機能説明
メッセージキューを新規に作成するコマンドです。
入力形式
mqdcrtq [-s sysname] [{-a|-r|-w|-c}] [{-m|-d}] [-p prty] [-l length] qname-1 [qname-2 … [qname-n] ]
パラメタ
対象のMQDの名前(MQDシステム名)を指定します。このパラメタを省略した場合、MQDシステム名は“MQD001”となります。
メッセージキューのアクセス状態を以下から一つ選んで指定します。このパラメタを省略した場合、“送受信可能状態”のメッセージキューが作成されます。
-a: 送受信可能状態
-r: 受信禁止状態
-w: 送信禁止状態
-c: 送受信禁止状態
メッセージ保証レベルを指定します。このパラメタを省略した場合、“ディスク型”として扱われます。メッセージ保証レベルの詳細については、“2.4.1.1 メッセージ保証レベル”を参照してください。
-m: メモリ型
-d: ディスク型
プライオリティの省略値を以下の数値で指定します。数が小さいほど優先順位が高くなります。このパラメタを省略した場合、優先順位は最低の数に設定されます。この値は、プライオリティが省略されたメッセージに対して付与されます。
1~3の数値
1~7の数値
メッセージの最大長を780~ 2097152(2M)バイトの範囲で指定します。指定の単位はバイト、Kバイト、およびMバイトの3種類があります。単位(“K”または“M”で大文字と小文字は区別されません)の指定がない場合は、バイトの単位となります。このパラメタを省略した場合、メッセージの最大長は2Mバイトとなります。
作成するメッセージキューの名前を63文字以内の英数字とアンダースコアで指定します。または、31文字以内の漢字で指定します。英字の大文字と小文字は区別されます。英数字と漢字の混在も可能です。複数のメッセージキューの名前を空白で区切って指定することができます。
注意事項
本コマンドは、スーパユーザおよびMQD利用者グループのユーザが実行できます。
最大メッセージ長には、メッセージヘッダとメッセージ本体を合計した長さを指定してください。メッセージヘッダは 780バイトの固定長です。
メッセージ格納ファイルとしてデータベースを使用する場合、ターミナルサービス経由でコマンドを実行することはできません。コンソールからコマンドを実行してください。
使用例
MQDシステム名 MQD001 にメッセージキュー名 qname00301 qname00302、ディスク型、メッセージ最大長30Kでメッセージキューを作成します。
mqdcrtq -d -l 30K qname00301 qname00302