機能説明
メッセージキューを削除するコマンドです。通常は、以下の状態のメッセージキューが削除の対象となります。
メッセージキューへ接続している利用者がいない。かつ、
メッセージが存在していない。
上記条件を満たしていない場合でも強制的にメッセージキューを削除することができます。
本コマンドでは、対象のメッセージキューごとにコマンドの実行を再確認するための問合せが行われます。
入力形式
mqddltq [-s sysname] [-c] [-j] qname-1 [qname-2 … [qname-n]]
パラメタ
対象のMQDの名前(MQDシステム名)を指定します。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。
メッセージキューを強制的に削除する場合に指定します。この場合、メッセージキュー上の未処理の残存メッセージは消失します。また、メッセージキューへ接続している利用者がいる状態のメッセージキューも削除の対象となります。
コマンド実行の問合せを回避する場合に指定します。問合せを回避した場合、指定されたすべてのメッセージキューを削除します。
削除するメッセージキューの名前を指定します。複数のメッセージキューの名前を空白で区切って指定することができます。また、ワイルドカード(*:0文字以上の任意の文字列、?: 任意の1文字)による指定も可能です。ワイルドカードの指定例を以下に示します。
例1: q101,q102,q103 → “q*” または “q10?”
例2: aque,bque,cque → *que または ?que
例3: q10a,q20a,q30a → q*a または q?0a
注意事項
本コマンドは、スーパユーザおよびMQD利用者グループのユーザが実行できます。
メッセージキューを強制的に削除する場合には、上記以外にいくつかの注意すべき事項があります。詳細については、“2.4.3 メッセージキューの削除”を参照してください。
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合、ターミナルサービス経由でコマンドを実行することはできません。コンソールからコマンドを実行してください。
使用例
MQDシステム名 MQD001 のメッセージキュー名 qname00301を削除します。メッセージキューの利用者が居る場合、メッセージキュー上に未処理の残存メッセージが存在する場合は削除に失敗します。
mqddltq qname00301