNに該当する属性値を、エントリから削除するかどうかを指定します。

  • もとのRDNに該当する属性値を削除する場合 : 0以外の値

  • もとのRDNに該当する属性値を削除しない場合 : 0

0を指定した場合、RDNではない属性値として、エントリに残されます。

serverctrls

Interstage ディレクトリサービスではサーバコントロールをサポートしていないため、このパラメタにはNULLを指定します。

clientctrls

本ライブラリではクライアントコントロールをサポートしていないため、このパラメタにはNULLを指定します。

復帰値

この関数では、復帰値としてLDAPエラーコードを返します。LDAPエラーコードの値については、“メッセージ集”の“LDAPエラーコード”を参照してください。