機能説明
メッセージキュー情報を表示するコマンドです。以下の三つの表示内容があります。
メッセージキュー名の一覧表示
メッセージキュー情報の表示
メッセージキューの詳細情報の表示
入力形式
mqdprtq [-s sysname][{-e|-i}][qname-1[qname-2 …[qname-n]]]
パラメタ
対象のMQDの名前(MQDシステム名)を指定します。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。
表示内容を指定します。このパラメタを省略した場合、メッセージキュー名の一覧が表示されます。
-e: メッセージキュー情報を表示する
-i: メッセージキューの詳細情報を表示する
表示するメッセージキューの名前を指定します。この指定は、メッセージキューの詳細情報を表示する場合にだけ有効です。複数のメッセージキューの名前を空白で区切って指定することができます。メッセージキューの名前を省略した場合は、すべてのメッセージキューの詳細情報が表示されます。また、ワイルドカード(*、?)による指定も可能です。ワイルドカードの指定例は、“7.3.6 mqddltq (メッセージキューを削除する)”を参照してください。
注意事項
本コマンドは、スーパユーザおよびMQD利用者グループのユーザが実行できます。
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合、ターミナルサービス経由でコマンドを実行することはできません。コンソールからコマンドを実行してください。
使用例
mqdprtq
図7.1 メッセージキュー名の一覧表示例
表示例の説明
Q001~DFJK003: 登録済のメッセージキューの名前
mqdprtq -e
図7.2 メッセージキュー情報の表示例
表示例の説明
[Queue] : MQDシステムのメッセージキュー数 queue : 作成済みのメッセージキューの数 max queue : 作成可能なメッセージキューの数
[Used] : メッセージ格納域の使用状況 disk queue : メッセージ格納域(ディスク型)の容量と使用率 memory queue : メッセージ格納域(メモリ型)の容量と使用率
[安全値-警告値]: メッセージ格納域に対する安全値と警告値です。メッセージ格納域の 監視を行わない場合、この項目は表示されません。
CAUTION : メッセージ格納域が警告状態(使用率が警告値に達し警告メッセージが 表示された状態)であることを表します。メッセージ格納域の使用率が警告 値に達していない、または警告解除状態(使用率が安全値を下回った状態) の場合は表示されません。
mqdprtq -i Q0012345 Q00256 Q004675 Q00510
図7.3 メッセージキューの詳細情報の表示例
表示例の説明
name : メッセージキュー名
create : メッセージキューの作成日時(地域時間に合わせて表示)
last access: メッセージキューの最終更新日時(地域時間に合わせて表示)
attribute : メッセージ保証レベル memory: メモリ型 disk : ディスク型
status : メッセージキューのアクセス状態 active : 送受信可能状態 r_close : 受信禁止状態 w_close : 送信禁止状態 rw_close : 送受信禁止状態 system_hold(code) : 使用禁止状態 code 使用禁止状態となった原因 1 : メッセージの一括削除中またはメッセージキューの強制削除中
priority : プライオリティの省略値
messages : メッセージキュー内のメッセージ数
max size : メッセージの最大長(単位はバイト)