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Interstage Application Server MessageQueueDirector説明書
Interstage

7.3.8 mqdprtq (メッセージキュー情報を表示する)

機能説明

メッセージキュー情報を表示するコマンドです。以下の三つの表示内容があります。

入力形式

mqdprtq  [-s sysname][{-e|-i}][qname-1[qname-2 …[qname-n]]]

パラメタ

-s sysname

対象のMQDの名前(MQDシステム名)を指定します。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。

{-e|-i}

表示内容を指定します。このパラメタを省略した場合、メッセージキュー名の一覧が表示されます。

-e: メッセージキュー情報を表示する
-i: メッセージキューの詳細情報を表示する

qname-1 qname-2 … qname-n

表示するメッセージキューの名前を指定します。この指定は、メッセージキューの詳細情報を表示する場合にだけ有効です。複数のメッセージキューの名前を空白で区切って指定することができます。メッセージキューの名前を省略した場合は、すべてのメッセージキューの詳細情報が表示されます。また、ワイルドカード(*、?)による指定も可能です。ワイルドカードの指定例は、“7.3.6 mqddltq (メッセージキューを削除する)”を参照してください。

注意事項

使用例

メッセージキュー名の一覧表示
mqdprtq

図7.1 メッセージキュー名の一覧表示例

表示例の説明

  Q001~DFJK003: 登録済のメッセージキューの名前
メッセージキュー情報の表示
mqdprtq -e

図7.2 メッセージキュー情報の表示例

表示例の説明

[Queue]         : MQDシステムのメッセージキュー数
  queue         : 作成済みのメッセージキューの数
  max queue     : 作成可能なメッセージキューの数
[Used]          : メッセージ格納域の使用状況
  disk queue    : メッセージ格納域(ディスク型)の容量と使用率
  memory queue  : メッセージ格納域(メモリ型)の容量と使用率
  [安全値-警告値]: メッセージ格納域に対する安全値と警告値です。メッセージ格納域の
                 監視を行わない場合、この項目は表示されません。
  CAUTION        : メッセージ格納域が警告状態(使用率が警告値に達し警告メッセージが
                 表示された状態)であることを表します。メッセージ格納域の使用率が警告
                 値に達していない、または警告解除状態(使用率が安全値を下回った状態)
                 の場合は表示されません。
メッセージキューの詳細情報の表示
mqdprtq  -i Q0012345 Q00256 Q004675 Q00510

図7.3 メッセージキューの詳細情報の表示例

表示例の説明

  name       : メッセージキュー名
  create     : メッセージキューの作成日時(地域時間に合わせて表示)
  last access: メッセージキューの最終更新日時(地域時間に合わせて表示)
  attribute  : メッセージ保証レベル
                memory: メモリ型
                disk  : ディスク型
  status     : メッセージキューのアクセス状態
                active            : 送受信可能状態
                r_close           : 受信禁止状態
                w_close           : 送信禁止状態
                rw_close          : 送受信禁止状態
                system_hold(code) : 使用禁止状態
                       code  使用禁止状態となった原因
                        1 : メッセージの一括削除中またはメッセージキューの強制削除中
  priority   : プライオリティの省略値
  messages   : メッセージキュー内のメッセージ数
  max size   : メッセージの最大長(単位はバイト)