機能説明
メッセージキューのアクセス状態を変更するコマンドです。メッセージキューをアクセス禁止状態に変更したり、アクセス禁止状態を解除します。本コマンドでは、対象のメッセージキューごとにコマンドの実行を再確認するための問合せが行われます。
入力形式
mqdchgq [-s sysname]{-a|-c}{-r|-w|-r -w}[-j] qname-1 [qname-2 … [qname-n]]
パラメタ
対象のMQDの名前(MQDシステム名)を指定します。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。
メッセージキューのアクセス状態の変更種別を指定します。
-a: アクセス禁止状態を解除する
-c: アクセス禁止状態にする
メッセージキューのアクセス状態の変更部分を指定します。以下の両方を指定することもできます。
-r: 受信側(システム間で連携する場合は、他システムへの送信)
-w: 送信側(システム間で連携する場合は、他システムからの受信)
コマンド実行の問合せを回避する場合に指定します。問合せを回避した場合、指定されたすべてのメッセージキューのアクセス状態が変更されます。
メッセージキューの名前を指定します。複数のメッセージキューの名前を空白で区切って指定することができます。また、ワイルドカード(*、?)による指定も可能です。ワイルドカードの指定例は、“7.3.6 mqddltq (メッセージキューを削除する)”を参照してください。
注意事項
本コマンドは、スーパユーザおよびMQD利用者グループのユーザが実行できます。
メッセージキューの状態が“使用禁止状態”の場合、メッセージキューのアクセス状態を変更することはできません。
アプリケーションがメッセージの到着を待っているメッセージキューに対して、受信側をアクセス禁止状態にすると、そのアプリケーションの待ち状態は解除されます。
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合、ターミナルサービス経由でコマンドを実行することはできません。コンソールからコマンドを実行してください。
使用例
mqdchgq -c -r qname*
mqdchgq -a -w qname*